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WAQ×WAQ Square 2025で地域と福祉のつながりを感じてきました

 2025年11月29日、30日に山形屋ベルク広場で「WAQ×WAQ Square 2025」が行われました。
 今年でなんと5回目です。

 今回のテーマは「実りゆく、わたしたちの未来。サスティナブルな鹿児島展2025」。
 おいしいものを扱う障害福祉の事業所がたくさん出られる……と聞いたので、行ってきました(∩´∀`)∩

 ブースを結構多く回ったので、文量が多めです(;´・ω・)
 写真も多くなっていますので、ゆっくりと読んでいただければ幸いです。

まずはお昼ご飯をがっつり

 キッチンカーが何台も出ていたので、まずはお昼ご飯を食べることにしました。
 こういうイベントは、空腹で回るといろいろと買いすぎてしまうのです。

キッチンカー姶丸

 社会福祉法人敬天会のキッチンカーです。
 敬天会は以前訪問した「パン工房マテリア」「はるまちCafe」を運営している事業所です。

 はるまちCafeでも出しているハンバーガーも出されていました。
 しかし今日は、キッチンカーでしか出していない「肉巻きおにぎり」を食べることにしました。

 味はいろいろとありましたが、初めてだったのでノーマルにしました。
 程よく甘辛い味で、箸が進みます。
 ちなみに中にはぎっしりとご飯が詰まっていました(*´▽`*)
 3個入っていて、お腹いっぱいになりました。

ちゃぶやカレー号

「イベントなので今日はお腹いっぱい食べよう!」と次に向かったのは、ちゃぶやカレー号です。

 ちゃぶや咖喱堂は一度閉店しましたが、今は「Craft label : FUDO」という店名で営業をされています。
 今回はキッチンカーで、チキンビンダルを提供していました。

 早く食べたくてちょっとピンボケしていましたが(;´・ω・)
 子どもでも食べられるとのことで、辛さは控えめでした。

 チキンがほろほろ。
 うまみたっぷりでとてもおいしかったです。

続いて買い物をがっつり

 お腹がいっぱいになり、「これで衝動買いは防げるぞ」となったので、会場をゆっくりと回ります。

 会場のベルク広場いっぱいに、いくつもの事業所がブースをかまえています。
 できればすべてのブースを紹介したいのですが、私が興味を持ったり、購入したところを中心に紹介したいと思います。

敬天会 hopen・さちかぜ

 hopen(ホープン)は、社会福祉法人敬天会の事業所です。

 今回は、食品サンプルや、木工品を販売されていました。
 また、ワークショップもされていました。

 グッズは以前カゴシマガジンで紹介した、パン工房マテリアで販売されています。
 また、通信販売もされています(/・ω・)/

 hopenの隣には、さちかぜで作られたコースターなどが販売されていました。
 写真の足ふきマットは、着なくなったTシャツを細くして編んだものです。
 元がTシャツだとは信じられないですね。
 丁寧に、丁寧に作っていることが伝わってきます。

ふるさと学園・ふるさとのWA

 ふるさと学園とふるさとのWAは、社会福祉法人信成会の事業所です。

  クッキーがおすすめとのことだったので、購入しました。
 甘塩を使った塩クッキーをいただきましたが、塩で甘さが引き立っておいしかったです。

 珍しかったのは、卵です。
 こちらはオリーブの搾りかすを混ぜた餌と温泉水で育てた鶏が生んだ卵です。
「オリーブ卵」というそうです。
 観光列車「ななつ星in九州」でも使われたので、名前を聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 ふるさと学園では、200羽近くの鶏を飼育しています。
 それらの世話を養鶏班に所属する障害をもった利用者さんがされています。
 卵は日置市の物産館で販売されていますが、すぐに売り切れてしまうそうです。
 見つけたらラッキーですね。

 そんな卵やお菓子などですが、2025年12月18日(木)に鹿児島市のマルヤガーデンズ地下1階、BF Open gardenにて販売されます。

ハッピーサポートセンター開

 ハッピーサポートセンター開は、特定非営利法人ハッピーの事業所です。
 美味しそうなパンが沢山並んでいました。
 オススメを伺ったところ、メロンパンを勧められたので購入しました。

 手のひらサイズだったのですが、見た目以上にずっしりとしていました。
 優しい甘さで、1個をぺろりと食べました。

 パンの横には、刺し子のコースターやスタンプを押した封筒も販売されていました。
 どちらも丁寧な仕事で、一つ一つ大切に作っていることが伝わってきました。

 こうしたパンや小物は、事業所で行われるマルシェで販売されています。
 開催の情報は、ブログで告知や報告があるそうです。

セルプあいら

 セルプあいらは、社会福祉法人ほのぼの会の事業所です。
「菓子工房 ぷくぷく」「味噌工房 薫」、そして農芸部と分かれています。

 パンは以前食べたことがあったので、今回は好物のプリンを購入しました。
 かじはらプリンの監修を受けたプリン、期待してしまいます。

 キャラメルはあとがけです。
 個人的にこっちの方が好きですね。

 プリンだけだと「少し甘いかなぁ」と思いましたが、苦めのカラメルと一緒に食べるとちょうど良いです。
 なめらかなプリンがカラメルとよく絡みます。
 最近食べたプリンの中では、上位に入りました。
 

ふじ美の里

 ふじ美の里は、社会福祉法人富士福祉会の事業所です。
 自社農園で育てられた梅を使った、梅干し、三杯酢を販売されていました。

 ですが、私が注目したのはこちら。
 ふじ美の里は枕崎にあるのですが、枕崎と言ったら鰹です。
 イベント限定で、鰹はらがわの唐揚げがありました。
 試食を頂いたのですが、おいしかったので購入して晩御飯にしました。
 マヨネーズを付けた食べましたが、背徳の味がしました。

 そのままの腹皮も販売されていました。

 こちらの腹皮は、ふるさと納税の商品に登録されています。
 A-Zかわなべでも取り扱いがあるそうですが不定期になるため、ふるさと納税の方が確実とのことでした。

ギャラリーASAHIYA

 ぎゃらりーASAHIYAは、社会福祉法人落穂会 あさひが丘学園内にある、作品展示・販売ブースです。
 先日行ったTSUKAFES2025でもこのキリン「ポッピンくん」のインパクトがありましたが……
 今回は展示がパワーアップしていました(タブレットで動画が流れていました)。

 ポッピンくんのグッズだけではなく、陶器やブレスレッドなども販売されていました。

 私はエコバッグが欲しいなぁと思っていたところだったので買ってきました。
 最近発売された、新作です。
 Instagramなどに上げたところ、「かわいい」と好評でした。

 こうした作品やグッズは、あさひが丘学園内のぎゃらりーASAHIYAにて購入できます。
 場所が分からない場合は、本部の事務所で「ギャラリーを見に来ました」と声をかけると確実です。

 また、鹿児島市役所で実施されているナイスハートカフェにも出店することもあります。
 出店時はInstagramで告知があるので、フォローしておくと良いと思います。

サポートなごみ

 サポートなごみは、社会福祉法人正和会の事業所です。

 いろいろなマルシェに出展されているので、私も何度か紹介している事業所です。
 ここで作られている「ひったまげたんは」は、私のおすすめ商品でもあります。

 今回はマスコットも参加していました。
 これだけ大きいと、遠くからでも目立ちますね。

 パンやげたんは、アイロンビーズで作った小物も販売されていました。
 しかし、今日の一押しは「シュークリーム」とのこと。

 サクサクの記事の中に、いっぱいに詰め込まれた甘さ控えめのクリーム。
 持った瞬間「あれ、一般的なものより重いな」と思いましたが、そのはず。クリームがぎっしりです。

 今回いただいたシュークリームは、こうしたイベント限定だそうです。
 もし見かけたらぜひ食べてみてください。

生活介護事業所なないろ・ひよし吉日

 なないろは、社会福祉法人日置福祉会の事業所です。
 そして、ひよし吉日も同法人が運営している施設です。
 あちこちで紹介されていて、一度行ってみたいと思っている場所です。

 こちらのだるまは、写真だとハンドパワーで浮いているように見えてしまいますが…
 磁石が中に入っているので、転んでも立ち上がるという縁起ものです。
 まさに七転び八起き、ですね。

 生活介護なないろではこうした面白い小物などを作っているそうです。

 ひよし吉日の方では、おにぎりの販売をされていました。
 限定のおにぎりにも惹かれましたが、職員さんが「焼き鯖が、おいしいです!」と力説されていたので、そちらを買いました。

 その日の晩御飯に食べましたが、まずお米がおいしい。
 それもそのはず、今年収穫されたばかりの新米です。
 焼き鯖の塩味もちょうどよく、ご飯とよく合います。
 これはおすすめされるなぁと、食べながら納得しました。

パン工房しんよう

 パン工房しんようは、社会福祉法人拓洋会の事業所です。
 薩摩川内市樋脇町にある事業所です。

 パン工房ということで、パンが中心ですが、アート系の作品も販売されていました。

 いろいろなパンがありましたが、おいしいと話を聞いていた食パンを購入しました(∩´∀`)∩
 米粉と温泉水を使った食パン「奇蹟の米粉食パン」です。
 トースターで軽く焼いて食べましたが、もちもちふわふわ。
 何もつけていないのに、甘さも感じられて、とてもおいしかったです。

花の木農場

 花の木農場は、社会福祉法人白鳩会の事業所です。
 名前でわかる通り農場を経営されているのですが、ここのすごいところは「飼育も加工もしている」という点です。
 豚を飼育し、加工場で大まかに解体をした後、ベーコンやソーセージに加工するところまでされています。

 このあと用事があったので冷凍のものは買えなかったのですが……
「このあたりだと、東開のイオンにあるファーマーズ テーブル ハナノキでも買えますよ」と教えていただきました。
 そこだったら行けるので、今度行かねば。と思いつつ帰りました。

結局2daysとの行きました

 一日では回り切れない、食べきれないで、開催された2日とも行ったのですが……それでも回り切れませんでした。
 (特にキッチンカーは回り切れなくて残念でした)
 おかげさまで、「昨日も来たよね」と声をかけられることもありました。ありがたいことです。

 鹿児島の地域としての魅力、そして福祉の魅力がぎっしりと詰まったイベントでした。
 会場が山形屋のベルク広場ということで、お買い物のついでに来られたと思われる方が多い印象でした。
 商品を見ながら、職員や利用者の方々と話をしている様子を見て、改めてこうしたイベントの必要性を感じました。

 こうした福祉系のイベントですが、県内各地で開催されています。
 事業所で行うことも多いので、もし気になる事業所があればInstagramなどをフォローしておくと良いと思います。

投稿者プロフィール

そーき

鹿児島県内をバイクでぶらぶらと走っている人です。 食べること、写真を撮ることが好きです。 障害福祉サービスに関わっているので、その話も多めです。

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