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季節感を味わってほしい

この記事は、2022年6月14日にカメラマンの湯之上元気がウェブマガジン【勝手に「霧島市肖像大使」】に掲載したものです。当時の情報が掲載されています。

一つ一つ愛情を込めたお菓子づくりをしています!上生菓子で季節感を表現して、その季節季節の雰囲気を楽しんでもらいたいですね!

半世紀以上拘ったお菓子づくりをして、地域に愛される職人林さんをご紹介します。

高校卒業後2年間サラリーマンをしていた林さんですが、自分の好きな事を仕事にしたい!と思い、5年間住み込みでお菓子作りの修行へ行きました。

修行中に、通信教育を2年間受けて、お菓子のイロハも学びました。

師匠は、ものすごい職人気質でしたので、1回目の失敗は優しく教えてくれましたが、2回同じ事を失敗したら、ものすごく怒られていました。師匠のレシピノートを夜な夜な書き写して同じようにお菓子づくりをしましたが、何の役にも立たず、やはり体で覚えるしかないなと思い、毎日毎日お菓子づくりをしました。

その後、東京の日本菓子専門学校に研究生として、更に勉強をし、鹿児島へ帰ってきて、26歳で自分のお店をオープンする事となりました。

昔は、葬式となればお菓子を渡していたので、葬式用のお菓子作りが大変でした。葬式用なので、予約がありませんので、1ヶ月毎日葬式用のお菓子を作った事もありました。

工場に毛布を敷いて、仮眠を撮りながら仕事をしていました。

葬式用のお菓子作りが忙しすぎて、店舗に並べるお菓子が作れず、来店してくださったお客様に「ここはお菓子は作らないの?」と言われたこともありました・・・。

そして、今までで一番嬉しかった事は、4年に1度の全国菓子大博覧会で金賞を受賞した事で、黒砂糖とシナモンと洋酒漬けのレーズンが特徴の自慢の一品で素朴なお菓子ですが、誰にも真似のできないオリジナル作品です。

沢山の失敗を重ね、試行錯誤して作り上げたお菓子でしたから、金賞を受賞した時は、とても嬉しかったです。

先日、小学生の子供からとても嬉しい手紙をいただきました。

「とても美味しいお菓子をありがとう!これからも長く続けてください!」と・・・。

「ありがとうねぇ!元気で頑張れるまで頑張ってみるから(笑)」と、そんな想いで頑張っていきたいです。

「地域に根付いたお菓子屋さんにならないといけない」と思っていますので、和菓子の伝統をしっかり受け継いで、これからも沢山のお菓子を作っていきたいです。

機械を使って大量に作るのもいいかもしれませんが、ひとつひとつ愛情を込めて手作りをして、原材料に拘って安心安全のお菓子づくりをしていきます。


林薫/Hayashi Kaoru

四季折々の生和菓子をご堪能ください!ひとつひとつ愛情込めて手作りしています。


和菓子&ギャラリー 隼人庵

〒899-5102

鹿児島県霧島市隼人町真孝169-7

TEL:0995-42-3020


勝手に「霧島市肖像大使」は、カメラマンの湯之上元気が地元の霧島市で魅力的な人々に焦点を当てて制作しているウェブマガジンです。
https://genki.photo/

※カゴシマガジンに掲載している記事は、過去の文章を引用していますので、情報が正確でない場合がありますので、ご了承ください。


湯之上元気(https://yunoue.com)
(C) Genki Jenkins YUNOUE. | HJPI320510000052 (www.jpca.gr.jp)

投稿者プロフィール

湯之上元気|Genki Jenkins YUNOUE.

鹿児島県霧島市(旧:姶良郡福山町)出身 鹿児島を中心にカメラマンとして活動中 自身のウェブマガジン【勝手に「霧島市肖像大使」】では、地元霧島市の魅力ある人々をカメラマン目線で取材し掲載中 (C) Genki Jenkins YUNOUE. HJPI320510000052 (www.jpca.gr.jp)

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