南の島を走るマラソンは数あれど、
ここまで「人の温かさ」と「景色の近さ」を感じられる大会は、そう多くない。
鹿児島県・奄美群島に浮かぶ喜界島。
この島で毎年開催されるのが、
喜界島マラソンだ。
※今年は4月12(日曜日)開催
スタート地点に立つと、まず感じるのは島の空気。
澄んだ青空、ゆるやかに揺れる木々、
そして「いってらっしゃい」と声をかけてくれる島の人たち。

号砲とともに走り出せば、
視界に広がるのはサトウキビ畑、どこまでも続く水平線、
そして思わず足を止めたくなるほど透明な海。
「これ、本当にマラソン大会?」
そう思ってしまうほど、景色が近く、贅沢だ。

沿道が、もう一つの主役
喜界島マラソンの魅力は、景色だけじゃない。
むしろ本番は沿道から始まる。

子どもたちの元気な声、
家の前に椅子を出して手を振るおばあちゃん、
名前を呼んで応援してくれる島の人。
知らないはずなのに、
なぜか「帰ってきた」ような気持ちになる。

給水所では、
「暑いでしょ」「無理せんでね」
そんな一言が、脚より先に心を前へ運んでくれる。
走っているのに、
島と会話している感覚。
これこそが、喜界島マラソンだ。

ゴールの先まで、忘れられない一日
ゴールゲートをくぐった瞬間、
達成感と同時に押し寄せるのは、
「もう終わってしまったのか」という名残惜しさ。

そして、ふと視線を海に向ければ——
そう、4月の喜界島は、条件がそろえば海水浴もできる。
完走後には打ち上げも用意され、
島の食、島の酒、島の笑顔が集まる時間が待っている。

「午前はマラソン、午後は島のお酒で乾杯」
そんな一日が本当に成立してしまうのが、この島だ。
編集後記 〜走る側として伝えたいこと〜
実は今回、
私自身もランナーとして喜界島マラソンを走ります。
前回は30km付近で足に違和感を感じ、
歩いたり、走ったりの繰り返しで悔しい思いをしました!笑

だからこそ断言できます。
この大会は、記録を狙う人にも、
旅ランを楽しみたい人にも、
そして「何かを感じたい人」にも、全力でおすすめです。
走って、応援されて、笑って、
ゴールのあとは海を眺めて深呼吸。
もし4月の喜界島が少し暑かったら…
そのまま海に入っちゃうのも、全然アリです🤣

マラソン大会という枠を超えた、
島と出会う一日。
今年の春、
あなたも喜界島で、忘れられない42.195kmを。


