こんにちは、シナプスです。
全国どころか鹿児島県でもフィッシング詐欺や不正アクセスなど、インターネットを悪用したサイバー犯罪は年々巧妙化しており、こうした脅威に対しいかに被害の未然防止につなげていくか?が重要になっています。
というわけで鹿児島県下の通信に関わる会社が集まって、鹿児島県警サイバー犯罪対策課やNPO法人鹿児島インファーメーションの方に情報共有や講演をしていただき、最新の事例や情報を得る場に参加してきました。

なお、実際の講話には捜査上の観点から公開できない内容も含まれるため、本記事では公表されている情報や一般的な注意点をもとに、ポイントをかいつまんで紹介します。サイバー犯罪は年々手口が巧妙化しており、フィッシング詐欺や不正アクセスなど、誰もが被害に遭う可能性があります。特に、実在する企業やサービスを装ったメールやSMSなどには注意が必要です。不審なリンクを安易に開かないことや、公式サイトから情報を確認することなど、日頃から基本的な対策を心がけることが重要です。
地域の通信事業者として、警察や関係企業と連携しながらサイバー犯罪の動向を把握し、利用者の皆様へ注意喚起を行っていくことは重要な役割のひとつです。今後も県警・他企業様と連携し、安全・安心なインターネット利用環境の維持に向けて取り組んでいきます。
以下講話中にも出てきた脅威と対策などなど
フィッシング詐欺
攻撃者は、企業に成りすまして偽のメッセージを送ってきます。そこの文中に記載されたURLにアクセスさせ、IDやパスワードを盗み取ろうとします。盗まれたIDやパスワードで買い物されたり、クレカ情報を抜かれたりします。
文章がおかしかったり日本語があやしかったりして見破りやすかったのですが、最近はAIの登場で極めて自然な文章で送られてくるパターンも増えています。
あやしいな?と思ったら文中のURLを踏むのではなく、アプリや公式サイト経由でお知らせが来ていないかをチェックすると安全です。
アカウント乗っ取り
めちゃめちゃ増えています!特にInstagram・Facebookです。
こちら上のフィッシング詐欺とも関係しているのですが
- 上のフィッシング詐欺等でIDやパスワードが流出する
- 攻撃者がInstagramにログインして登録メールアドレスや電話番号を書き換える
- Instagramのフォロワー向けになりすましDMを送る(寄付を募る文面やIDパスを入力させようとする文面)
- フォロワーのIDパスワードを入手したり金銭を得たりする
- 以下繰り返し
まず2でアカウント取返しを難しくしているのが姑息です。
そして3!!仲のいい人のお願いなら…と電子マネーで振り込んだりしちゃうんですよね。優しい人の優しい心に付け込んでいる!!!
こちら前もってInstagram上で二要素認証をしておけば2の段階で攻撃者は詰むので未然に防ぐことができます。
操作難しく感じる方・すでに乗っ取られてしまった…という方はシナプス・ステーション(鹿児島市中央町6-1)までお越しください(有料対応となります&必ずの復旧をお約束はできませんが手を尽くします)。
特殊詐欺(サポート詐欺・ロマンス詐欺)
定期的に流行する、Windowsセキュリティの異常を装って警告音を鳴らし電話を促すサポート詐欺。
当然電話をすると手ぐすね引いて待っている詐欺師につながってしまい、コンビニで電子マネー買って来いと言われてしまうわけです。
画面いっぱいに警告が広がって操作ができないのが難点ですよね。
- 絶対に画面に書いてある電話番号には連絡しない
これだけ徹底していただければ金銭を取られることはありません。あとはスマホで対処法を検索しましょう。
以前書いた対処法はこちら(画面は古いですが対処法は同じです)
そして県内でも発生が確認された「ロマンス詐欺」。SNSなどで知り合った相手に恋愛感情を持たせさまざまな名目で金銭をだまし取る詐欺です。SNSのアイコンや投稿写真はAI製や拾ったものの可能性があることを頭の片隅に置いていてください。アイコン通りの人物だと思って親交を深めたら中身は全然別人だったというパターン、古来からあります。

ランサムウェア(企業向け)
2024年にはKADOKAWAグループがランサムウェア攻撃を受け、ニコニコ動画などが長期間停止する事案が発生しました。
ランサムウェアは、企業や組織のシステムを停止させる深刻なサイバー攻撃です。データを暗号化して使用できなくし、「復旧するための身代金」を要求するマルウェアの一種です。企業や自治体などを狙った攻撃が多く、業務停止や情報漏えいなど大きな被害につながります。
侵入経路としては、ネットワークにつながる機器の脆弱性、リモートデスクトップの不正利用、メールの添付ファイルやURLからのIDパス流出などが挙げられます。
こうした被害を防ぐためには、機器やソフトウェアを最新の状態に保つこと、多要素認証の導入、定期的なバックアップなどの対策が重要とされています。
これおかしいな?と思ったら…
個人の方
- 知らないアドレスから送られてきたメールやSMS、DMで送られてきたあやしいURLやファイルは開かない
- インターネットにつながる機器(パソコン、スマホ、ルータ、ゲーム機など)は常に最新の状態にしておく
- 困ったときに相談できる人・場所を確保しておく
この3つに尽きますね。
2の「機器を最新の状態にしておく」につきましては「最新の状態にすることもできない古い機器」をご利用中の方もいらっしゃると思いますがその場合セキュリティが穴だらけの状態でインターネットに繰り出すことになります。
ルータが古いまま使われ続けている場合、セキュリティ上のリスクが高まると指摘されています。一般社団法人デジタルライフ推進協会(DLPA)でも、メーカーのサポートが終了したWi-Fiルーターは脆弱性が修正されない可能性があるとして、定期的な機器の見直しや買い替えを検討するよう呼びかけています。
「古いWi-Fiルータの見直しプロジェクト」DLPA特設ページ
https://dlpa.jp/replace/
ルータを例に、具体的にどうなるのかというと
古いルータを使い続ける→セキュリティが脆弱なのでルータ本体に悪意を持った人物に侵入される→ルータ本体の設定が書き換えられこのルータで接続しているご家庭の機器の通信の中身がのぞかれたり偽サイトに誘導されたりさらにほかの人への攻撃の経由地(いわゆる踏み台)にされる→ルータの持ち主に被害が出るだけでなく、知らぬうちに攻撃者となってしまい犯罪に加担してしまうかも…
古いルータ、買い替えましょう。
企業の方
企業の場合は、メールアドレスを公開しているパターンが多くそれを狙ってさまざまななりすましメールが来るかと思います。特に最近はニセ社長詐欺も流行しておりますし…

企業の方も気を付けるべきポイントは個人の方とそう変わらないのですが、セキュリティリスクの高い行動をしてしまったときにいったいどうすればいいか?誰に相談したらいいか?というガイドラインを会社で策定して常日頃から心がけておくのが大切です。
インターネット上でトラブルに巻き込まれたかも・セキュリティリスクの高い行動をしてしまったかも
困ったときに相談できる人・場所につきましては、鹿児島県 警察 生活安全部サイバー 犯罪 対策課やシナプスにぜひご相談くださいね。シナプスにご相談いただいた場合は解決できる案件ならそのまま解決、そうでない場合もしかるべき機関への誘導をさせていただきます。(※設定等作業が発生した場合、内容によっては有償になることもございます)
シナプス
お電話で相談(シナプスサポートセンター):
099-813-8699(9:00~21:00)
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鹿児島市中央町6-1 シナプスビル2階(10:00~19:00)
いずれも年中無休です。
鹿児島県 警察 生活安全部サイバー 犯罪 対策課
電話番号:099-206-0110
