先日開催されたTSUKAFES2025とWAQ×WAQ square 2025に出展されていた「ぎゃらりーASAHIYA」へ行ってきました。

ぎゃらりーASAHIYAは、社会福祉法人落穂会 あさひが丘学園内にあります。
おじゃましたのは、2025年の12月上旬でしたが、まだコスモスが綺麗に咲いていました。
ぎゃらりーASAHIYAのある学園内は建物が多いため迷いやすいです。
ギャララリーの場所が分からない場合は、上の写真の建物に事務所があるので、場所を尋ねてください。
職員さんが案内してくださいます。
ぎゃらりーASAHIYAの外

事務所から歩いて3分ほどで到着しました。
木で作られた外装と扉が見えてきます。
そこがぎゃらりーASAHIYAです。

入口で靴を脱いで、ギャラリーの中へお邪魔します。
ぎゃらりーASAHIYAの中

入口と同じように、木が多く使われ、温かみがあります。
ギャラリー内には、大小さまざまなアート作品が展示・販売されています。




気になった作品の紹介
すべての作品を撮って、紹介したいのですが……
数が多すぎて迷います。
というとで、私が気になったものを中心に紹介します。
ポッピンくん

ぎゃらりーASAHIYAと言ったら、黄色の「ポッピンくん」ですね。
カレンダーは、前回は卓上でしたが、今回は吊り下げ式で大きくなりました。

大きいポッピンくんがいました。
かわいいですね。
イベントでよく見ていたポップがあると、感動します。

以前のショップカード(後ろ側)は茶色を基調としたシックな感じでした。
2025年12月からそのショップカードがリニューアル。
ポッピンくんが目立つ、ポップなショップカードになりました。
ちなみに12月上旬に伺ったので、第一号でした(∩´∀`)∩わーい
干支シリーズ

左手側の上に展示されていたのは、丑、寅、兎。
干支です。
丑と寅は、2022年に南日本新聞で紹介されました。
覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

上記の3つより大きい巳は、少し離れたところに展示されていました。
大きいので、近くで見ると迫力があります。
コラボ作品

こちらの鮮やかな作品はコラボ作品です。
中の丸は色を塗ったプラバンをパンチで丸く切り抜いたものを、レジンで固めて作っています。
上の干支シリーズもですが、何人かで協力して作ることもよくあるそうです。
陶芸


ぎゃらりーASAHIYAには、陶芸作品がたくさん並んでいます。

お皿から、「こんな形も作れるんだ」という形の器も並んでいます。
アートって感じです。

器などの実用品以外にも、飾れる陶器もたくさん並んでいます。
右端の豚さんがかわいくて、お迎えしようか真剣に悩みました。

変わったものとしては、アルファベットがあります。
伸ばした粘土を型で抜いて、色を付けて焼いたものです。
アルファベットは型から抜く時が大変だそうです。
グッズ系

ギャラリーの奥にある棚には、バッグなどが並んでいます。
こちらは先日のイベントでも販売されていたものですね。
先日私が買ったエコバッグも並んでいました。
イラストがかわいくて、使うたびに頬が緩みます。

バッグだけではなく、Tシャツもあります。
胸元にワンポイントから、背中に描いてあるものなど、種類が豊富です。

こちらのハンドタオルは、何名かのイラストが使われています。
シンプルなグッズも良いですが、こうしたにぎやかなものも良いですね。
イラストの原画


入って右手側には、イラストも展示されていました。
先ほど紹介したグッズの原画です。
元々はアナログだったんですね。
それをデジタルでデジタルでトレースして、それらをマイバッグなどのグッズにしているとのことでした。
アクセサリー

中央のテーブルには、レジンで作った小物もありました。
よく見ると、模様がそれぞれで違います。
陶芸と同じく、こちらも世界に二つとない作品ですね。
隣の部屋にある釜

ギャラリーの隣には、陶芸の窯があります。
作っている作品も含めて、見せて頂きました。


お皿やカップといったものから、クワガタといった変わり種までありました。
先ほど見た作品を見た後だと、これらがどういう色になるのだろうかと楽しみでもあります。
無事に焼けて欲しいです。
アーティストは障害を持った方々
冒頭でぎゃらりーASAHIYAは社会福祉法人落穂会あさひが丘学園内にあると紹介しました。
このギャラリーで展示・販売されている作品を作られた方々は、障害者支援施設あさひが丘の利用者さんです。

障害者支援施設とは
障害者支援施設は、障害者の入所を受け入れて居住の場や食事と日常生活上の世話および介護を提供する施設です。
日中は生活介護、夜間は施設入所支援を提供しています。
ギャラリーに並んでいる作品は、あさひが丘の生活介護で作られたものです。
生活介護は5班に分かれて活動
生活介護の利用者は100名近くおり、以下の4グループ、5班に分かれて活動されています。
- 生産活動系(日中1科)
建設資材組立請負 、園芸療法、日常生活支援 - 創作系(日中2科)
陶芸、絵画、紙パックリサイクル、日常生活支援 - 療育系(日中3科)
軽作業、運動、缶リサイクル、レザークラフト、日常生活支援 - リハビリ系(日中4科、日中5科)
健康維持、音楽療法、リハビリテーション、日常生活支援
作品の多くは、創作系の日中2科の皆さんが作られています。

上の作品のように、療養系やリハビリ系の皆さんが色を塗ったプラバンを使い、アクセサリを作ることもあります。
利用者さんが、自分のできることで創作活動に参加する話を伺い、「誰もが創作に参加できる」というASAHIYAの理念を感じました。

この「唯一無二の器」を求めて来られる方もいらっしゃるとか。
確かに、世界に一つだけというのは魅力的です。

作品はその方が好きなように作ります。
型があるわけでもなく、自由に作られます。
「一人一人が好きなように作るので、世界に二つと同じものはありません」
という言葉が印象的でした。
出展、SNSに力を入れている
先日私が出会ったTSUKAFES2025、WAQ×WAQ squareのようにイベントへ積極的に出展されています。
そのあとには、「みて・ふれて・かんじるマルシェ」にも出展されていました。
定期的なものであれば、鹿児島市役所の中庭で行われているナイスハートカフェがあります。
出展だけでなく、Instagramでの情報発信を積極的にされています。
新作の発表、出展情報はInstagramで発表されます。
そして事業所の様子も発信されています。
普段の様子を見てから作品を見ると、作品の見方も変わると思います。
ギャラリーまでの道のり
あさひが丘学園は、鹿児島市の北部、皆与志町(〒891-1206 鹿児島県鹿児島市皆与志町2503)にあります。
吉野市街地の北西にあたります。
鹿児島市街地側からギャラリーの駐車場のでの道のりを、写真で紹介します。
(走行中に撮影した動画から、静止画を切り出して使用しています)

関吉の疎水溝を右手に通り過ぎます。

道なりに走り、高速道路をまたぐ陸橋を渡ります。

「あさひが丘学園」と書いてある電柱のある道に入ります。

正面の電柱に「あさひが丘学園」と書いてある交差点で左折します。

道なりに走ると、右に大きな建物、左手に駐車場が見えます。
ナビを使うと、迷わずにたどり着けました。
ナビの目的地は「あさひが丘学園」を設定しておくと確実です。
店舗情報
- 住所 〒891-1206 鹿児島県鹿児島市皆与志町2503
(社会福祉法人落穂会 あさひが丘学園内) - 営業日 月曜~金曜
- 営業時間 10:00〜15:00
- ホームページ https://www.asahigaokagakuen.jp/gallery-asahiya/
- Instagram https://www.instagram.com/gallery._asahiya/
