もうだいぶ過ぎてしまったのですが、去る2月2日は節分でした。一般的に節分というと豆まきをして恵方巻を食べる習慣があると思いますが、三島村竹島の節分ってちょっと変わってるんです。一年のなかで最も白熱するといっても過言ではない、竹島の節分について紹介します。
そもそも節分の意味、知ってますか？
節分は立春の前日に行われる行事で、邪気を払い無病息災を願う意味があります。もともとは節分って年4回あったんですって。
でも現在は、立春前日のみを指します。2025年の節分は2月2日でした。なんで１日ズレてるかというと、立春も１日早かったから。
わたしが子どもの頃って、普通に豆まきをしていた記憶なのですが、最近の節分の傾向としてはマンションに住んでいたり、ペットを飼っていたりで、豆まきをする家は減ってきているそう。
その代わり、恵方巻き文化が浸透しているみたいです。
三島村竹島の節分はほぼ棟上げ
三島村竹島では、各家庭でではなく地区単位で節分が行われます。
竹島に住み始めて最初の節分のときは、周囲の張り切りように「地域で豆まきするってなに？？？」「豆まくってそんな楽しいの？？？」って不思議だったのですが、参加してみてなるほど！となりました。
節分当日、大きな袋を持ってあいあい会館前に人が集まってきます。ちなみに島内放送も。
厄年の人がお菓子やお金をばら撒く！
竹島の節分でみんなが（特に子どもたちが）はりきる理由は、厄年の人たちが豆じゃなくてお菓子やお金を撒くから！
とにかく大量のお菓子がばら撒かれます。
厄年は一般的な数え年をもとに決められたもの以外に、年齢に7と9がつく人という竹島オリジナルルールも。
厄年の人はあいあい会館向かいにある高台に乗って、お菓子を撒きます。
なお、厄年じゃなくても撒きたい方はどうぞスタイルなので、うちの義母は撒くのが楽しいらしく毎年撒いてます。（だから運がいいのか…）
今年は、夫と娘が厄年。
たくさんお菓子とお金を撒いて、厄を払いました。
袋いっぱいにお菓子とお金を拾って大満足
子どもたちの成果はこちら。
結構な量です。
このときばかりは子どもたちもお菓子に対して寛容になるのか、好きなの食べていいよ！といってくれます。
なお、娘が撒いていたお菓子やお金を息子が必死に拾ってましたが、外にせっかく撒いてきた厄を持って帰ってることになるのでは…とちょっと疑問。
これってどうなんでしょう？
本人はいたって楽しそうでした笑。
お菓子だけじゃない！もはや何でもありの豆まき
撒くのはお菓子とお金って決まっているわけではないので、ここ数年はお菓子以外にもいろいろなものが撒かれています。
最近の人気商品（商品？）は、だんご。義母の作る万の葉だんごがおいしいと評判で、だんご撒きタイムになると大人も手を伸ばします。
その他、うちはお店をやっているので、お店の商品券や在庫商品などを撒いてます。
何年か前には、伊勢えびもありました！
拾ったお金は一晩外に置いて厄を落とす
竹島の節分ではお菓子以外にもお金を撒きます。
基本は小銭ですが、これが結構あなどれない。
あまり真剣に拾わなくても、毎年1,000円程度は普通に拾えますし、子どもたちはいつも数千円拾ってきます。
拾ったお金は一晩外に置いて厄を払います。
こんなとこに堂々とお金を置いてても取られないし、取られる心配しなくていいってすごいですよね。
夜は恵方巻を食べて1年の幸せを願う福を巻き込む
たくさんお菓子やお金をもらって、大満足。
夜は恵方巻を食べて、今年1年の幸せを願います。
ところで毎年悩むのですが、恵方巻って夜ご飯にしてますか？
黙って一気に食べるからご飯って感じしないですが、結構お腹いっぱいになるし、食べ終わってから改めて何か食べるっていうのも難しいなぁと、いつも疑問です。
竹島の節分はだれでも参加できるので、もし2月に竹島に来ることがあればぜひ参加してみてください！
投稿者プロフィール
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鹿児島市から三島村竹島に移住して11年目。
竹島で唯一の商店「竹のいえ」で店長代理しながらWebコンテンツ制作＆ディレクションをメインに、Instagram運用のビジネスオンラインスクール講師もやってます。
合同会社Kurumirai代表。
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