さつま忍者研究会代表の清永です。
去る2026年4月29日(水・祝)に鹿児島県姶良市にある高野山真言宗 鹿鳴山転法輪寺で昔ながらの製法で作る灰汁巻き作りと忍者体験が開催されました。
この催しは転法輪寺で毎年この時期に行われる灰汁巻き作り体験会に、忍者が忍法を行う際に手で結ぶ『印』が密教→修験道由来である事から、密教視点から見た『印』の説明を住職にお願いし、私の方は手裏剣の実践と解説を行って、1つの催しとした流れです。

転法輪寺の恒例行事『灰汁巻き作り体験会』

灰汁巻きとは?
この記事は県外の方も読んでいる可能性がある為、農林水産省のページから説明を抜粋します。
歴史・由来・関連行事
「あくまき」は、主に端午の節句で食べられる鹿児島県独特の餅菓子で、“ちまき”と呼ぶこともある。関ヶ原の戦いの際、薩摩の島津義弘が日持ちのする食糧として持参したのがはじまりだという説がある。保存性が高いことと、その腹持ちの良さから、薩摩にとって長く戦陣食として活用され、かの西郷隆盛も西南戦争で食べていたといわれる。こうした背景から、男子が強くたくましく育つようにという願いを込めて、端午の節句に食べられるようになったといわれている。
「あくまき」は、もち米を木や竹を燃やした灰からとった灰汁(あく)に浸した後、そのもち米を孟宗竹(もうそうちく)の皮で包んで、灰汁水で数時間煮込んでつくられる。灰汁に含まれるアルカリ性物質がもち米の繊維を柔らかくするとともに、雑菌の繁殖を抑え、長期保存ができるようになる。高温多湿で食糧が腐敗しやすい鹿児島県において、まさに先人の知恵がつまった料理である。農林水産省HPより
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/akumaki_kagoshima.html
香りは無く、物によっては少し苦味のある餅の様な食べ物です。
この苦味が苦手という方が多いのですが、この催しで作られる灰汁巻きは作りたての為か苦味が無く、非常に美味しいと評判で、毎年リピーターの方が集まっています。
製作体験会の風景



密教から見た『印』の説明と手裏剣体験

忍者が『印』を結ぶ行為は修験道由来なのですが、修験道は日本古来の山岳信仰に仏教の「密教」や道教、神道が融合した日本独自の宗教になります。
忍者文化として『印』を説明される事は多いのですが、修験道の元になった密教から『印』を説明された事は全国的に見ても非常に珍しく、私から見ても、とても学びになりました。
今回、写真を撮り忘れたのですが、私が担当した手裏剣体験は大人子供関係なく楽しんでいただけました。

取材後記
今回の催しはとても素朴で地方に暮らす良さを実感させてもらえるものでした。
昔は向こう両隣や親せきが集まって季節の行事を行う事が当たり前でしたが、現在に至ってはこういった素朴な風景に触れる事が少なくなりましたね。
鹿児島に住んでいる良さを実感する為にこういった催しが増えてくれると良いかと思います。
住所:鹿児島県姶良市加治木町木田3176−1
TEL:0995-63-8833
HP:https://tenpourinji.jp/

