秋が短い鹿児島ですが、11月中旬~下旬になると各地で美しい紅葉の様子が見られるようになり今年もその季節が訪れました。
ちょうど先週末は霧島の紅葉が見頃だというので、紅葉狩りがてら霧島の温泉郷にある「霧島温泉 旅の湯」に行ってきました!
なんと、「霧島温泉 旅の湯」では鹿児島では珍しい?!!温泉の蒸気で食材を蒸す「蒸し窯」もあるそう。食欲の秋も満喫できちゃいますね!最高!
地獄蒸しにする食材
地獄蒸しとは…大分県の別府温泉が発祥とされ、温泉噴気を利用するため、食材がほんのり塩味を含み、本来の旨味や甘みが引き立つヘルシーな料理として知られています。
同じ九州ですが、鹿児島では「地獄蒸し」って聞いたことがないような…過去に地獄蒸しをした際の記憶を頼りに食材を仕入れてから霧島へ向かうことにしました!
■地獄蒸しのおススメ食材
A たまご 蒸気蒸しといったら、まずはこれでしょう!
B 根菜 にんじん、蓮根、さつまいも など!蒸気で蒸すことで野菜本来の旨味や甘みが引き出されます
C 魚介 白身魚、海老、貝類 など!特に白身魚は蒸すとふわっと出来上がる
自宅から蒸篭を持参して、イメージトレーニングはばっちりです!
走る魚屋さん
新鮮なお魚、どこで買おうかな~と考えながら霧島へ向かう道中で寄ったobama villageで走る魚屋さんに遭遇!

obama villageの敷地内駐車場にて長者の列!
村長の有村さんに声をかけて頂き覗いてみると・・

なんと!!求めていた魚貝がたんまり!
走る魚屋、もとい錦江水産さんは鹿児島県内色んな場所で移動販売をされています。
ただ、魚を売るのではなく
「どう調理したらいいのか」
「どのようにしたら美味しく出来るのか」
「今日のおすすめは?」
「〇〇調理にするなら、どのお魚がいい?」
などなど。対話を通して買う人にピッタリな魚貝を選んでくれます◎
列に並んでいると、「今日は絶対鮭を買う!今まで食べてた鮭は何だったのかと思うくらい、美味しい!」「僕は、金目鯛のこぶ締めを買うって決めてるんだ~」なんてお客さん同士で勧め合いをしているシーンも。笑
ちなみにこの日のわたしは、
「地獄蒸しにするために、おススメな魚貝を3,000円くらいでまとめて欲しい!」とお願いしました(*’ω’*)
後程ご紹介しますが、選んでもらったのは「骨抜きアンコウの切り身(絶品)、頭付き海老(大きい)、牡蠣のむき身(旨い)、特大はまぐり(美味)」でした!
スーパーではとても揃えられないラインナップをこの価格で?!!
走る魚屋さん、今後定期的にobama villageへ来てくれることになったそう。要checkです!
霧島温泉 旅の湯
「霧島温泉 旅の湯」は、霧島連山の標高700m付近に約13万坪の広大な敷地を有しています。温泉浴場に湯治長屋、ログハウスやプチハウスといったコテージに加え、オートキャンプ場や茅葺屋根のお部屋まで備えた温泉施設となっております。
周囲は山に囲まれ、街の喧騒とは無縁の世界が広がっています。この山には、山桜・白樫・椿・黄檗などが多く自生し、また蓬やドクダミといった薬草も生い茂っています。この豊かな土地から、湧き水のように透明に澄んだ摂氏66~70度の湯が自然湧出しています。傷に良い、胃腸に良いと言われ、道という道も無い頃よりこの湯を求めて多くの方が訪れていたそうです。
住所:〒899-6602
鹿児島県霧島市牧園町三体堂1824-41
tel: 0995-55-1313
open: 9:00-21:00
HP: https://nonoyu.daa.jp/
<立寄り湯の方>
※11:30~21:00(受付時間)
大人600円
小人300円(3歳以下無料)
*現地でのクレジットカード決済はできませんので、ご注意ください。



訪れた日は、コテージ系の宿泊だけでなくオートキャンプ場もたくさんのテントが張られていました。
広大な敷地で、自然を思い切り堪能しながら開放的に過ごすのに最高な環境!
いつかは、がっつりキャンプもしてみたい!と思いつつ今回はログハウスへ宿泊しました。ログハウスの中はこんな感じ。


洗面用具、寝具も一式揃っています。
ガスストーブやファンヒーター、エアコンも完備されているので、これからの寒い季節でも快適に過ごせそうです◎


充実したキッチンがあるので、地元の食材を仕入れて調理するのも楽しそう!
鍋やフライパン、一般的な調理器具もありました◎
温泉蒸し窯で地獄蒸し
さて、楽しみにしていた地獄蒸し!
obama villageで仕入れた魚貝と、日当山西郷村どん村で購入した豆腐、野菜を蒸篭に盛り付けいざ!温泉窯へ!

ちなみに、蒸す時間ですが・・
■さつまいも、ジャガイモなどの根菜類
→40分程度
■魚貝、卵、葉物系の野菜やキノコ類
→15分程度
上記時間を目安に温泉蒸し窯へ預けます。


準備ができたころは、外は真っ暗!ログハウスから徒歩1~2分の距離に温泉蒸し窯があります。
美しく煌めく星空を眺めながら、湯けむりに包まれるその雰囲気、とっても好きだなあ~。
温泉蒸し窯は1つしかありませんが案外スペースはあり、利用者が譲り合いながら使用している様子が伺えました。
蒸気はとっても熱いので、備品の長ゴム手袋の利用が必須です。
温泉蒸し窯のふたを開けると、圧倒的に「たまご」が多い。笑

蓋をしめて、しばし待機。
こちらの温泉蒸し窯は24時間利用可能で、「宿泊」「日帰り入浴」をすると無料で使用できます。なんと良心的・・
蒸されるのを待っている間は、星空をぼんやり眺めていました。
街中に住んでいると中々見ることの出来ない、一面の星空に癒されます。

全てが美味しい!!
地獄蒸し、最高~~~!!!
そして、言うもがなですが
旅の湯の温泉もとってもおススメです。
温泉大浴場は、(内風呂、露天風呂、天然蒸気サウナ、水風呂)があります。
内風呂から、ごつごつした岩風呂のような野趣ある雰囲気。岩の噴気孔から蒸気が出る様子も近くで見ることが出来ます。湯温は高めなので、熱い湯が苦手な方は露天風呂が気持ち良いかもしれないですね。
床が滑りやすいので、お子様連れの方はお気をつけて!
旅の湯のロケーション
周囲が山々に囲まれ、多くの植物が自生している旅の湯。

ここでも、綺麗に紅葉が始まっていました。
そして、個人的NO.1な見どころロケーションはログハウスのすぐ隣。

奥に見えるのは桜島。
夕焼けにポツンと浮かぶ、細い三日月がたまらなくかわいい。
夕暮れから、日が完全に沈み夜になると

満天の星空が眺めます。
写真には映らない、星々の様子は是非現地で見てみて欲しい!

