前にも投稿したかも知れませんが、すっかりと米粉に魅せられております。
天ぷらも、パン作りも、米粉に切り替わり…
ホワイトソースなんて… 米粉で作るとサラサラに溶けやすく、ダマになりにくいのでとっても便利。一度試しに使ってみて欲しい…
先日は突如お餅が食べたいと言い出した父に、
米粉でなんちゃってお餅を作ってみたんですが、
これに関しては本当のお餅には敵わないとあっさり
ともかく、色んなシーンでの代用が結構出来てしまえて楽しい。
そんなとこへ、
面白そうなセミナーがあると、米粉情報が飛び込んできました。
大隅加工技術研究センターで「米粉活用」のセミナーが行われ、
専門性の高いお話しと実験を体験してきました。
ザッと話すと、まずは米粉を使って第三のミルクとして人気が高い
「ライスミルク」を作ります。
ちなみに第一のミルクを牛乳、第二のミルクを豆乳とよく言われますが、
第三のミルクと言うのは、オーツミルク、アーモンドミルク、ココナッツミルク、
そして今回のライスミルクが代表的です。乳製品が苦手な方、ヴィーガンの方
に支持される乳製品に変わる選択肢として現在世界中で注目を集めているんです。
面白かったのは、砂糖を加えずに「甘さを引き出す」という点。
米粉と水に αアミラーゼ を加えて加熱し、蒸発した分の水を正確に補充しながら進めます。さらに グルコアミラーゼ という別の酵素を加えると、ブドウ糖が生成されて自然な甘さが出てくると言うメカニズム。素晴らしい
この「酵素を2種類使って糖化する」手法は、大隅加工技術研究センターが発見したもので、研究発表の場でも披露されていました。加糖なしでヘルシーなライスミルクを完成させる研究者の探究心に、心の中で拍手を送ってしまいました(笑)。実際に舐めてみるとなんとも優しい甘さ。
続いて、米粉を使った加糖なしのアイスクリーム、通称 ライスクリーム も作成。
専用のバッチフリーザーを使います。
出来上がったライスクリームをひと口口に入れた時の参加者の驚きと喜びの表情これが実に印象的でした。
まるでお砂糖を少し入れたかのようなほんのり甘いアイスクリームいえ、ライスククリーム✨

ほか、撹拌をしながら温度管理まで同時にしてくれる機械の紹介もありました。実験で行なった手作業の大変さを知ると、この辺りの機械を色々と欲しくなってしまうのでした(笑)

参加者の中には、米粉を使って既にお菓子作りをしている業者さんも参加されていました。

薩摩川内市から参加の、のせ菓楽さんと小城製粉さん
米粉に特化したお店には、今回のライスミルクやライスクリームを県内トップを切って
始めて頂けそうな気がしました。

さてさて、お米からライスミルクができないものか… と独自であれこれ試してみましたが、
お米のとき汁的な結果になりました。一朝一夕にはいきませんね
地元のお米で作ったライスミルク、手近で入手出来る日もそう遠くないでしょう✨
乞うご期待‼️
なお、食品の加工技術に関する質問やご相談がある方は、
大隅加工技術研究センターにお問い合わせしてみてはいかがでしょうか❓

