鹿児島では来年の西郷隆盛生誕200年・没後150年のイベントに向けて盛り上がりつつありますが、戦国時代の催しも負けずに各地で開催されています。
今回は秋季に開催される催しを2件、ご紹介致します。
島津忠恒 生誕450年記念シンポジウム「島津忠恒 ―近世島津氏の礎を築いた果断の藩祖」


■講演要約
鹿児島城、そして御楼門を築いたのが薩摩初代藩主・島津忠恒(のち家久)。
城だけでなく、城下町を整備し、薩摩藩の基礎を作り上げた人物ですが、父である義弘らの陰に隠れ、一般にあまり評価は高くありません。
若かりし頃の前半生を、中世島津氏研究者・新名一仁先生。
藩主となって以降の活躍を、鹿児島史談会顧問・德永和喜先生。
死後にどのように顕彰されたかを、鹿児島国際大学教授・太田秀春先生。
それぞれの時代を、専門家の最新の研究から紐解き、忠恒の実像に迫ります。
■伝統文化要約
当日は忠恒ゆかりの伝統文化の披露も行われます。
まずは、戦国時代に誕生した薩摩独自の音楽、薩摩琵琶。
薩摩武士の嗜みとされた薩摩琵琶は様々な曲目がありますが、
文化や芸能にも明るかった忠恒が作詞したものもあります。
その「松囃」を、当日は鹿児島神社宮司・山下剛氏が弾奏します。
次に薩摩藩の剣術として有名な、示現流兵法。
その開祖・東郷重位は忠恒を前にした御前試合で、他流の師範を破り、師範役となった逸話が残ります。
今なお続く古流剣術の演武を、前述の山下氏による薩摩琵琶の伴奏の元、披露します。
■戦国島津イラスト展示
今回描きおろしの島津忠恒ほか、数々の戦国島津の人物を描いてきた、武者絵イラストレーターの添田一平氏。
当日会場には、その作品の一部が展示されます。
■夜の部「寄合しまづ2026」
シンポジウム延長戦!
講師の先生方の、よりディープな戦国島津トークをお食事と共に楽しめる酒宴イベント「寄合しまづ」が当日夜に開催されます。
先生方との交流だけでなく、戦国島津好きが集うファンミ―ティングです。
開催場所:鹿児島県歴史・美術センター黎明館 講堂 (鹿児島県鹿児島市城山町7-2)
開催日:2026年11月7日(土)
開催時間:示現流兵法演武 12:00~ (黎明館前庭・観覧無料・雨天中止)
シンポジウム 13:00~16:30
入場料:500円
お問い合わせ:しまづくめ TEL/070-3852-8877・Mail/contact@sengoku-shimadzu.com
寄合しまづの申込フォーム:https://forms.gle/RZHPCbaVtGwN3XNJ6
(秋季特別展)忠義に生きる~島津義弘公に殉死した十三人の家臣~


昨年、山路家から山路種清の殉死にまつわる一括資料の寄贈を受けた事で企画された展示会。
『殉死』とは主君の死に際し、忠義を見せる為、その後を追う事である。
侍文化の『殉死』とはどういうものであったのか?
この展示会でその片鱗を感じていただきたい。
期間中、10月10日(土)と11月21日(土)には展示説明会が開催される。
開催場所:姶良市歴史民俗資料館(鹿児島県姶良市東餅田498)
開催期間:2026年10月10日(土)~12月13日(日)
休館日:祝日を除く月曜日、10/13(火)、11/24(火)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
入場料:無料
お問い合わせ:0995-65-1553(姶良市歴史民俗資料館)
