鹿児島県霧島市福山町の県道478号線を下る途中に、「日本一小さな礼拝堂」があるのをご存知でしょうか?

桜島を望む絶景スポット「中茶屋公園」の先にある脇道にある「寒山公園」という看板を目印に進んでいくと辿り着けます。

入り口の目印になる看板

私有地になりますので、見学をするには管理をされている「松下美術館」の許可が必要になります。

見学のための連絡先
入り口の様子

ここから眺める景色は絶景です。

以下、松下美術館からの案内文です。
http://www2.synapse.ne.jp/matsushita/sozai/礼拝堂紹介/画像/礼拝堂案内.pdf

このたび、松下美術館より北東側の山手の十字架の見える寒山公園に“錦江湾を望む日本一小さな礼拝堂”を建設しました。

きっかけは父 松下兼知が終戦後間もない昭和 34年にヨーロッパを旅行し、特にイタリア サレルノの山手に十字架が建てられている 風景を見てそのすばらしさに感動し、四季折々の美しい自然の中で錦江湾に入日する太陽の光のあかあかと映えるこの寒山公園(寒山は 松下兼知の号)に十字架を建立しておりました。そして 40年くらい前に霧島市福山麓にあった松下家の本宅が使われなくなったために、 それを教会に改修しその場所が賑わうようにと思ったのでしょう、鹿児島市にあるセブンスデー・アドベンチスト教会(プロテスタント) と 9年にわたる契約を父は結び、その後信者の方々が訪れておられました。しかしその場所は裏山がせまり、また前は崖のために以前 より山崩れなどが何回もあり、小生にとりましては信者の方々にもしものことがあったらという危惧から断腸の思いでその契約を解約し ていただいておりました。

今回その福山の教会にあったステンドグラスを利用しそしてマリア像を購入し、十字架の建っている場所に“錦江湾を望む日本一小さ な礼拝堂”を建設しました。本当に小さな小さな礼拝堂ですが、ここを訪れる人がここでお祈りをすることにより、少しでも心の安らぎ をえることができたらと願っております。

小さな礼拝堂ですが、大自然の中に、厳かな雰囲気に包まれています。

十字架と記念碑
記念碑のアップ画像
錦江湾をバックに飾られているマリア像

信徒でない方でも見学させて頂ける場合もありますので、一度足を運んで頂きたい、福山の隠れスポットです。

投稿者プロフィール

orita慶應義塾大学SFC研究所上席所員
慶應義塾大学SFC研究所で上席所員として研究者と一緒に未来の教育を研究しています。
同時に鹿児島県立福山高等学校で「福山みらい創業塾」というプロジェクトに関わっています。
このカゴシマガジンでは、主に「教育改革・地域魅力化・産官学連携」について書いていきます。