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三島村竹島に新しい公園が爆誕!島の新しい遊び場に「拾い箱」を設置しました

三島村竹島に新しい公園が爆誕!島の新しい遊び場に「拾い箱」を設置しました

昨年から取り組んでいた伊勢海老ファンディングによる新しい公園プロジェクト。ついに、三島村竹島の港に新しい憩いの場が誕生しました。支援してくださった皆様の想いが形になったこの場所に、今回は島のみんなで「拾い箱」を設置することに。

子どもと大人が一緒に取り組んだ拾い箱DIYについて紹介します。

祝!伊勢海老ファンディングの公園がついに完成

三島村竹島の港に、この冬、新しい公園が誕生しました。

その名も「ノーロドン公園」。

「ノーロドン」とは、竹島の方言で“うなぎ”という意味だそうです。

実は島の人でも知らない人が多かったくらい、今では使われなくなった古い言葉。

なぜ“うなぎ”なのかっていうと、この場所には島では珍しいうなぎが生息しているからです。

そんな名前が冠されたこの場所は、伊勢海老ファンディングで多くの皆様からいただいたご支援によって形になりました。

伊勢海老ファンディングについてはこちら。

伊勢海老ファンディングってなに?三島村竹島に遊んで学べる公園を作る一大プロジェクト! 伊勢海老ファンディングってなに?三島村竹島に遊んで学べる公園を作る一大プロジェクト!

公園の場所は、港の奥の方。

鬼界カルデラの大噴火が生んだダイナミックな地層をバックに、目の前には海が広がる開放的な空間です。

公園というとベンチや遊具が置かれているところを想像すると思いますが、ノーロドン公園にはいまのところそのような設備はありません。

あるのは、小さな池や海までつながる水路。

この池にはテナガエビやうなぎが暮らしています。

島ならではの生き物と触れ合い、学べる場所。

そんなノーロドン公園のオープンを機に、ある「新しい仕組み」を導入することにしました。

海を愛する新常識「拾い箱(ひろいばこ)」って知ってる?

新しく完成した公園に設置したのは、全国の海辺で少しずつ広がっている取り組みである「拾い箱(ひろいばこ)」です。

拾い箱ってなに? “拾う”をもっと気軽にする仕組み

「拾い箱」とは、海辺に落ちているゴミを、誰でも・いつでも拾って入れられる専用の箱のこと。

見た目は「ゴミ箱」のようですが、役割が決定的に違います。

普通のゴミ箱は、自分が持ち込んだゴミ(飲み終わったペットボトルや食べ物の袋など)を捨てる場所。しかし、この拾い箱に捨てていいのは海や港に落ちていたゴミだけです。

一見、きれいに見える竹島の海ですが、潮の流れによってはどうしても海外からのプラスチックゴミや漁具などが流れ着いてしまうことがあります。

そしてそのゴミは風や波によって、港に入り込んできます。

とはいえ、港を歩いていてゴミを見つけても、いざゴミを拾うとなるとゴミ袋がない、拾ったあとの処分に困るといったハードルがある。

そんな「拾いたいけど、拾えない」というもどかしさを解消し、善意をそのまま形にできるのが拾い箱です。

拾い箱があることで、日常の散歩や公園での遊びがそのまま海を守る活動に変わります。

小さなアクションが海を守る。全国に広がる輪

この取り組みは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として全国各地に広がっています。

例えば、鹿児島県内では与論島などが有名ですが、鳥取県や石川県など、海とともに生きる多くの自治体が導入を進めています。

大きなイベントとして清掃活動をするのは気合がいりますが、ノーロドン公園に遊びに来たついでに落ちているゴミをひとつだけ拾って箱に入れる。

そんな、ついでにひとつ拾うだけの気楽な習慣が、結果としてきれいな海をそのまま次の世代へ手渡していく、一番確実な近道になるのかもしれません。

子どもと大人でDIY!竹島の港に拾い箱を作ってみた

新しく誕生したノーロドン公園をより良くしようと、島のみんなで挑んだ「拾い箱」作り。大人も子どもも一緒になって、制作にチャレンジしました。

子どもから大人までみんなで作業開始!

当日は午後から、青年会メンバーを中心に島の大人たちと子どもが港に集合。

島に来ていた大学生ボランティアも含め、総勢15名ほどの参加となりました。

まずはチーム分けをして、設計図を確認。

いよいよ作業スタート…したのですが、天気が怪しい…!

見上げた空は、微妙なグレー。

スマホの予報を睨みながら、本降りになる前に終わらせようという、時間との戦いが幕を開けました。

ガチ勢も!?数字が合わなくてもその場で解決、即興DIY

作業自体はシンプルで、材料を切り分けて組み立てるだけなのですが、いざ始まってみると意外と難しい。

丸ノコやインパクトドライバーを持ち出し、使い方を教えながら子どもたちと一緒に作業を進めます。

作業をしていると、やたら手馴れている学校の先生を発見。

話を聞いてみると、実は教員になってなかったら大工になってたというほどのDIYガチ勢でした。

もちろん島の大人たちは普段からDIY慣れしているのですが、それでも一筋縄ではいかないのが手作りの面白さ。

途中で急遽サイズを変えたこともあって、設計図の数字が合わなくなるハプニングも発生します。

その場で帳尻をあわせながら、もくもくと作業をすすめました。

竹島の「拾い箱」が無事に完成

作業開始から約2時間。

ようやく拾い箱が完成!

このサイズならたくさん入りますね。

側面がネットになっているのは、降雨にさらすためです。

海洋ゴミは塩分を含んでいて、そのまま燃やしてしまうと有害物質が発生してしまったり、発生した塩素で焼却炉もダメージを受けてしまうそう。

そのため、この状態で1ヵ月ほど置いた後に処分されます。

なお、上にしか扉がないのでいっぱいになって外に出すの大変そうですが…笑。

そのうち改良されるかもしれません。

竹島の新しい公園と拾い箱をよろしくお願いします

新しくできた「ノーロドン公園」が、島の人や遊びに来る人たちにとって、これからどんな場所になっていくのか楽しみです。

公園で遊ぶついでに、もし足元にゴミを見つけたら拾って「拾い箱」へ。そんな小さな積み重ねで、竹島のきれいな海をのんびり守っていければと思います。

伊勢海老ファンディングで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

竹島に来たときは、ぜひ新しくなった公園と、みんなで作った「拾い箱」を覗いてみてくださいね。

投稿者プロフィール

やまざきたかこ

鹿児島市から三島村竹島に移住して11年目。 竹島で唯一の商店「竹のいえ」で店長代理しながらWebコンテンツ制作&ディレクションをメインに、Instagram運用のビジネスオンラインスクール講師もやってます。 合同会社Kurumirai代表。

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