紙芝居を作り、自ら披露して下さる方がいらっしゃいます。
20年ほど前、鳥取県から移住された足立昇さん。
見るもの触れるもの全てに興味を持つ中、
桜島の文化や歴史をテーマにした紙芝居を作りたいと思うようになりました。

鹿児島の民話や名作を鹿児島弁に直してお話しされます。
こうした鹿児島弁の紙芝居制作も今や、100話を越えたとか…

足立さんの描かれる紙芝居は色合い、表情がとても豊か✨
実際に私も聞かせて頂きましたが、
抑揚があってほんわかする語りっぷりに、いつしか引き込まれていました。
(うまい‼️)
さて、デジタル全盛の時代に育ついまの子どもたちにとって、「アナログな遊び」は新鮮らしく、人気だと聞きます。
私のカフェには「駒」を幾つか置いているのですが、最近の子どもたちは
駒の遊び方を知らない子が多いことに驚かされます。
しかし、そもそもその親が駒で遊んだ経験がない。となると…それはもう仕方のないことなのでしょう。
ネットゲームやSNSが取り巻く環境下にある現代の子たちですが、
昔の遊びに興味を持って貰えると、こちら側も嬉しくて、どこかホッとしてしまいます。
さぁ‼️足立さんの紙芝居の始まり始まり…
声が掛かると何処にでも駆けつけて「出前紙芝居」の幕は上がります。

10月22日垂水市水ノ上小学校(林芙美子原作・鶴の笛)
場面に合わせて効果音も上手に取り入れる足立さん。 子どもたちは食い入る様に…真剣そのもの

お話しの中に出てくるお経を軽快且つユーモラスに唱える足立さん。
コロナ以降、触れ合いや対話を大切にしようとする親が増えてきたのか…
先日、編み物を教えていると言う親子と出会いました。他、遊びではないけど、
親子でぬか床を持っているとか…
最近、温もりの通う娯楽を楽しむ人たちが増えてきたようですね
お写真を見てお気付きかもしれませんが、
足立さん、去年5月に肺を患い現在、酸素吸引器を付けての活動になっています。
しかし、声が掛かるとどこまでも出掛けていく程、フットワークは軽い‼️
足立さんの紙芝居を聴かせて欲しいと言う学校や団体の方、カゴマガを見たと問い合わせて見て下さい

なお、。早速視聴してみたいと言う方は、こちらのチャンネルをご覧ください↓
https://youtube.com/channel/UCuhaNSKwDRItD1Yr9fcs8CA?si=74zxAqxcL4VnJ6sP
そんな足立さん、20年もの間単独で紙芝居活動をなさってきましたが、
この程、垂水市の読み聞かせグループ「のいちご」さんが声を掛けて下さったそうです。
ご自分の活動以外に読み聞かせのメンバーとしても参加されることになりました。
お仲間も増え、益々楽しい展開が期待できそう…

全身のお写真を…とリクエストしたら、、じゃんけんになっちゃった
デジタルに囲まれて過ごす今の子どもたちにとって、足立さんの紙芝居は、物語の温度を感じさせ、情緒を育ててくれる… まさに心に寄り添う桜島のエンターテイナーと言えるでしょう。さいこーー👍

