「ゴミ拾い日本一周の旅」

先日、旅人がやってきました。
リアカーを引っ張りながら歩く男性と、後方でゴミ拾いをする女性のコンビ。

とにかく見た目にも目立つおふたりなのですが、
兵庫県を出発して、実に2年が経過していると聞き
遂には言葉を失ってしまいました。

リアカーを引っ張りながら旅をし、拾ったゴミは各自治体で分別をしてゴミを捨て、。次へ向かうスタイル。。1人の思い付きならともかく、骨を折る旅事情にも関わらず賛同し、共に歩くと言うパートナーの存在に只々頭が下がる。

左‥ ショウキさん 右‥ Akiさん

お写真は、今月4日に鹿児島入りして垂水市から霧島市へ向かう途中の様子。
リヤカーは約250キロ。登り坂はやはりきついらしく、その時ばかりはゴミ拾い担当のAkiさんも後ろから押しているそう

日本一周のルートとしては…
兵庫県西脇市をスタートし日本海側から時計回りに外周を一周しているところで、結果海のない県には立ち寄れないことになります。

そもそも日本一周をしてみたかったしょうきさんは、せっかく日本一周するのであれば同時になにか出来ないかと考えたところ思いついたのがゴミ拾いだったとか…

1日に進む距離はだいたい15〜20キロ、冬場は30キロ前後歩くそうですが、歩いていて多いゴミそれは飲み物のゴミ。いわゆるポイ捨てによるものと思われる空き缶、ペットボトル。

歩き始めて2年が経過し、拾ったゴミは5トンを超えました。

ほぼ毎日、こんな感じで歩いているお二人。
体力がないことには続かない過酷な旅。色々お話し聞いてみましたら…バレーボールやトレールランニングのご経験があるそうです。

すっかりとファンになってしまった私は、その後沖縄に渡ったおふたりをSNSで追っかけている訳ですが、暑さが得意でないショウキさんの体調を気にしながらも日々エールを送らせて頂く1人になりました。自分たちを見掛けてポイ捨てが減ってくれたら…そう、語ってくれるおふたりに出会う誰もが胸を熱くされることでしょう✨

このおふたり、SNSに日々の出来事を記録し発信はしていても、活動資金などは一切受付けていません。あくまでボランティアで行なっている為、飲み物等の差し入れは有難いですが、声援を送って下さることが自分たちは嬉しいと…
どこまでもストイック

旅の資金が無くなったらその土地どちでアルバイトをして、また歩き出す。
と言う…

最初、「徒歩の旅」と聞いて十返舎一九の東海道中膝栗毛を連想してしまったのですが、滑稽なやり取りが繰り広げられる内容とは程遠く、修行僧寄りなイメージの旅だったことに思わず手を合わせたくなってしまった。

鹿児島の印象は、方言が難しい。噂では聞いていたけど醤油が本当に甘くて、でも美味しいと…

最後に24時間一緒にいて仲良く出来ている秘訣を聞いてみました👂
「意見が食い違う時はあるけど、お互いが妥協できるようになってきました」
そう、穏やかな表情で語って下さるおふたりに50を過ぎたおばさんは深く学ばせて頂いた次第でした。素敵な出会いをありがとう😊

このおふたりを知って、感じ方は千差万別。
出逢えたことの意味を大切にしたい。

https://www.instagram.com/futari.aruki?igsh=ZmRha254cTE1c25o

投稿者プロフィール

mommy
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