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薩摩の郷土菓子『あくまき』の新しい食べ方を提案

 さつま忍者研究会の清永です。
 最近YouTubeであくまきの事を「不味い」とか「特級呪物」とか言ってる動画を見たので、少し時期が過ぎてしまいましたが美味しい食べ方をお伝え致します。

 先に動画を作っていましたので、良ければこちらもご覧下さい。

鹿児島の郷土菓子『あくまき』とは?

 もち米を竹の皮で包み、木灰汁で長時間煮込んだ食べ物で、柔らかい餅の様な物を想像していただければ良いかと思います。元は保存食として作られ、常温で1~2週間は保存できる為、薩摩では戦国時代から西南戦争の時代まで『戦陣食』として重宝されてきました。

 これが苦手な鹿児島県民もいるのですが、原因は灰汁(あく)で煮る事で生じる苦味です。
 近年店頭で販売されている『あくまき』は苦味の少ないものが多く食べやすくはなっているのですが、まれにこの苦味が好きな方がいらっしゃるので販売する側は難しいところがありますね。

 農林水産省のページに良い説明がありますので、時間がありましたらこちらもご覧下さい。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/akumaki_kagoshima.html

『あくまき』の食べ方について

基本はきな粉&黒糖(砂糖)

画像はきな粉と黒蜜です

 基本はきな粉と黒糖(若しくは砂糖)をたっぷりとまぶしていただきます。
 あくまきは食感を楽しむ物と考えて下さい。(まれにそのまま食べて灰汁の苦味を楽しむ方もいらっしゃいますが…。)

元は餅なので…

 最近は餅用のタレが販売されています。
 こういった物を利用して味に変化を付けるのも楽しいです。

画像は丸美屋『おもち亭 3種の味わいセット』
みたらしのタレ使用

 みたらしのタレを使った物はそのまま『みたらし団子』でした。結構美味しかったです。

ずんだのタレ使用

 ずんだ餅の素はお湯に混ぜる必要があったのですが、今回は常温の水で試してみました。
 考えていたよりずんだ餅の素がダマになる事もなく美味しくいただけました。
 近年の保存食は1年以上持つ物が当たり前になりましたが、災害にあった際、火を使わない料理として活用できそうです。

味のりと醤油

 味付けのりと醤油を使って磯辺風に。
 基本餅なのでこういったアレンジも可能です。
 餅と違い、焼く必要がないので、火を使えない場所で重宝しそうです。

 あとネットで調べてみるとワサビ醤油でいただいている方もいらっしゃるとか。
 結構いろんなアレンジが効く食材だという事がわかりますね。

売り場とあくまきについて

 私は過去にある有名なお菓子の販売促進業務を行っていた流れで『FMD陳列士』という売り場の商品陳列の技術を証明する資格を持っているのですが、私の目から見てこの『あくまき』という商品は、鹿児島のPR下手な一面が色濃く影響を受けている商品だと考えています。

 売り場を見てみると『あくまき』単品で売り場が作られていたり、他の物があったとしてもきな粉と砂糖が同じ枠内に置かれているだけいたり、変わったところだと製作の材料が置かれており、鹿児島初心者を排除する様な売り場構成になっているところがほとんどです。

 昔と違い、鹿児島県外から移住してきた方や観光客も増えてきて、昨今のSNSの普及で個人でもかなりの広報力を持つ方が出てきている状況です。
 もっと鹿児島初心者に向けての売り場作りをしても良いのではないでしょうか?

投稿者プロフィール

清永秀樹

クリエイティブパフォーマンスBAN/代表 さつま忍者研究会/代表 H26~H29 KADOKAWA Walker plus 鹿児島県地域編集長(最終役職)

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