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【椋鳩十生誕120年&戦後80年】平和について考える

下豊留です。
以前、姶良市加治木にある、椋鳩十文学記念館のご紹介をしました。
椋鳩十の功績についてもふれています。

記事を書いたのが昨年で、来年は椋鳩十生誕120年の節目ですと言っていました。
そして今年、120年を記念して「椋鳩十でつながろう!」というプロジェクトが立ち上がりました。
その名も「ハトの日かごしま」です。

椋鳩十先生の生まれ故郷の長野では、6月9日(むくの日)と8月10日(ハトの日)が読書に親しむ日とされていることから、鹿児島でも生誕120年を機に8月10日を「ハトの日かごしま」として新しい記念日をつくりました。
椋鳩十のお孫さんにあたる久保田里花さんをはじめ、有志の方が中心となり計画され、県内各地の図書館や企業・団体などが8月10日前後に約40の催しをおこないました。
まだ期間中の催しもあります。
今年は戦後80年でもあるので、ぜひ椋作品にふれていただきたいです。
特に、夏休み中の学生さんには、読書や芸術・文化にふれるきっかけになって欲しいです。

ハトの日かごしま公式ホームページ
https://hatonohi.com

私は、KKB鹿児島放送の動画配信アプリ「KAPLI」で、鹿児島県立図書館や椋先生のご自宅など、ゆかりの地へロケにいきました!
公式YouTubeチャンネルでもアップされていますので、ぜひご覧ください。
(更新されるごとにアップしていきます!)

(1)【戦後80年】鹿児島県立図書館の追放図書


(2)【巡回図書】地方へ本を運ぶ「鹿児島方式」


(3)館長室を探せ!


(4)書斎を訪問!

また、8月16日(土)までセンテラス天文館4階にある天文館図書館にて「ハトの日展覧会」が開催されています。

椋鳩十ゆかりの品や、天文館図書館で読める本の特集などが展示されています。
イラストレーターの大寺聡さんが作成したポスターが素敵です。

事務局の方がいらっしゃる時は、久保田里花さんの書下ろしの本『孫の語る椋鳩十と鹿児島』を販売しています。

装丁も大寺聡さんです

動物児童文学作家だけではない椋先生の素顔が紹介されていて、改めてすごい方だなと感じました。

私が、特に興味深いなと思った展示は、映画「マヤの一生」に関する展示です。
そもそも、映画になっていたということを知りませんでした。
アニメで有名は虫プロダクション制作だそうです。

8月9日にガーデンズシネマさんで上映されたので見てきました!

私が小学生の時に初めて読んだ椋作品が「マヤの一生」で、つらくてなかなか次の作品を読むことができなかった思い出があります。
大人になってから読み返すと、子どもの頃に感じた「かわいそう」という感想だけではなく、色々なことを考えさせられます。
児童文学となっていますが、大人向けの作品でもあると思います。

アニメ映像で見て凄いと思ったところは、加治木の風景です。
「あ!あそこだ!」と分かるくらい、詳細に描かれていました。
家や庭も取材をもとに当時の様子が分かるよう描かれたそうです。
1日だけの上映がもったいないなと思いました。

小学生の国語の教科書で「大造じいさんとガン」が採用されていますが、他にも素晴らしい作品がたくさんありますので、ぜひ読み返していただきたいです。

「ハトの日」の取り組みが来年再来年と続き、参加団体が増えていくと嬉しいなと思います。
また、県内だけでなく全国へと広がっていって欲しいです。
SNSもぜひフォローしてください!

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投稿者プロフィール

下豊留 佳奈

オフィスいろは 下豊留佳奈(しもとよどめ かな) 鹿児島生まれの鹿児島育ち。 地元が元気になればと思いあれこれ活動しています。 共著に『鹿児島偉人カルタ55』(燦燦舎) 2021かごしまの新特産品コンクールで鹿児島県観光連盟会長賞を受賞しました。 第一工科大学非常勤講師 昔話と歩くことが好きです。

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