2025年9月某日、今年も竹島学園で秋の大運動会が開催されました。運動会というと、通常休日に開催されるものですが、今年の竹島の運動会はなんとド平日。しかも午後からのスタート。照りつける太陽の下、子どもたちも保護者も来賓も、入り混じって大盛りしました。今年の竹島大運動会の様子についてお伝えします!
竹島の運動会、今年はまさかの平日のお昼に開催!?

例年は週末に行われる竹島の大運動会ですが、今年の開催日は9月18日。
土曜日でも日曜日でも祝日でもなく、平日です。しかも、午後からの開催でした。
かなり珍しいパターンだと思いますが、実はこれには理由がありました。
今年の運動会は、県内外から山村留学で来ている子どもたちのご家族が見に来てくれるということで、その来島に合わせて日程を決めることにしたようなのですが、9月はちょうどフェリーみしまのドック期間。
いつもと船便が異なり、便数も減って船の便を自由に選ぶことができなかったため、平日の開催になったそうです。
異例の平日・真っ昼間開催でしたが、おかげで運動会なのに給食あり。
運動会なのに早起きしてお弁当を作るという作業が不要で、親としてはありがたいかぎりでした笑。
大人も参加が当たり前!竹島大運動会の競技レポート

竹島の運動会は「子どもが主役」だけじゃありません。
保護者や先生たち、地域の大人や老人、来賓客までみんなが当たり前のように出場して汗を流します。今年も個性豊かな競技が目白押し!その一部をレポートします。
ジャンベから始まる竹島大運動会
竹島大運動会のスタートは、子どもたちのジャンベ演奏から。
11人全員でのジャンベ演奏は、迫力満点。

演奏が始まると、会場全体があっという間にワクワクした雰囲気になります。
とても天気も良かったので、映えますね。
竹島ならではのリレー競技は今年も健在
子どもたちの競技は、学年別の徒競走や紅白リレー、応援合戦など。
それに加えて、地域の大人が参加する競技もあります。
毎年恒例なのが、地域vs教職員のペンギン&デカパンレース。

人が少ないので、毎年この競技に召集されているのですが、今年は夫婦でデカパンに入らせていただきました。
ちょうど村おこしボランティアの大学生たちが島に滞在していたので、大学生のみんなにも参加してもらいます。

フィンをつけてのペンギンリレーはかなり走りにくいにもかかわらず、めちゃくちゃ爆速でゴールしていました。
さすが、若いってすばらしい。
そして、もう1種目が輪回しリレー。
「輪」を竹で回しながら進みます。

大学生たちは輪回しなんてやったことない子がほとんどだったので、竹島の人たちがコツを教える場面も。
伊勢海老が当たる?!宝釣り
全員参加型の竹島大運動会は、もちろん老人向けの競技もあります。
競技といっても、走ったり飛んだりするわけではなくて、竹の竿で商品を釣り上げるというもの。
今年は午後からの開催なので暑いから校庭まで出てもらうのが大変…ってことで、テントの中で釣りではなく紐を引くスタイルになりました。

景品は毎年日用品だったのですが、今年の景品は魚!(の引換券)
竹のいえに引換券を持っていくと、魚と交換できます。

しかも、サプライズで景品のなかに伊勢海老と引き換えられる当たり券も。

給食のお姉さんの手書きイラストもかわいい…!!

超豪華な宝釣りになったのではないでしょうか。
大人も子どもも全員参加型玉入れ
運動会の定番である玉入れや綱引きも、竹島では子どもだけの競技ではありません。

ほとんど全員参加で行われます。
ちなみに玉入れのかごは竹製の手作り。
サイズがバラバラで、入れやすい籠と入れにくい籠があるので、籠を入れ替えて2回戦実施されます。

玉入れって、地味に難しいですよね…。
毎年参加していますが、役に立っている気が全くしません。
今年の結果は前代未聞の「赤白同点優勝」

午後2時から、約2時間半ほどの運動会でしたが、熱戦の末に今年はなんと赤白同点という前代未聞の結果に!
多くの先生たちが、自分の教員人生の中で初めて!とおっしゃっていたので、結構珍しいことみたいです。
勝ち負けを超えて、みんなで力を出し切ったからこその“同点優勝”。
暑い中でしたが、笑い声と歓声にあふれた運動会になりました。

