
喜界島には、昔の島の暮らしを伝える写真や道具が数多く残されています。
今ではなかなか見ることのない農具や生活用品、昔の集落の風景。
一つひとつを眺めていると、今とは違う喜界島の姿が見えてきます。
今回は、そんな昔の喜界島を「暮らし」「農業」「漁業」の3つに分けて、写真とともに少しだけ紹介します。
サンゴの島での暮らし

昔の喜界島では、島で手に入るサンゴ石灰岩を使った石垣が、家々の周りに多く見られました。
台風の多い島で、強い風から家を守るための先人たちの知恵です。


茅葺きの家や石垣、甕、石臼など、展示されている写真や道具からは、当時の暮らしの様子を感じることができます。
島の暮らしを支えた農業

昔から農業は、喜界島の人々の暮らしを支えてきました。
展示には、田植えをする人々の写真をはじめ、鎌や鍬、脱穀に使われた機械など、実際に使われていたさまざまな農具が並んでいます。
現在の喜界島ではサトウキビや白ゴマなどがよく知られていますが、こうした昔の農業の姿を見ると、島の農業が時代とともに変化してきたことが分かります。

ワラサバ(藁草履)

海とともに歩んできた漁業

海に囲まれた喜界島では、漁業も島の歴史を語る大切なものの一つです。

展示では、昔使われていた舟や、漁業に携わった人々の様子を見ることができます。
また、沖縄の糸満地方から移り住んだ漁民との交流など、現在の喜界島につながる歴史も紹介されています。
昔を知ると、いつもの島が少し違って見える

昔の写真や道具を見ていると、
「これ、何に使っていたんだろう?」
「昔はこんな風景だったんだ。」
そんな発見がたくさんあります。
便利なものが少なかった時代に、島にあるものを生かし、工夫しながら暮らしてきた人々。
昔の喜界島を少し知ってから、今の島を歩いてみると、普段何気なく見ている石垣や畑、海の風景も、少し違って見えてくるかもしれません。
編集後記
今回紹介したのは、喜界島の歴史のほんの一部。
中央公民館の2階には、昔の喜界島の写真をはじめ、実際に使われていた生活道具や農具など、まだまだたくさんの資料が展示されています。
私自身、昔の写真を眺めながら「ここはどこだろう?」「こんな暮らしをしていたんだ」と、改めて島の歴史のおもしろさを感じました。

昔を知ることで、今の喜界島の風景が少し違って見えてくる。
喜界島に住んでいる方はもちろん、島を訪れた方にも、ぜひ一度ゆっくり見てもらいたい場所です。
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