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一坪半の所からの出発
時は遡り、2013年5月1日。ついに沖永良部島観光連盟事務局の事務所が「島の観光案内所」としてオープンしました。場所は和泊町の大型?スーパーの近くの精肉店の横のちょっとしたスペース、大きさにして一坪半といった広さだったでしょうか??机が3つ、イスが3つ、複合コピー機が1つ書類を入れるキャビネットが1つ、そしてパソコンが3つ。そんな感じから始まりました。あっ!当時からwi-fiはありましたね(笑)その場所は以前はお花屋さんで軒下に壁を作って部屋にしていた感じなので内壁も最初はありませんでした。(笑)私は7月1日からの就任だったのですが他2名のスタッフは4月からのスタートで開局までの仕事は開局までの準備でした。私は6月いっぱいまで他の仕事をしていた事もあり仕事が終わったら夕方から「そこ」の準備をする毎日だったのを覚えています。とにかくオープン前日はスタッフと夜の2時くらいまでやったでしょうか??とにかく必死でした(笑)壁を貼ったり、棚作ったり、窓を拭いたりまぁがむしゃらでした。

4-5人来客があれば満員御礼!それ以上の人数は外で青空会議!ひとたび大雨が降れば雨漏りが始まり、台風が来れば窓が吹き飛びそうなので島の運送屋さんにお願いして空のコンテナを窓の前に設置して台風対策をする。そんな環境でした。それでも0からのスタートは本当にやる事だらけ5・6月に控えた総会の準備、新たに取り組み始めた自主財源の獲得のための案内所での特産品販売のシステムづくり、夏に向けてのイベントの準備など本当に目が回る忙しさだったのを昨日の事のように思い出します。
それから5年の年月を経て2018年の5月現在の一般社団法人おきのえらぶ島観光協会施設「エラブココ」が誕生します。

旧施設では年間の来館者が3,000名ほどだったのですが、リニューアルした拠点にはコロナ禍前には年間約10,000名もの来場者が訪れる施設になりました。この間にお土産のバリエーションは格段に増え、特産品販売の売上も右肩上がり、観光協会で旅行業登録し着地型の体験ツアーも屋内外でお客様が楽しめるものを広くラインナップしました。併設したコワーキングスペースやシェアオフィスや会議室も年を追うごとに利用者も増えて賑やかな場所へと進化を続けています。
ここまで来るまでには観光協会の会員の皆さまや担当行政の皆さま、観光協会に携わっていただいた多くの皆さま、イチバンには事務局の現場でどんな時も頑張って島のために働いてくれたスタッフの皆さんがいてこその今であると思います。地域にはたくさんの観光資源があります。変化の絶えないこの時代にそこに必要不可欠なのは変化に心豊かに対応できる「ヒト」がいてこその輝きが増していくと思います。キラキラと生きるそんな沖永良部島の人々の「窓口」となるこの施設、そして運営しているサイトに沖永良部島にお越しの際は是非、まずお越しください。沖永良部島の滞在が何倍も面白くなる事でしょう。今日は4月29日GWの始まりです。ぜひ「おきのえらぶ島観光協会」のサイトを覗いて見て下さい。興味をそそられること間違いなしです。

