小さい時花火がとても怖かった思い出がある。というのも島の花火は制限ギリギリのところにある桟橋から豪快に打ち上げられて文字どうり「頭の上」で炸裂する。見上げるより、寝そべってみるくらいがちょうどいい(笑)しかもドーン!!!という音と共に衝撃がお腹を突き上げてくる。小学生だった私は正直それが恐ろしかった(笑)夏祭りには花火がつきもので小学生までは家族で、中学校になると自転車で友達と、高校になると悪友?と(笑)原付バイクで花火を見にいったものである。当時は正直、夏祭りがどんな風に運営されているかなんて正直気にもしていなかった。
島に帰って来てから16年目を迎えコロナ禍で2年間夏祭りが中止となった。行政、商工会、観光協会、消防団などなど島のさまざまな人たちが裏方で動いてくれていていつも素敵な夏祭りや花火大会が事故なく運営されていることを島に帰って来てから気付かされた。そして限られた予算の中で多くの方からの協賛金や寄付金で運営ができていることを知った。そんな中で花火の演出が良くなり、わかりやすく花火の数が多くなっているのでは??と気づく時がきた。よくよく話を聞いていると鹿児島からの花火師を呼んでくる予算を縮小して花火に回せるように知名町商工会青年部のメンバーが花火を打ち上げることができる資格を順番に取り続けていて今はほぼ自分達だけで島のみんなのために花火を上げ続けていたのだ!もちろん自分達の仕事も当たり前に行いながら空いた時間を利用して、時間を自分達で作り出してやっているという。
「打ち上げ花火のエキスパートが揃う商工会青年部?」そんな青年部が沖永良部島には存在するんですね!そんな彼らが2年間のコロナ禍の沈黙を破り満を持して島を盛り上げるために動き始めています。沖永良部島の高校生たちとのコラボ企画!「島の子どもたちと盛り上げる花火大会を開催したい!」7月6日までが締切となっていますがもうひと息です!かっこいい大人たちとそれに憧れる高校生たちの取り組みを是非ご支援ください!

