- 鹿児島をもっと身近に!地域の生の情報をお届け中 -

英語が話せなくても、世界とつながれる。竹島からタイへ、オンラインで交流してみた

英語が話せなくても、世界とつながれる。竹島からタイへ、オンラインで交流してみた

「英語が話せたら、もっと世界が広がるのに」って思ったことありませんか?とはいえ、英語に苦手意識を持っている人も多いはず。

そんななか、三島村竹島で子どもたちがタイとオンラインでつながり、英語で交流する企画が行われました。タイ人の方と画面越しに会話をしながら、現地の暮らしや食文化に触れました。

子ども向けの企画でしたが、参加してみると大人も思わず楽しめる時間に。今回は、そんな交流の様子を紹介します。

竹島からタイへ!オンラインでつながる交流会

今回の交流会を企画したのは、前回、ボードゲーム大会を企画してくれた地域おこし協力隊の男の子。

頻繁に海外に行くそうで、仲の良いタイ人の友人・ラーくんとのつながりをきっかけに、「竹島の子どもたちにも、海外の人と話す機会をつくりたい」と企画してくれました。

会場となったのは竹島の娯楽室。

そこからオンラインでタイとつなぎ、子どもたちがラーくんと顔を合わせました。

「タイってどんなところ?」「どんな人が暮らしているんだろう?」

普段の生活ではなかなか知ることのできない、海の向こうの国。まずは実際につながって、話してみるところから交流がスタートしました。

画面の向こうに広がる、タイの暮らし

ラーくんが見せてくれたのは、タイの街並みや食べ物、観光地の写真。

有名な寺院やマーケットのようなタイらしい風景もあれば、意外と身近に感じるものもありました。

たとえば、タイにも銭湯があるという話や、日本でもおなじみのドン・キホーテがあるという話。

日本に親しみを持つ人も多いそうで、さらに現地の物価についても話題になります。

銭湯は1回2,000円以上だとか、バンコクの最低賃金は月5万円程度だとか。

こうした話を聞くだけでなく、子どもたちはラーくんに聞いてみたいことを自分たちで考え、質問にも挑戦しました。

英語でどう聞けばいいかわからないときは、AIを活用。

小学生でもわかる英語でとお願いしたり、さらに発音がわかるようにフリガナを付けてもらったりすれば、英語が得意でなくても質問を準備できます。

遠い国にいる人と話しているはずなのに、知っている歌が同じだったり、日本のことを知っていたり。そんな小さな共通点が見つかると、距離がぐっと縮まるように感じるもの。

「タイってどんな国?」と一方的に知るだけではなく、実際に人と話してみることで見えてくるものもあります。今回の交流会は、そんな発見の連続でした。

子どもたちに伝えたい、言葉を越えて広がる世界

竹島のような小さな島で暮らしていると、普段の生活のなかで出会う人や場所はどうしても限られます。特に子どもたちにとっては、毎日見ている景色が世界のすべてのように感じられることもあるかもしれません。

だからこそ、島の外にいる人とつながる今回のような機会には、大きな意味があると思います。

わたし自身、海外に行くことが多いのですが、実はほとんど英語話せません。英語力は中学校の教科書レベル。

それでも海外に行くことに抵抗がないのは、コミュニケーションに正しい言語は必須ではないと、身をもって経験しているからです。

伝えたいことがあれば、知っている単語を並べたり、身振り手振りを交えたりしながら、なんとか伝えようとする。すると相手も何を伝えたいんだろう?と受け取ろうとしてくれます。

今回話したラーくんも、英語のネイティブスピーカーではありません。だからこそ、お互いに少しずつ歩み寄りながら会話が成り立つ。

英語を完璧に話せることより、伝えたい、わかりたいという気持ちのほうが大切なのだと感じます。

英語がペラペラでなくても、人とつながることはできる。そして、つながれば、違う世界を知ることができる。そうした経験が、自分の世界を少しずつ広げてくれるはず。

今回の交流会を通して、子どもたちにもそんな感覚を持ってもらえたら。

竹島の海の向こうには、まだ知らない暮らしや文化、考え方が広がっている。そんなことを、実際に人とつながる体験から感じてもらえる機会になったのではないかと思います。

「知らない世界」を知るきっかけを、竹島から

以前は、島から海外へ行くとなると、移動時間や費用など、物理的な距離が大きなハードルになっていました。でも今は、オンラインを使えば、竹島にいながら海の向こうにいる人ともつながれます。

今回の交流会も、そのひとつ。わざわざ島を出なくても、画面を通して海外の人と顔を合わせ、話を聞き、質問することができました。

もちろん、実際にその場所へ行って、自分の目で見て感じることにも大きな価値があります。でも、その前段階として世界とつながってみる機会をオンラインでつくれるのは、離島で暮らす子どもたちにとっても大きな可能性です。

竹島にいながら、世界を知る。

そんな経験を重ねることで、子どもたちの「やってみたい」「行ってみたい」が少しずつ広がっていけばと思います。

投稿者プロフィール

やまざきたかこ

鹿児島市から三島村竹島に移住して11年目。 竹島で唯一の商店「竹のいえ」で店長代理しながらWebコンテンツ制作&ディレクションをメインに、Instagram運用のビジネスオンラインスクール講師もやってます。 合同会社Kurumirai代表。

この著者の最新の投稿