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【 戦後80年 】姶良市で開催される戦争にまつわる企画展

 夏になると戦争の悲惨さを平和の大切さを紹介する企画展が開催されますが、今年は戦後80年という節目の年でもあるので、各施設、いつもより力が入っている様に感じます。
 今回は鹿児島県姶良市で開催される戦争にまつわる企画展を3か所ご紹介致します。

戦時下の記憶ー新聞・雑誌に見る戦前・戦中の昭和ー

(姶良市歴史民俗資料館)

 今年、令和7年は戦後80周年。戦時下の資料を一堂に展示して戦争中の暮らしやできごとを紹介します。
 当時のメディアや出版物からその時の世相を読み取る事で、平和の大切さを感じていただきたいです。

【 姶良市歴史民俗資料館 】
住所:鹿児島県姶良市東餅田498
TEL:0995-65-1553
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合はその翌日)・毎月25日(土・日曜日は除く)・年末年始(12月29日~1月3日)
入場料:無料
駐車場:乗用車10台、マイクロバス3台収容

【特別展】戦時下の記憶ー新聞・雑誌に見る戦前・戦中の昭和ー
開催期間:2025年7月19日(土)~9月15日(月)
展示解説会:7月26日(土)10:00~11:00・8月16日(土)10:00~11:00

椋鳩十と戦争 第二弾

(椋鳩十文学記念館)

 昨年好評だった企画の第2弾で、今年は開催期間を2週間延長しての開催になります。
 戦時中の椋作品がどのように少年雑誌に掲載されていたか?当時かなり自由に書かれて多く検閲の対象となった山窩小説も展示されますので、戦時下の表現の自由とはどのようなものだったのか?を感じていただきたいです。

 開催期間中、姶良市立中央図書館でも上映されます『マヤの一生』をテーマにした小中学生による読書感想文も展示されます。

【 椋鳩十文学記念館 】
住所:鹿児島県姶良市加治木町反土2624-1
TEL:0995-62-4800
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・12月29日~翌1月3日
場料:小・中学生220円、高校生以上330円、学割(学生証提示)220円(高校生以上)
駐車場:近隣駐車場有り

【企画展】椋鳩十と戦争 第二弾
開催期間:2025年7月23日(水)~9月15日(月)

姶良市立中央図書館では2件の企画展

第25回「原爆と人間」展 写真とパネルで知る広島・長崎の被爆の実態

開催期間:2025年8月6日(水)~9日(土) 10:00~17:00

 日本原水爆被害者団体協議会が作ったパネルを使って、原爆投下された広島・長崎の惨状を伝える。8月6日(水)14:00からは鹿児島県伊佐市在住の西上床キヨ子さんによる被爆体験の講演会も開かれる。
 主催は県原水爆被害者協議会 姶良地区 「原爆と人間」展実行委員会。

戦争と平和のおはなし会

開催期間:2025年8月9日(土)10:00~11:00

 絵本の朗読や影絵劇等を通して戦争と平和を考える。おはなし会の後は椋鳩十アニメ『マヤの一生』が上映される。
 参加には予約が必要なので早めに姶良市立図書館へお問い合わせを。定員は100名。

姶良市立中央図書館 ]
住所:鹿児島県姶良市西餅田489−3
TEL:0995-64-5600
開館時間:火~金9:00~19:00 土日祝9:00~18:00
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日が休館となります。)、毎月第4木曜日
駐車場:近隣駐車場有り

取材後記

 私が子供の頃は戦争体験を話してくれる大人が身近にいたのですが、流石に戦後80年ともなると、そういった話をしてくれる方は少なくなりました。
 今の日本ではほぼ資料からしか知る事ができない戦時下の状況ですが、今でも世界のどこかで戦火の炎に苦しめられている方々が多くいらっしゃいます。
 この企画展を通じて多くの方に戦争の悲惨さと平和の大切さを感じていただきたいですね。

投稿者プロフィール

清永秀樹

クリエイティブパフォーマンスBAN/代表 さつま忍者研究会/代表 H26~H29 KADOKAWA Walker plus 鹿児島県地域編集長(最終役職)

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