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正月の伝統行事 -山田の里 鬼火炊き-

新年が明け、少しずつ日常へ戻る準備が始まりますね。
門松やしめ縄、お守りなど、「良い年になりますように」と願いを込めてあつらえた正月飾りが、各家庭や会社にも並んでいたのではないでしょうか。

では、お正月が終わったあと、それらの飾りはどうしていますか?
自宅で処分する人、神社へ持っていく人――実はその選択肢のひとつに、「鬼火焚きでお炊きあげする」という鹿児島ならではの行事が、鬼火炊き
鬼火炊きは鹿児島各地で行われていますが、今回は昨年参加した姶良市山田地区の鬼火炊きを写真とともにご紹介します◎


鬼火炊きとは

「鬼火炊き」といいましたが、他県で「どんと焼き」「左義長(さぎちょう)」と呼ばれる、小正月を中心に行われてきた行事と類似しています。正月に迎えた年神様を炎とともに送り、門松やしめ縄、お守りなど役目を終えた正月飾りを清めて天へ返す意味があります。地域によっては、書き初めを火にくべて文字の上達を願ったり、焼いた餅や団子を食べて一年の無病息災を祈ったりと、さまざまな風習が伝えられてきました。

はまだ
はまだ

では、なぜ鹿児島では「鬼火焚き」と呼ぶのでしょう?

鹿児島で「どんど焼き」や「左義長(さぎちょう)」ではなく、鬼火炊き(おにびたき)と呼ばれるのは、
この行事が 「鬼=災い・厄」を火で祓う という意味合いを、より強く持っているからだと考えられています。
鹿児島では古くから、病気や不作、不幸の原因となるものを「鬼」や「悪霊」のしわざとして捉え、火の力でそれらを追い払うという信仰が根付いてきました。鬼火炊きの炎が大きく、竹が爆ぜる音が激しいのも、単なる見た目の迫力ではなく、音と火の力で鬼を驚かせ、追い払う という意味が込められているのではないか…という、ことのよう。

はまだ
はまだ

年神様を送る行事であると同時に、一年の厄を火に託して断ち切る儀式として、「鬼火炊き(おにびだき)」という力強い名称が今も使われているのですね~

山田の里 鬼火炊き

2026年の山田の鬼火炊きについて、情報が公開されています!
詳細は下記URLよりご確認ください◎
https://aira-kankou.jp/event/10466/

鬼の面が、インパクトあります。

山田里 鬼火炊き ※情報はHPより抜粋

開催日:2026年01月11日(日)
開催時間:16:00~19:00
開催場所:中川原橋近くの田んぼ(山田保育園の後方)
問い合わせ先:山田校区コミュニティ協議会(月・水・金)
TEL:0995-73-7434
駐車場:山田団地横造成地

山田地区以外の方も参加できます!

2025年の鬼火炊きの様子

日が暮れる前には、会場に到着し数量限定の「ぜんざい」のふるまいをいただきました。
寒い日のぜんざいって、なんでこんなに温かくて美味しいのでしょう・・

明るいうちに、と。持ってきた正月飾りを鬼火の中に預けます。
竹や木を使って高く組み上げられたやぐら、そして鬼の面の迫力ときたら!
(このような鬼の面をつけるのは、おそらく山田地区の特徴。他の地区の鬼火炊きに参加した際は鬼の面はなかったように記憶しています。)

鬼火が点火するまで、郷土伝統泰納。普段見慣れない踊りに、まだまだ知らない鹿児島っていっぱいあるんだろうなあ~としみじみ。

続いて、和太鼓演奏のDRUM奏響さん。
姶良市で結成した5人のチームで、様々なイベントにも出演しているそう!
キンキンに冷える寒空の下で、とっても楽しそうに華やかな太鼓の音を響かせて点火までの時間をワクワクさせてくれました!
DRUM奏響さんのInstagramはこちら
https://www.instagram.com/sohi__drum/

はまだ
はまだ

2026年も、郷土芸能奉納はプログラムされています!17:00~の予定なのでお時間がある方は是非鑑賞も楽しみに足を運んでみて下さいね◎

日も暮れ、いよいよ点火の時間が近づいてきました。
加治木高校の弓道部による矢射り邪気払いを行い、いよいよ火が付きます。

観客が見守る中での厳かな空気感。
(ちなみに、もしものために消防も待機していました)

一度、火が灯ると一瞬で燃え広がります。組まれた竹と正月飾りが一気に赤く染まり、炎が音を立てて立ち上がっていきパチパチと乾いた竹がはぜる音がします。この、音と火の力で鬼を驚かせ、追い払う ということなのでしょう。
鬼火を囲む周りの空気も熱を帯び、火の明かりに照らされながら夜空に向かって伸びる炎は神秘的。

鬼のお面も、あっというまに燃え朽ちていきます。
邪気が焼かれ溜め込んだ厄や迷いも一緒に消えていくような感覚に、なりました。不思議。

今年は、おめでたいお正月の締めくくりに一年の厄を火に託して断ち切る儀式をしてみるのはいかがでしょうか?

他、地方の鬼火炊き

  • 鹿児島市観光農業公園グリーンファーム
  • 植村 鬼火炊き(JR肥薩線 植村駅近く)

https://www.instagram.com/p/DSb1JZ_DwLA/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

植村地区の鬼火炊きには2024年に参加しました!
植村地区はマルシェも同時開催していて、美味しい食べ物も選べるくらいにありましたよ(*’ω’*)!

お住いの近くでもきっと、鬼火炊きをしているはず!
興味を持って参加してみてくださいね◎

投稿者プロフィール

はまだともみ

鹿児島(霧島市)生まれ、鹿児島育ち(鹿児島市在住)、鹿児島で子育て18年目。地元(鹿児島)愛が強めなworking motherです。 お仕事は中小企業で人事を担当。 趣味は、登山・料理・芸術鑑賞、時々ガーデニング(初心者)。 家を建ててから「照明」に興味がありDIYで自分好みの照明を作りたいな~と模索中!

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