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「びわの葉茶作ってみませんか❓」

私のカフェがある垂水市牛根地区はびわの生産が盛んなところ。
今年も垂水市2ヶ所の道の駅や道端の販売所では、びわを買い求める人たちで連日大賑わいでした。
場所によってはまだこれからだと言うところもお有りかな…
鹿児島は長崎、千葉に次いで3番めにびわの生産が盛んな地域。

びわは、暖かく環境の変化が少ない土地だとよく育つんだそう…


育つ途中で、
実を灰や外敵から保護する為に白い袋を被せるんですが、斜面一帯に広がる白い袋を「白い花❓かと思った」そんな風に、他県から来た人は驚かれます。

実は、例年ゴールデンウィークの頃に収穫時期を迎えているのですが、
今年は生育が大幅に遅れました。


ゴールデンウィークにフライングしてしまったお客さん達が再び訪れていると言った異例の年となりました。



お写真は、私のカフェにあるびわの木。そろそろ食べ頃…と楽しみにしていたら撮影の翌日鳥に食べられていました(泣)

さて、ビワの旬は短いので、待ってましたと言わんばかりに来る日も来る日もビワを頬張ってしまうのですが、葉については摘んで乾燥させてさえすれば一年中活用は出来そうです。そう、お茶として…

びわ農家さん達に聞くと、灰を綺麗に洗い流す作業が大変だからお茶にするよりもお風呂に入れてるよと言われる方が多かったです。

現在、びわの葉をお茶にしているのは、業者さん達ばかり…なのか。。。

こんな風に袋詰めされたびわの葉茶、県内のあちこちで目にすることがあると思います。

梅雨に入り麦茶の季節がやって来ましたが、今年はびわの葉茶を麦茶代わりに飲んでみたいなあと…
思い立ち、びわが終わった木の、葉を集めてみました。(灰まみれの葉を)

改めて手に取ってみるとビワの葉は大きい。見惚れてしまう程、びわの葉は艶やか✨

びわの葉茶作りに挑戦

①摘んできたびわの葉を洗います。付着した灰はタワシやスポンジを用意しておくとより綺麗に洗えます。

水気を拭き取って適当な大きさにカットします。(葉の青々しい香りが、、)

③オーブンに敷き詰めます。(180度で10分)

④オーブンを開けると…なんとも✨香ばしいいい香りに包まれます

⑤ビニール袋に入れてぐしゃぐしゃに揉んで細かくします。

⑥急須にお湯を注いでしばらく放置。色が出てきたらオッケー

漢方に使われてきたビワの

乾燥させたビワの葉は、お湯を注ぐだけでほんのりとした甘みとやさしい香り、
なによりスッキリとした味わいが初夏を感じさせてくれるよう…
一度作ってみると、葉を使わずに枯らしてしまうのは勿体無いと言う気になってしまいます。

そもそも漢方に使われてきていただけに、
ビワの葉には「アミグダリン(ビタミンB17)」と呼ばれる成分が含まれていて

昔から民間療法として、咳止めや胃の調子を整えるお茶として使われてきたそうです。

他、抗酸化作用が期待されるポリフェノール類や、腸内環境を整えるサポートをするタンニンなども含まれていて、炎症を抑える働きや、肌荒れ、アレルギー症状へのケアなどに用いられることもあるのだそう…

実際に葉を煎じてビワの葉エキスを湿布や化粧水として使ったりと、用途はさまざま。

なによりノンカフェインなので、寝る前のリラックスタイムや、小さなこどもさんにも良さそうです。

あらゆるものが安価でスピーディに入手出来る時代になりましたが、
改めて、身近な食材への可能性に目を向けてみるというの面白いものです。
手間をかけた分だけ美味しさもひとしお❤️

皆さんもビワの葉をお茶にしたり、お風呂に入れたり…活用されてみませんか❓

びわの葉の癒し効果で、梅雨も心軽やかに過ごせますように✨

投稿者プロフィール

mommy
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初めまして桜島の麓で小さなカフェをやっております
mommyと申します😊大好きな生ジュースとお芋を焼いて…
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大隅在住の私の目線で👀気に留まったことなど
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