下豊留です。
8月8日の豪雨の影響で通行止めが続く姶良市加治木の国道10号網掛橋
第一工科大学に行く時に通っていた道ということもあり、被害はとてもショックでした。
今は無料になっている高速道路を利用しています。
今月「網掛橋復興臨時通り会」が結成され、国道沿いに黄色い旗が並べられたというニュースを見て、実際に見に行ってみました。

橋はまだ通れませんが、通りのお店はやっています。
加治木まんじゅうの美坂屋さん

文政6(1823)年に創業、ということは西郷どんが生まれるのが文政10年なので、西郷どんが生まれる前からお店をされているんですね。
歴史があります。
いつも車で通るものの、ゆっくり歩いたことがなかったので川沿いを歩いてみます。

加治木くも合戦のレリーフがあったんですね。
何度も通っているはずなのに気づいていませんでした。

歩道に太鼓踊りの絵が描かれていたりもしました。
このようなローカルなポイントを見つけると楽しくなります。

日曜日だったのですが、工事をされていました。

10月なのに夏のような良い天気の日だったので桜島も綺麗に見えました。

そして、地蔵に挨拶をしていると…

橋の向かいが崩れていることが確認できました。
確か祠があったはず…
Googleマップで確認します。
網掛川東袂の恵比須神祠
流されてしまったのでしょうか。悲しいです。

錦江橋の方に歩いていきます。

錦江橋は、歩いて渡ることができました。

川沿いの「網掛川公園」

トイレがなかなか趣があります。

公園内に胸像がありました。

どなたかと思い見に行ってみると、佐藤八郎さんという方です。

平成5年3月建立、私も平成5年生まれなので同じ年齢です。

制作者は法元六郎さんで、

佐藤八郎さんは、加治木町名誉町民第1号だそうです。
生まれは明治時代、お医者さんをされていた方だということが分かります。
佐藤氏が、加治木町制施行80周年に寄せたことばによると、戦後鹿児島はフィラリア県だという汚名を雪がねばならないという決意をされ、フィラリア症の追放をされたということです。
フィラリアは西郷隆盛も悩まされた病気です。
立派なお医者さんだったのですね。
広報「加治木」平成5年9月号に除幕式の様子が紹介されていました。
佐藤八郎氏の胸像を網掛川公園に建立 初代名誉町民を祝し
加治木町の初代名誉町民、佐藤八郎氏の胸像が網掛川公園に建立され3月21日、小里貞利代議士らおおぜいの来賓や招待された先生の家族らが参加し、その除幕式が行われました。
これは、昨年、町制施行80周年で名誉町民の称号を贈られた佐藤八郎先生の功績を長く後世に伝えようと先生の薫陶を受けた門下生らが建立したもので、像はブロンズで、高さは約2メートル。製作者は、佐藤先生とは竹馬の友で加治木町出身の法元六郎氏で、法元氏は吉田茂元首相などの銅像を手がけたほどの日本彫刻界の重鎮。その法元氏も式に参列され、佐藤先生の功績を称えておられました。
歩いて見ると新しい発見がありますね。勉強になります。
公園向かいのラーメンも美味しかったです。


せっかく加治木に来たので、加治木まんじゅうを買いにいきました。
「うんまかまんじゅう屋」という看板が素敵な秀月堂さん

お店の方が「うぐいす餡が美味しいよ!クセになるよ!」とオススメしてくださったので、
うぐいす餡を購入しました。

加治木まんじゅうのうぐいす餡は初めて食べたのですが、確かにクセになりそうな味で大変美味しかったです。

改めてゆっくり巡ってみると新しい発見がありました。
黄色い旗を撮影してSNSに投稿するSNSフォトコンテスト網掛橋復興甲子園も開催されているようですので皆さまもぜひ!


