2025年11月22日、竹島にかつての名物行事である「釣り大会」が復活しました。日の出とともに竿を構え、釣り好きが思い思いのポイントへ向かい、釣果で競い合う真剣勝負です。大物賞や大漁賞などの表彰もあり、夜には参加者みんなで釣った魚を囲む「アフターパーティ」も開催。地域のつながりを改めて感じさせてくれた、温かい復活イベントの様子をお届けします。
地区の釣り大会が10年以上振りに復活しました!

海に囲まれた竹島では、日頃から釣りを楽しむ人がたくさん。
特に最近は空前の釣りブーム到来中で、朝釣りをしてから出勤する人たちもいるほどです。
実は竹島では、かつて毎年のように釣り大会が開かれていました。
しかし、参加者の減少や日程調整の難しさなどもあって、気づけば大会は10年以上も開催されないままに。
さらにコロナ禍で地域行事がぐっと減り、住民同士が集まる機会も少なくなってしまいました。
そんななか、「またみんなで顔を合わせられる行事を復活させたい」との声があがり、今年ついに釣り大会が再開!
地域の人たちが心待ちにしていた、久しぶりのイベントとなりました。
当日は快晴&釣り日和!釣り大会の様子をレポ

釣り大会の開催日は2025年11月22日。
もともと11月のはじめに予定されていたのですが、その日はあいにくの悪天候で延期になっていました。
でも、リスケされた釣り大会の当日は、雲ひとつないような超快晴。
寒すぎず暑すぎず、上着が一枚あればちょうどいい、これぞ釣り日和というコンディションでした。
釣り大会のルールは?
このイベント、釣り”大会”というくらいなので、ルールがあります。
ルールはざっくりこんな感じ。
- 日の出から釣り開始(夜釣りはNG)
- 14時時点での釣果を計測して順位を決定
- 船釣りはNG、陸からの釣りのみ
- 釣りをする場所はどこでもOK
釣りの場所は竹島の中ならどこでも良いのですが、実際にはほとんどの参加者が港に集まり、ずらりと竿が並ぶにぎやかな光景に。
港にこんなにたくさんの人がいるの、初めて見た気がします。
そして、釣り大会では「大物賞」や「大漁賞」などの賞も用意されていて、地区から表彰も。
賞は、一人で重複して受け取れないのがルールです。

サイズで狙うのか、数で攻めるのか、みんなそれぞれの作戦で臨んでいました。
一番乗りの人たちは早朝5時から釣りをスタート!
おそらくまだその時間は日の出ではないと思いますが笑、釣りにハマりまくっているわが息子はまさかの4時半起き!
しかも寝坊したら困るのでと、一緒に行くお友だちの家にお泊りまでして臨むという気合の入れよう。
朝4時半って、ほぼ夜ですよね…。
でも、そのおかげで開始早々、大きなカンムリベラを釣り上げていました。

わたしが港に様子を見に行くと、すでにクーラーボックスは魚でいっぱい!
バケツの中には、タツノオトシゴもいました。

計測タイムは14時まで!たくさんの魚が集まってきた
釣り大会では釣果を競うのですが、14時までに港の水産加工場で計測してもらう必要があります。
時間になるとクーラーボックスを携えた参加者が集まり、地区の役員が一匹ずつ重さを計測していきます。
息子が釣ったカンムリベラは堂々の 2.2kg!

ここ最近、毎日釣りに行っていても何も釣れずに帰ってくることが続いていたのですが、ここぞとばかりに結果を残すわが息子、さすがです。(親バカ)
普段わたしは魚釣りをしないのであまり知らなかったのですが、集まってくる魚の種類の多いこと!
なかには超高級魚も混じってます。
この魚は、シブダイという魚で市場では1kg2万円の値がつくこともあるんだとか。

この子は100gだったので、これで2,000円ですね笑。
夜は釣った魚でアフターパーティ♪
釣り大会後、その日の夜は釣れた魚で、ささやかなアフターパーティを開催しました。
地区と婦人会で刺身とみそ汁を準備したのですが、かなり大漁だったので、みそ汁は大きな鍋に3つ!
刺身盛りもめちゃくちゃ豪華!

みんなで魚を食べながらしばし歓談しつつ、パーティの後半にはお待ちかねの表彰式です。
狙い通り、息子は大物賞の1位をゲット。

封筒の中には現金が入ってました。
なお、大漁賞をもらったのは、20匹以上を釣り上げたお姉さん。(しかも遅い時間から来たらしい)
ちなみに表彰式に不参加だった受賞者の賞金は、じゃんけんで争奪戦が行われました。
釣って、食べて、みんなで楽しんだ、竹島の秋の思い出
10年以上ぶりに復活した釣り大会は、世代を超えて地域の人たちが顔を合わせ、同じ時間を共有できる貴重な一日になりました。
釣果勝負に盛り上がり、夜はみんなで魚を囲み、地域全体で楽しめるイベントとして、魅力的なイベントになったと思います。
来年以降も竹島の新しい恒例行事として再び根づいていきそうです。

