鹿児島発ポップカルチャーの現場より(第3回)前編はこちら

ーー前編では『S☆UTHERN CROSS』の活動秘話を聞いてきました。後編では鹿児島のご当地アイドルとしての未来を伺っていきます。

鹿児島県ご当地アイドル『S☆UTHERN CROSS』
プロデューサー
あべまつ MAX のりゆき さん

ご当地アイドルを越えるご当地アイドルを目指す!!

 サザンクロスは「どこを目指しているの?」とよく訊かれます。
 「紅白に出る」とか「武道館に出す」とかっていうのが決まり文句みたいなとこがあるとは思いますけども、そういうところじゃないっていうところがあって、やっぱり『ローカルはローカルなりにやれることがある』と思うんですね。
 私たちが目指しているのは、青森のりんご娘さんだったり、新潟のNEGICCOさんだったり…。
 その地元で活躍しながら全国区であると。
 東京にもイベントとか仕事で呼ばれる様に。
 今だったらりんご娘の王林ちゃんとかすごく全国区でメジャーじゃないですか。
 彼女のポリシーとしては青森の良さを青森に住みながら、東京に出てきて発信をしますというやり方なんですけど、多分ローカルのタレントアイドルってまさにそこだと思うんですよね。
 東京に出て行って、東京に就職してというのは普通のやり方だと思うので、それではなく鹿児島に居てそういう活動ができるっていう事であれば、今ネットとか様々なメディアがあるので、『何が何でも東京に出て行く』という事は今の時代無いと思うんですね。
 それをサザンクロスは成し遂げるというか。今の鹿児島の若い子たちや保護者の方々まで大手を目指して、「テレビに出るんだったら大手に行きなさい」「大手のオーディションを受けるために東京行きなさい」とか「東京で頑張りなさい」言うんですけど、逆の考え方で『全国から東京に集まって目につけてもらえるかな?』っていう様なところから始まるんじゃないですかね。
 だったら、私たちは東京は地方を見ているので「鹿児島で一番になるぐらいならないとね」と。「九州でもやっぱり福岡に負けないように自分たちでやっていかないといけないよね」っていうようなところだと思うんですね。
 そこを考えて、やはり『鹿児島=サザンクロス』という様なご当地アイドルを超えたご当地アイドル。
 あと更にもっと上を目指すのであれば、大手から引き抜きスカウトされる様なアイドルを輩出して、弊社が送り出せる様な感じになったら良いなと思います。

九州縦断タレントオーディション開催!!

ーー今回お話を伺った『あべまつ MAX のりゆきプロデューサー』は前述にもありました通り、地方をPRしながら中央でも活躍できるご当地タレントを発掘すべく【九州縦断タレントオーディション】を行います。
 詳細は下記画像または下記リンク先をご覧下さい。
 2022年7月31日が締め切りです。

※ K-DREAMプロジェクト 九州縦断タレントオーディション開催のお知らせ

投稿者プロフィール

清永秀樹
清永秀樹
クリエイティブパフォーマンスBAN/代表
さつま忍者研究会/代表
H26~H29 KADOKAWA Walker plus 鹿児島県地域編集長(最終役職)