伊佐に暮らしていると、秋になるのがちょっと楽しみになります。
理由はもちろん、新米!
伊佐盆地で育った「伊佐米」は、もともと鹿児島県内でも知られたお米ですが、新米の季節になるとやっぱり格別です。
炊飯器や土鍋のふたを開けた瞬間の香り、つやつやした見た目、そして炊きたてをひと口。
それだけでも十分おいしいのですが、せっかくなら地元・伊佐ならではの「ご飯のお供」と一緒に楽しみたいところ。
今回は、私が実際に食べておすすめしたい、伊佐生まれのご飯のお供を3つご紹介します。
伊佐農林高校の伝統「更生之素」

まず紹介したいのが、伊佐農林高校の「更生之素」。
一見すると少し不思議な名前ですが、その正体は豚みその缶詰です。
誕生したのは1932年。現在の伊佐農林高校の前身である学校で、生徒の実習から生まれた商品だそうです。
つまり、かなりのロングセラー。
ふたを開けると、味噌の中に豚肉がたっぷり。甘辛い味付けと豚肉の旨みが合わさって、これが炊きたての白ご飯によく合います。
昔から伊佐で食べられてきた味という背景も含めて、新米と一緒に味わってほしい一品です。

野菜の旨みが詰まった、神月山舗「根菜味噌そぼろ」

続いては、神月山舗の「根菜味噌そぼろ」。
ごぼうやにんじん、れんこん、玉ねぎ、生姜などの根菜を使い、味噌や玄米味噌、圧搾ごま油などで仕上げた一品です。
初めて食べたときに印象的だったのは、派手な味ではないのに、なぜかもうひと口食べたくなること。
根菜の食感や甘み、味噌のコクがじんわりと広がります。
熱々のご飯に少しのせるだけで十分。
味が強すぎないので、新米そのもののおいしさもちゃんと感じられるのが、個人的に好きなところです。
手がけているのは、京都から伊佐へ移住し、食や農、器づくりに取り組んでいるご夫婦。
伊佐の土地で育ったものや、そこでの暮らしがひと瓶に詰まっているようなご飯のお供です。

全国の調味料選手権でも評価された「達磨の最強!とりみそ」

最後は、伊佐市の「炙り焼き居酒屋 達磨」が手がける「達磨の最強!とりみそ」。
こちらは2024年の「第15回 調味料選手権 ご飯のおとも部門」で最優秀賞を受賞した商品です。
豚みそではなく「とりみそ」というのが特徴。
鹿児島県産の種鶏や九州産の若鶏に、伊佐の「金山ねぎ」などを合わせています。
鶏肉の旨みがしっかりしていて、味も濃厚。
炊きたてのご飯に少しのせると、それだけで一膳いけてしまいます。
野菜につけたり、パンやおにぎりに使ったりとアレンジもできますが、まずはシンプルに白ご飯と一緒に食べてみてほしいですね。

新米の季節だからこそ、伊佐の味と一緒に
伊佐には、お米だけでなく、そのお米をさらに楽しませてくれる「ご飯のお供」もいろいろあります。
長く受け継がれてきた味もあれば、移住してきた人が伊佐で生み出した味、全国でも評価された新しい商品もあります。
背景はそれぞれ違いますが、炊きたての伊佐米と一緒に食べると、どれもよく合います。
新米がおいしいこの季節。
いつもの白ご飯に、伊佐生まれのひと品を添えて楽しんでみてはいかがでしょうか?
※購入方法や取扱状況については、それぞれの製造元・販売元へお問い合わせください。

