諸事情により、ここ最近、三島村竹島の竹を使ってできることを探しています。秋には竹で遊具を作ったり、炭を作ったりしたのですが、今回チャレンジしたのは「ちくわ」作り。手作りちくわなんて初めてだったので、試行錯誤しながらなんとか形になりました。どんなものができたのか、味はおいしかったのか、今回のチャレンジをまとめてみました。
竹の可能性は無限大?竹島の竹でできることを探したい

実は今、来年の夏に子ども向けのサマーキャンプを竹島でやりたいなーと思っていて、子どもたちと楽しめるコンテンツを模索中です。
せっかく竹島でやるなら竹を使ったアクティビティがいい!ってことで、先日の子ども会のキャンプのときに竹を飯盒にしてご飯を炊いてみたのですが、結構普通にご飯炊けました。

そして今回、ご飯以外にもなにか調理に竹を使えないかと考えていたときに思いついたのがちくわ。
ちくわって、漢字で書くと「竹輪」なんです!
その昔、ちくわは竹にすり身を巻きつけて焼いていたため、竹の漢字が使われているとのこと。
竹島の竹はリュウキュウチクという細身の竹なので、ちくわの芯にするにはちょうどいいかも!しかも魚はたくさん釣れる!ということで、ちくわ作りにチャレンジしてみることにしました。
竹島の竹でちくわを作ってみよう!
11月某日、実際に竹島の竹でちくわ作りに挑戦。竹の飯盒が意外と上手くいった経験もあって、「竹で調理は案外いけるのでは…?」という期待もちょっとあります。
釣り大会で釣ったカンムリベラでちくわ作り
ちくわの主な原料は、白身魚。
そこに卵白や塩、酒などをあわせてちくわのタネを作ります。
ちょうど地区の釣り大会で息子が釣ったビッグサイズのカンムリベラがあったので、それを使うことにしました。

作り方はシンプル。
カンムリベラの切り身をフードプロセッサーにかけます。

ある程度細かくなったら、白身、塩、酒、片栗粉をいれてさらに撹拌。

塩の分量は魚の重さに対して6%が目安だそうです。
いい感じにまとまったら、竹に巻きつけます。
できるだけ細い竹を選びました。

こんな感じ!

子どもたちが巻いてくれたのですが、なかなかきれいにできました。
竹炭機でワイルドに直火焼き!
普通だとオーブントースターで焼いたり、バーベキューで焼いたりするようなのですが、今回は竹炭機で焼くことにしました。
巻きつけた生のちくわを持って外へ。
竹炭機とは、竹を焼いて竹炭を作るための専用の釜(かま)みたいな道具です。

正直、ただのステンレスの枠じゃん…って思ったのですが、燃焼効率が高くて煙が少ないのが特徴なのだそう。
たしかによく燃えます。
竹炭機の炎にちくわをかざします。

かなり熱い…!
火が強いのか、表面は焦げてしまったところもちらほら。
でも、たった数分でこんがり焼けました。

冷めてくると、表面にしわが寄って、よりちくわっぽいビジュアルに。
初めての手作りちくわを実食!おいしい…?
出来立てのちくわを竹から外します。
本当は水で冷やして抜くらしいのですが、そのままするっと抜けました。

ちくわで乾杯。

早速食べてみると、、、
辛い!笑
かなり塩辛い味になってました。
魚の重さの測り方がちょっと雑だったかもしれません。そして、硬い。
あとでChatGPT先生に聞いてみたところ、タネをまぜすぎたり、火が強すぎたりすると硬く仕上がるそうです。
ここは次回に活かしたいポイントです。
竹のポテンシャルはまだまだ広がる!(多分)

今回のちくわ作りは、味も仕上がりもまだまだ課題だらけだったけれど、竹を使って新しいことに挑戦するのはとても面白かったです。竹島の竹のポテンシャルは侮れません。
次はもっとおいしいちくわを作るために、塩加減や火加減を調整しつつ、ほかにも竹でできる料理や遊びを試していきたいと思います。竹島の竹の可能性は無限大。
