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【伊佐市】12年ぶりの再演!演劇集団非常口『四畳半の翅音』

しょーこさん
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8月最終日!まだまだ暑いですが、少しずつ日暮れが早まり秋の気配を感じる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

秋といえば「芸術の秋」。これから展覧会や舞台など、鑑賞や創作を楽しむ季節が本格的に始まりますが皆さんはこの秋、どんな作品を楽しみにしていますか。

今回はそんな秋の観劇にぜひ参考にしていただければと、いま私が個人的に注目している伊佐市を拠点に活動する『演劇集団非常口』の舞台作品『四畳半の翅音』をご紹介します!

『演劇集団非常口』は2001年3月、大口明光学園高校演劇部OGを中心に旗揚げし、伊佐市で唯一の劇団として活動されています。2011年には代表・島田佳代氏が脚本・演出を務めた『四畳半の翅音』が「第3回九州戯曲賞」を受賞されました。ちなみに本作はYouTubeでも全編公開されているので、興味のある方はぜひ一度ご覧ください。

【あらすじ】
九州南部「デラシネ区域」を抱えた町に立つアパート・日ノ丸荘へ、根岸響子が引っ越してくる。彼女は“不死の病”として流行していた「胸糸病」に感染し、行方不明となった弟・純平を探していた。住人の長瀬日菜子もまた、失踪した同僚・向井瑞穂を探しており、やがて純平と瑞穂が恋人同士であったことが明かされる。そこに患者救済を掲げる団体「KLネットワーク」の矢野が現れ、さらに大家・水原が二人の行方を知っていることが判明する――。

そして今年、演劇集団非常口25周年を記念して『四畳半の翅音』が12年ぶりに再演されます。上演は12月6日(土)・7日(日)、会場は伊佐市文化会館大ホール。さらに今回は新作短編『十二月、バス停で蕎麦を食べる』も同時上演されるとのこと。果たして二つの作品がどのように響き合い、一つの物語として立ち上がるのか、楽しみですね!

実は私自身も最近、共通の知人を通じてこの劇団を知ったばかりなのですが、話を聞くうちに伊佐市の芸術への情熱や幼少期から舞台に触れられる環境づくりの取り組みを知り、とても興味を持ちました。

以下YouTubeで『四畳半の翅音』を視聴した感想(ネタバレなし)
本作は全編鹿児島弁で語られ、四畳半というワンシチュエーションのみで構成されています。
目に見えない未知の恐怖に怯え、閉ざされていく人間関係や社会。その圧迫感と、先の見えない暗闇の中で光を見出せない世界は、コロナ禍を経験した私たちの記憶と重なり、今だからこそ強く共感できる部分も多く、改めて考えさせられる作品ではないかと感じました。
映画スティーヴン・ソダーバーグ監督の『コンテイジョン』を思わせるような緊張感に満ちた作品ですので、映画好きの方にもぜひご覧いただきたいです。

チケットは明日、9月1日から販売開始。気になった方はぜひチェックしてみてください。

『四畳半の翅音』

新作短編『十二月、バス停で蕎麦を食べる』


作・演出 島田 佳代
 

日時 12月6日(土) 19:00

   7日(日)11:00/15:00
 

場所 伊佐市文化会館大ホール舞台上特設小劇場

  (鹿児島県伊佐市大口町巣305)

 
金額 一般 前売り2,000円(当日2,500円)

   学生 前売り1,000円(当日1,500円)
  ※高校生以下

   ペア 前売り3,500円
  ※枚数限定・前売りのみ

  ※未就学児は入場不可


主催 演劇集団非常口
(お問い合わせ:090-9566-4231/制作:西)


HP http://umesan.daa.jp/exit/


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