歴史がいざなう魅惑の庭園

鹿児島の観光名所といえば!

たくさん名前が挙がりますが…やっぱり、島津の歴史を直接体感できる美しい庭園、仙巌園は外せないですよね。
これまでも基本的に手段は車かバス、または観光バス(カゴシマシティービュー)で行くことができましたが…
2024年末、仙巌園前にJR新磯駅(仮称)が開業予定なのをご存知でしょうか?
遠方の方も、車を運転できない方も、お酒を飲みたいという方も!ますます訪れやすくなりますね。
私たちはそんな再注目されそうな仙巌園を一日堪能する旅をプランし、その魅力を県内外の人にお届けすべく、取材に行きました!
周辺にあるカフェも一緒に1箇所ご紹介します♪

鹿児島中央駅からバスへ

私たちは鹿児島中央駅からカゴシマシティービューに乗って出発しました!カゴシマシティービューの料金は一律、大人230円小学生以下120円 です。
鹿児島中央駅から仙巌園までは通常のバスで20分、カゴシマシティービューで45分と少し時間はかかってしまいますが、鹿児島の様々な歴史的名所を解説と共に巡ることができるバスなので、観光の際は是非♪

中では場所ごとに、日本語と英語で解説しているアナウンスが流れます!

観光バス(カゴシマシティービュー)で45分

仙巌園前

※入口の写真を撮りそびれたのでAdobe Stockから…。

無事仙巌園前に到着しました!
降りてすぐ世界遺産となった尚古集成館が迎え、既に仙巌園の歴史の深さを感じます。

徒歩6分

Factory

仙巌園の前に、お昼ごはんとして仙巌園から徒歩6分に位置するカフェ、Factory(ファクトリー)に訪れました!

メイン料理の価格帯は1050〜1950円 で、その他850円以下のサイドメニューもあり、単品でもスープがついてきました。あっさり美味しい野菜スープ!

私たちは「スパイスカレー合いがけ」「プルドポークライス」を注文しました!

※左がスパイスカレー合いがけ、右がプルドポークライス。

どちらも単品1250円、ドリンクセットで1480円です。今回は単品で注文しましたが、単品にもスープが付いてきます!

スパイスカレーは辛いものが苦手な方でも美味しく食べられるカレーです!南インドの豆のチップスが乗っていて食感が楽しいです♪

プルドポークライスは、長時間煮込まれた豚肉はツナ缶くらい柔らかく、味は甘めで、かかっているケチャップと相性抜群!お子様にも美味しく楽しめると思います♪

詳細情報

店名:Factory

住所:〒892-0871 鹿児島県鹿児島市吉野町9679-10 ファクトリービルヂング

電話:0992-95-0609

営業時間:11:00-19:00

定休日:火曜日

駐車場:有

再び徒歩6分

仙巌園

いよいよメインの仙巌園です!早速庭園を歩いてみましょう。

私たちが訪れた際はちょうど菊まつりが開催中で、多数の菊が飾られておりました!手のひらよりもはるかに大きなサイズの菊や、背の高い菊があり、形もまん丸な菊や、クラゲのような形の菊もありました。ピンクや白、黄色など、色とりどりの菊が飾られており、とても華やかな雰囲気になっていました。

菊コンテストの菊は物によっては赤ちゃんの頭より大きいものも…!

取材時は曇っていてあいにくのお天気でしたが、晴れている時には桜島がもっと映える景色となっており、庭園の上の方に登れば、桜島と錦江湾を臨むことができる憩いの場となっています。 是非晴れた日にも訪れたいですね♪

仙巌園の中でも主役と言える、島津家の御殿へ入らせていただきました!

御殿はスタッフ様もイチオシの場所とのこと。

※御殿は別途料金が必要です。

その魅力は何より、代々の島津家が暮らした歴史を肌で感じることができるということ、庭園を特に美しい角度から見ることができるという点でしょう。時間帯によっては、スタッフ様による解説つきツアーで中を回ることができます♪

この金の屏風は、島津斉彬公自身が描いたものだそうです。

御殿の建物内には、12種類のかわいい「釘隠し」が使われていて、スタッフ様は「是非探してみてください」と仰っていました!

本当に一部分にしか使われていない釘隠しもあり、12種類全てを探すのは大変でした^^;
宝探しのような気分でとても楽しかったので、皆様も是非訪れた際には探してみてください。

仙巌園の敷地内にある、「両棒餅屋」さんに立ち寄りました。

両棒餅(じゃんぼもち)は味が醤油ときな粉味があり、今回は醤油味を頂きました。
6本で360円とお手軽な値段で、お茶付き!
味もみたらし団子のような優しい醤油味で、大変美味しく頂きました。

磯工芸館

仙巌園のお隣にある、「磯工芸館」さんに訪れました。

ここではなんと、鹿児島の伝統工芸品である薩摩切子を作っている様子を無料で見学することができるのです!!

切子を作る工程の解説も書いてあります。

入り口横に、職人さんが実際に使っている、ガラスを吹く道具が置いてありました。自由に持ち上げても良いとのことで持ってみましたが…非常に重かったです。軽々と使いこなす職人さんは本当に素晴らしいですね…

薩摩切子はお土産として購入可能で、工場の隣にお店があります。

工場の入口や切子のお店の天井にも、よく見ると薩摩切子が!!!

なんと工場の裏にある磯工芸館さんの事務所の入口の床にも、薩摩切子を作る工程で生まれるガラスのかけらが埋め込んでありました。どこもかしこもキラキラしていて、とても綺麗でした。

名勝仙巌園の広報課、岩川様にインタビューをさせていただきました!

どのような年齢層の来園客が多いですか。
​→50~60代が多いようです。​

車椅子の方にも回りやすい場所はありますか。
​→車いす貸出時に車いす専用ルートMAPをお渡ししています。​

おすすめの季節や時間帯を教えてください。
​→最もお客様が多いのは11月で、時間帯としては午後の方が桜島が映えます。

園内のおすすめのスポットを教えてください。
​→島津家歴代が暮らしてた御殿です。

島津家別邸を観光地にしようと考えたのはなぜですか。​
→戦後、先に鹿児島市が公園として公開したからです。​

新磯駅(仮称)の建設が決まっていますが、飲食店など、なにか経営を変更する予定はありますか。​
→仙巌園としての変更はありませんが、他の個人事業主様方によって​周辺に飲食店が増える可能性はありますね。​

スタッフの皆様が考える御園の良さ、魅力はありますか。
→島津家800年の歴史が凝縮されている点と、桜島・鹿児島湾の眺望です。

感じたこと・学んだこと

仙巌園は由緒ある場所で桜島や、錦江湾に囲まれた自然豊かな場所でした。
御殿から見れる庭園や御殿の中にある釘隠しを12種類全て見つけながら探すのは楽しかったです。御殿内から見る中庭は池があり、暖かい季節にはここの椅子で三色団子を頬張りたくなるような趣のある空間でした。
どこから見ても歴史ある雰囲気を感じつつ綺麗な景色を堪能でき、改めて鹿児島といえば!という仙巌園を訪問することができて嬉しい限りです!

詳細情報

名称:仙巌園

住所:〒892-0871 鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1

電話:0992-47-1551

営業時間:9:00-17:00

定休日:年中無休 ※3月第1日曜日は鹿児島マラソンの為休園

駐車場:有

料金:
庭園・尚古集成館のみ¥1,000/ 大人・高校生以上(¥500/ 小中学生)
庭園・御殿・尚古集成館利用¥1,600/ 大人・高校生以上(¥800/ 小中学生)

以上、私たちの「かじょかじょ」でした!

編集後記

名勝仙巌園にはたくさんの魅力があるということを再発見できました。歴史を直接感じられる庭園や御殿、鹿児島ならではの土産物屋、飲食店…また、徒歩6分に位置するFactoryカフェも、ぜひまたもう一度訪れたいですね。由緒ある仙巌園の魅力を多くの方にもっと知ってもらいたいと思いました!
取材させていただいたFactoryの皆様、名勝仙巌園の皆様、磯工芸館の皆様へ、心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました!

投稿者プロフィール

たんだいせい
たんだいせい
鹿児島女子短期大学2年の2人組♪1人は小鳥が好きで特に文鳥が大好き♥1人は食べることが大好きで特にオムライスが大好き♥今回はゼミの関係で仙巌園に行ってきたよ😀