この記事に使われている写真は2026年2月13日に撮影したものです。
奄美では2月にヒカンザクラが満開を迎えます。
全国的に桜と言えばソメイヨシノを想像すると思いますが、奄美では桜といえば「緋寒桜:ヒカンザクラ」です。
別名、寒緋桜(カンヒザクラ)とも。彼岸桜(ヒガンザクラ)とは別物です。
奄美でソメイヨシノは咲かない?

ソメイヨシノの分布の南限は鹿児島県種子島で、それより南の奄美地方では寒さが足りず健全な生育ができないとされています。
一方ヒカンザクラは奄美のような温暖な地域でも正常に育ち綺麗な花を咲かせるため、奄美では桜といえばこちらの方がメジャーです。
ちなみに奄美の桜の開花宣言に用いられる標準木はヒカンザクラで(全国的にはソメイヨシノが使われる)、龍郷町の奄美自然観察の森にあります。
ヒカンザクラの特徴

濃く鮮やかなピンク色の釣り鐘状の花を咲かせるのが最大の特徴です。
下向きに咲き、ソメイヨシノのように花びらで散らずに、ガクの付いた状態のまま落花します。

鮮やかで綺麗!
奄美の花見スポット
ヒカンザクラの見頃は1~2月。
2026年の開花宣言は昨年より6日遅い1月28日でした。

道路沿いに植えられていることが多いヒカンザクラのお花見スポットをいくつか紹介します。
名瀬崎原桜通り

名瀬市街地からループ橋を上り、名瀬クリーンセンターを過ぎた先にある名瀬崎原(さきばる)桜通り。
道路の両側におよそ2kmほどに渡ってヒカンザクラが咲き誇っています。

シートを敷いて花見をしている人も多く、この日も多くの人で賑わっていました。
秋名ヒカンザクラ並木

龍郷町の秋名にある県道81号線沿いの並木通りです。
芦花部(あしけぶ)トンネルを過ぎた辺りにあります。

およそ1kmに渡って約210本の桜が並び、秋名・幾里集落の有志でつくる「秋幾農業創成塾」が1週間ほどの期間限定で夜間のライトアップも行っています。
本茶峠

龍郷町大勝の本茶峠のヒカンザクラ並木は龍郷と名瀬を繋ぐ旧道沿いにあります。
麓の川内集落からは山の傾斜に咲き誇る本茶峠の桜並木を見ることができます。↓

これらのヒカンザクラは大勝寅年会の方々が昭和34年から植え始めたものだそう。
所々にコンクリート製の机と椅子が設置されています。

峠の標高の高い所の方が良く咲いていたので、標高の低い方の桜はもう少ししたら見頃を迎えそうです。
奄美自然観察の森

龍郷町の奄美自然観察の森への道路にもヒカンザクラが植えられています。

およそ260本の桜が楽しめます。
とおしめ公園

龍郷町役場向かいにあるとおしめ公園。
こちらの湿地沿いの遊歩道に桜並木があります。
駐車場があるのでアクセスしやすいのがいいですね。
日本の中でもかなり早い時期にお花見ができる奄美大島。

一足先に春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
