はい、今日もかご飯を書いていきます!
<説明しよう!かご飯とはかごしまご飯の略である>

そろそろ、たまにはかご飯以外のネタも書きたいなとチラホラ思い始めた今日この頃。でも美味しいかごしまのご飯は紹介したい!
そこで、今回はかご飯を求めて、そこまでのドライブした景色も一緒にお楽しみいただこうと思い写真をあげていこうと思います。

で「どこに行こうかな~」と考えたワケですが、かご飯担当リツコの今は亡きじぃちゃんばぁちゃんが住んでいた「佐多」(大隅半島の最南端の場所)へ行くことにしました。佐多の遺伝子が入っている私には、きっとおいしい佐多グルメに巡りあえる。そう信じて…。

私は鹿児島市に住んでいるので、佐多へは

①錦江湾沿いをひたすら走る
②フェリーを使って大隅半島にわたり南方へ走る
③薩摩半島を南方に山川までいきフェリーで根占へ渡る

この3択ですが、②で垂水フェリーを使って佐多へレッツラゴーします!

と、ここまで書きましたが事前にどこに食べにいくか決めており、しかもバッチリ予約も入れておきました。
今回は、佐多グルメとして結構有名な「時海」さんへ行くことにしました!


鹿児島市鴨池港から垂水フェリーへ約40分ほど揺られて大隅半島へ向かいます。

桜島!オラにパワーを!!!


昔から鹿児島でフェリーにのる人のお約束「フェリーうどん」がありますが、この後2時間後ぐらいにご飯食べるのにも関わらず、フェリー内で漂う出汁の匂いにあらがえませんでした…。

うどん食べて桜島を近くでぼぉ~と眺める贅沢な時間を過ごしながら大隅半島の垂水港に到着。

さてここから南に国道220号線と269号線をひたすら走っていきます。

なんだか浄化されていきそうな海が広がる景色

ほとんど海沿いなので、晴れた日は波間がキラキラしてキレイなのと海と空の青が大きく広がりドライブに持ってこいです。

そしてこの道を走っていて気づいたのがアジサイが多く植えてあること。
佐多に近づくにつれ、国道沿いにアジサイの花が多く見られました。6月の時期だからこその景色ですね♪

この季節だけの眺め!

私はドライブといったら道の駅などでソフトクリームを食べたくなります。

帰りにたべるソフトクリームの視察もかねて行った本土最南端の道の駅「ねじめ」は、なんとこの日は定休日!涙

でも、ここにある「黄色いポスト」と、海を隔てた向こう側に見える開聞岳で心を癒します。

「幸せの黄色いポスト」
国道隔てた道の駅向こうの浜辺近くでは更に開聞岳を近くで見れます

さぁ、時海さんは道の駅からあと車で約15分程度です。

長めな伊座敷トンネルを抜けて少しすると時海さんに着きました。
12時の開店前についたのでまだのれんもかかってません。

時海さんからすぐ近くの伊座敷港

港近く…そう今回の目的は「海鮮」です。お目当てメニューは「海鮮丼」!
佐多は海も山もあるので、こういったお店やホテルでは“獲れたて”が味わえるのです。
実際、前の日に予約を入れた時、電話口にて「明日は晴れると思いますが、そうでなかった場合(魚の)仕入れができない時があって、その時は明日の朝に連絡します」と言われました。
朝仕入れた魚をその日のお昼にいただけるんですね!

まだ開店前のお店の入り口

お店の前で待っていると店主さんが出てきて暖簾を出しました。
1番のりで入り、座敷のテーブルへ案内されました。

テーブル、カウンター、お座敷があります。

食事を頼むと急須と湯呑が運ばれてきました。
お茶を飲みながらゆったりしていると食事が運ばれてきました。

こ、これはご飯が見えない…!

魚が新鮮だからか身がきれい

と、そして他のメニューも味わいたくて天ぷらも頼んでました!

魚とエビとしし唐など数種あります
わさび醤油をかけまわします
これは斜めで見せたい!

ひとまず時海丼の魚を箸で持ちますが、厚い…!
食感が新鮮さを物語ります。コリとしてプリっとして美味いなぁ。

時海丼の魚はその日の仕入れで変わり、どの魚が入っているのかホワイトボードに書かれています。それにしてもこんなにたくさんの種類のお魚が味わえるのですね。

この日は11種類ものお魚が入ってます!

そして天ぷらも味わいますが、エビは甘さが際立ち、白身魚はとろけます。
いやぁ、天ぷら美味しい。

白身魚が、まぁ!とろけます

全集中して食べたので2メニューであってもペロリ。

完食!ありがとうございます!


時海さんはご夫婦2人で営んでいらっしゃり、お店も予約はじめ近所や観光の方など多くこられ、この日も来店された方が時間ずらして予約とられたりと、お忙しそうです。

ただ会計を済ますときに奥様に少しだけお話を伺えました。

お店は17年ほど前からされており、指南を受けていた飲食の先輩にメニューのアドバイスを聞きながら試行錯誤されたそう。今の「時海丼」は最初からあったものではないようで、きっと時間をかけて作られたものなのでしょう。
ご親戚が仕掛けた定置網に掛かった魚などをご主人も取りにいって、このように新鮮な魚を提供してくださっているとの事。

新鮮な魚を何年もお客様へ提供される努力ってすごいですよね…!
前回のダンディライオンさんもですが、何年も続くお店は見えない部分でされている努力があるからこそ、メニューも愛され食べられていくのだなと思います。


時海さんを後に、じぃちゃんばぁちゃん家があった大泊へ足を運んでみました。時海さんがある伊座敷から更に南に10分ほど車を走らせます。

有名な本土最南端の「佐多岬」へ行ける入り口の前を通りすぎます。

ここから佐多岬へ通じる道へ入れます

ほどなくして記憶の残る場所へ着きました。
じぃちゃんばぁちゃん家も海の近くにあり、この大泊の浜辺でよく遊んだなぁとしみじみ。

あたいがよく遊んでいた佐多大泊の海辺

じぃちゃんが漁師もしていたので新鮮な魚がいつもあり、刺身好きな私にばぁちゃんが母に向かって「リッコに刺身をかませんか(食べさせてあげなさい)」とよく言ってくれていたのを思い出しました。
「小さい頃からうまいもの好きだったんだな…」と自分の回想に笑って想いを馳せながら海を眺めました。

こんな事思い出せたのも、きっと時海さんの海鮮丼のおかげですね!

いつも新鮮な海鮮をお手ごろなお値段で提供されている「時海」さんでした!


<お店の情報>
食事処 時海(ときみ)
営業時間:12:00~14:00〔お昼のみ〕
定休日 :日曜日・祝日
住  所:〒893-2601 鹿児島県肝属郡南大隅町佐多伊座敷3931-2
電  話:0994-26-0663(予約可)

投稿者プロフィール

タナカ リツコ
タナカ リツコ
鹿児島在住の広告デザイナー。食べることが大好き。でも椎茸は苦手。
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