鹿児島でご飯食べるならこんな店。
どうも、かご飯担当のRitsukoです。

冒頭でふと思いついた言葉を書いてみたのですが、この言葉、よく考えてみると小さい頃に見ていた「料理バンザイ」というテレビ番組の中で、俳優の川野太郎さんが美味しいレストランに行って食レポする「たまに行くならこんな店」というコーナー名にインスパイアされたものでした…。
1982~2002の放映らしく、私も10歳いかない時に見ていたのだと思うのですが、アニメや子供番組でもないのに何故かこのコーナーだけしっかり覚えています。小さい頃から、すでに食いしん坊としての記憶力を発揮していたのでしょう。

そして大人になって、そのコーナーと同じように飲食店様のご紹介をしているというのは何だか不思議な気分であります。

上の話ではありませんが、私も中年層になり、昔よくわからずやっていたことが今に繋がっていたということが多々あり、自分のしてきていることは全てムダではなく現在の1つの道につながっているのだなと、この歳になってからこそヒシヒシと感じます。
みなさんも小さい頃の記憶をたどってみると今につながっているものが多くあるかもしれませんね。

と、今回ご紹介するお店も、私が4~5年前に行ってみたいなぁと思っていながら行けずじまいで、ふと最近「コキール、食べたいなぁ」と思いだしたお店でした。

そう、今回ご紹介するお店は、コキール専門店「LA BOSCO(ラボスコ)」さんです。


まず「コキールって何?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
私がその当時見た写真は「パンをくりぬいて、その中にグラタンのようなホワイトソースが入っている」料理でした。「これがコキールっていうんだ!」と頷いたものでした。

LA BOSCOさんは鹿児島市紫原にあるお店。

駐車場が手前にあり奥まったところに入り口があるので、はじめて行かれる方は通りすぎてしまうかもしれません。(←その1人)

入り口からオシャレな作りです。

中に入るとお目当てのLA BOSCOカフェは1Fの更に奥にあることが分かりました。

2階はハンドメイド用の素材が売られているようです

女の子のシルエットが入ったロゴのある扉がカフェのようです。

あけて中に入ると、過ごしやすそうな、これまたオシャレな空間です。

ひとまず奥の席を選んで座りましたが、ガラス張りで陽射しが入って明るく開放感ある席もありました。

さぁ、メニューです。

コキールメニューがたくさんあります!これは迷いますね…。
コキールメニューにはすべてサラダと飲み物がついているのですが、プラス300円でアイスデザートかケーキデザートがつくようです。
私は不覚にも完全に見逃しておりました。気づいていたら必ずデザートを頼んでいたのに…。

チーズを食べたかったので「モッツァレラチーズとバジルトマト」プラストッピングで「チキンとえび」を追加しました。

コキールだけでなくランチメニューにはパスタやカレーや豚丼もあります。

コキールのメニューを頼むとパンも2種類の中から選べました。
どちらも美味しそうですが、今回は食パン型に!

まずはサラダがきました!色どりいいです♪

さっぱりと食べれます♪コキールを食べる胃の前準備です

そのサラダを食べ終わってから、ほどなくして運ばれてきました。
コキールの登場です!

コキール登場!上品なたたずまいです

私は飲み物の珈琲も一緒に持ってきていただきました。

「これがコキール…!!」
初対面である気持ちを抑えながらコキールにむかいます。
このタイプのパンはフタがついているのですね!

いざ開封!

フタの裏側にはオリーブがかかっており、バジルがたっぷりのったチーズで中身がおおわれています。

ひとまず中身をすくってみようと思いフォークでトマトを出しますが、チーズが伸びます!撮影のため片手で食べており、なかなかチーズがうまく切れずそのまま口に運びました。

チーズの伸び力が半端ないです。動画でその威力をどうぞ

このホワイトソースは少し甘めで食べやすい!
トッピングもしっかりソースをまとって出てきます!

こんどはフタのパンをちぎって食べます。
フタはよりカリッと焼かれており、ホワイトソースと相性ばつぐんです!

中の具材をのせて食べるのもいいですね!

と、今度は途中で味変です。タバスコがあるので辛みを足します。

中身をある程度食べたら、今度は外側を崩しながら食べていきます。
途中から手とフォークを使って周りをちぎりながら食べていきます。

片手で撮影できないのでカメラ固定

そのまま食べたり、あまったソースを絡めたりしながら完食!

ごちそうさまです!ありがとうございます!
ホワイトソースとパンの組み合わせは期待を裏切らず美味しかったです♪
パンが器になっているので、見た目に反してお腹がふくれました!


コキールをいただいた後に店主の森さんにお話を伺いました。

ここのお店は先代から合わせて55年になるそうです。
以前は鹿児島市天文館で「モリ喫茶店」としてコキールを提供されており、12年前に紫原にお引越しで現在の場所で営業されてます。

店主さんによると、先代は天文館界隈で有名な方で、色んな方に慕われていらっしゃり、その先代と元帝国ホテルの料理長だったご友人とメニューを考えて「コキール」の料理を提供するようになったのだとか。

「コキール」はもともとフランス料理の「コキーユ(coquille)」という料理からの由来で、お2人で作ったメニューを「コキール」としよう!と考えられたそうです。
「だからコキール専門店というのは、ウチだけのはずですよ」と店主さん。
「(似たようなものを)提供されている店があったよと聞くことはありますが」と仰ってました。

パンはスイスから取り寄せ、ソースの味も先代から引き継ぎ甘めのものを続けていらっしゃるそうです。

以前のお店からのファンで、年齢を重ねて「コキールはやっぱりココ」と食べに来られる方もいらっしゃるので「別のメニューにこだわらずコキールを提供していけたら」と仰ってました。ただし季節で中身を変えたものを提供されたりしているそうです。

「もう、こだわりなんてないですよ。ここで楽しく過ごしてくだされば。」と仰ってましたが、お話から色々こだわられてお店作りをされている様子が伝わってきました!

唯一無二でメニューを守り続けて提供されている、コキール専門店のLA BOSCO(ラボスコ)さんでした!


<お店の情報>
LA BOSCO(ラボスコ)
営業時間:10:00~16:00 (L.O. 15:30)
定休日:水曜日
住  所:〒890-0082 鹿児島県鹿児島市紫原3丁目11−17 1階
電  話:099-255-3655
※現在公式で更新されているWEBの投稿はないのでお電話でお問合せください

投稿者プロフィール

タナカ リツコ
タナカ リツコ
鹿児島在住の広告デザイナー。食べることが大好き。でも椎茸は苦手。
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