先日「はーと・まるしぇ2026」を記事にしました。
そこでハンドメイドの商品をを中心に販売されていた就労継続支援B型事業所 (以下B型事業所)の「なないろ」へ、今回はお邪魔してきました\( ‘ω’)/
事業所の場所
なないろは、鹿児島市の和田にあります。
和田小学校の近くにある、和田名バス停の目の前です。

入口はそこから路地に入ったところにあります。

ちなみに先日Junkoさんが紹介されたYB BLUE マフィンの向かい側です。

入口を入ると、かわいらしいイラストが迎えてくれます。
事業所の作業内容
訓練室の様子
なないろでは、主に小物やアクセサリを中心に製作と販売をされています。
具体的には、革細工、木工製品、編み物です。

テーブルが4つあり、それぞれでグループに分かれて作業をされています。
この日は、縫物、編み物をされていました。

私はいろいろと作るのが好きなので、こういうスペースがあるのはたまらなく好きです。
木材、革、金具などがたくさん並んでいました。
何かを作ることが好きな方にとっては、楽しいかと思います。
作業の様子
作業の様子を見せていただきました。
この日は、3名の方にお話を伺うことができました。
皆さん、作業の合間に話をしていただき、ありがとうございました。

こちらは糸を編んで、バッグなどで使う布を作っているところです。
はーと・まるしぇでお会いした際には単色の毛糸だけでしたが……
現在では、麻紐を使ったり、いくつもの色を組み合わせて編めるほどスキルアップをされていました。

いくつもの色を組み合わせたり、新しい素材を使うなど大変そうですが……
「面白いですし、楽しいですよ」と、明るい笑顔で話してくださいました。
自分のペースで、できることを増やしていけるのは、B型事業所の良いところですね。

別のテーブルでは、レザークラフトをされていました。
革で作ったマスコットの商品は、なないろの定番商品の一つです。

革を切り、穴をあけて糸で縫い、一つ一つ手作業で作られています。

「大変ではないですか?」とたずねたところ…
「大変。でもこうして仕事をしていると、時間があっという間に過ぎるからいいですよ」とのことでした。
毎日こうして出かけて、作業をすることで、生活にリズムができます。

別室では、黙々と木をやすり掛けしている方がいらっしゃいました。
この作業の他にもイラストを描かれているそうです。
この日は、色鉛筆でバスを描かれていました。

こうした絵が、レーザーカッターでコースターになります。
いろいろな得意を、作業にして、商品にされています。
商品紹介
なないろで作っている商品を、いろいろと見せていただきました。
商品一覧

特徴としては、種類の多さでしょうか。
種類が多いことには理由があります。
一つは、指導員と利用者さんたちの得意を生かしているからです。
「革細工が得意」であれば、革を使って商品を作ってみる。
「一つの作業を続けるのが得意」であれば、木工製品の仕上げを削る作業をしてみる。
こうして一人一人のできることを丁寧に聞き取り、実際に作業へつなげています。
種類が多い理由はもう一つあります。
得意とできるを組み合わせた商品

「まだ途中ですけど」と見せていただいたこちらのミニバッグ。
毛糸で編んだ生地に、革で作った車を縫い付けています。
具体的な作り方については、ブログに書かれていますので、ぜひご覧ください。
得意なことと、できることを組み合わせてできた商品がなないろにはいくつもあります。

試作品とのことですが、革と木で作った紙コップホルダーを見せていただきました。
革で作ったホルダーに、木で作った取っ手をつけた商品です。
最初は持ち手も革で作っていたそうです。
「木でできないかな」という一言で作ってみたとのこと。
こういうちょっとしたアイディアをすぐに形にできるのは良いですね。
複数の得意を組み合わせる作業は、それぞれの得意が生かせるだけでなく……
「ここまで終わったので、あとはお願いします」
作業の引継ぎで会話が生まれます。
このときの表情は、自信に満ちているそうです。
購入できる場所
これらの商品を購入できる場所はいくつかあります。
フレスポジャングルパーク
月に2回、鹿児島市のフレスポジャングルパークにブースを出されています。
場所はニシムタと、スポーツデポの前です。
出店日は不定期ですが、Instagramで告知があります。
フォローをしておくと良いですね。
マルシェ
頻度は低いですが、マルシェへの出品があります。
先日のはーと・まるしぇ2026や、谷山マルシェ2026です。
マルシェの出店告知もInstagramやブログでされています。
Instagramもブログもほぼ毎日更新されています。
フォローしておくと、出店や新作情報がゲットできますよ(/・ω・)/

minne
どうしても遠かったり、タイミングが合わない……。
そんな方には通販があります。
minneというハンドメイド系の通販サイトで販売をされています。
ほぼ一点ものなので数は少ないですが、こまめに補充されています。
事業所を立ち上げた経緯
事業所の管理者の宮谷さんに、事業所を立ち上げた経緯などをお伺いしました。
所長の宮谷さんは、教育関係に長く関わっていました。
障害福祉に関わるようになったのは、奥さんの影響がありました。
奥さんは10年近く、障害福祉に関わられています。
働く中で「親が年老いた時、子どもたちはどうなるのだろう」という話を多く耳にしたそうです。
「自分たちでも居場所を作ろう」と立ち上げたのが「就労継続支援B型事業所なないろ」です。
事業所を立ち上げるきっかけとなった奥さんは、なないろではサービス管理責任者をされています。
「居心地のいい空間、働く楽しさを感じてもらえる場所を目指しています」とホームページに書いてある通り、居心地の良い事業所でした。
作業の際にも、優しく丁寧に声をかけられていました。
話をしながら作業をする中で、「これはいいかもね」と生まれた商品も多くあります。
商品を見る際には、そうした優しい空間とやり取りがあったことに思いを巡らせてみるのも良いでしょう。
事業所情報
住所 〒891-0143 鹿児島県鹿児島市和田3丁目30−3
電話番号 05088859212
ホームページ https://sunnyspot-nanairo.com
通販サイト https://minne.com/@s-7716
Instagram https://www.instagram.com/sunny_nanairo/
用語解説など
就労継続支援B型は、一般での就労が難しい方が、雇用契約を結ばずに、就労に向けて訓練をする事業所です。
雇用契約を結ばないため、工賃(給与)は低いですが、自分のペースで作業をすることが可能です。
B型に似たサービスとして、就労継続支援A型と生活介護があります。
就労継続支援A型は雇用契約を結ぶ、障害福祉サービスです
給与は最低賃金以上となりますが、一般就労に近い形となります。
生活介護は、常時介護が必要な方が、日中活動をする場です。
その中で、手工芸などの創作活動や生産活動を行います。
こうした障害福祉サービスを利用する際には、まずは市役所または保健所へ相談してみてください。
B型事業所へ見学をした際に説明をしていただけることもあります。
障害福祉サービスの利用は、初めて利用される方にとってはハードルが高く、また手続きの進め方もわかりにくい部分があります。
事業所ではそうしたフォローもしてくださることが多いです。
まずは見学の申し込みをしてみることをお勧めします。
編集後記
今回は、はーと・まるしぇ2026での縁で、取材を受けてくださいました。
まずは、職員の皆さん、そして緊張しながらも話をしてくださった利用者の皆さん、ありがとうございました。
最後に「また来てもいいですか?」と伺ったところ、皆さんが満面の笑みで「いいですよ」と言ってくださったのがとてもうれしかったです。
実はこの記事を書く前に、ブログで取材のことを紹介していただいていました。
ありがとうございます(∩´∀`)∩わーい
今後もこうして事業所の紹介ができればなぁと思っています。
もし取材OKな事業所さんがいらっしゃいましたら、カゴシマガジンまでご連絡ください(/・ω・)/
