奄美大島で吹きガラス体験ができる工房があるのをご存じでしょうか。
大和村今里集落に工房を構える「島の硝子小屋リュウ」では、吹きガラス体験や今からの時期にぴったりな風鈴作りの体験ができちゃいます。
今回は吹きガラス体験に行ってきました!
吹きガラスとは、1000度以上に熱してドロドロに溶けたガラスに、吹き竿から息を吹き込んで膨らませる伝統的なガラス成形技法です。
デザイン決め:どんな形にしよう
最初に、作りたいグラスの形を決めます。

作れる形は3種類!(写真手前の3種のグラス)
ガラスの色はその時溶解炉に入っているガラスによって変わり、この日は「透明」か「緑」の2色から選べました。
さらに追加で他の色や気泡を入れることができ、自分だけのオリジナルのグラスが作れます。

私は緑色ベースのロックグラス(写真左)に、表面に気泡と凹凸(デコボコ)の出るガラスを追加することにしました。
いざ1200度の溶解炉の前へ

道具の持ち方や息の吹き方を習ったらいよいよ体験スタートです。
エプロンにアームカバーと手袋をつけて溶解炉の近くへ。
ガラスが溶けている溶解炉はなんと1200度!
近づいただけで熱気が押し寄せてきます。
フーッと息を吹き込んで少しずつ大きく

ガラスの付いた棒を回しながら少しずつ息を吹き込んでいきます。
するとオレンジ色に熱せられたガラスは風船のように徐々に大きくなっていくんです。

早く強く吹くと形が崩れてしまうのでゆっくり均一に…。
途中で凹凸の出るガラスや重曹を付け装飾します。

さらにガラスを追加し引き続き吹いていくと、最終的に大きめの電球ぐらいのサイズに。

これをロックグラス用の型に合わせて形を整えます。

一番の難所!飲み口を広げていく

今度は今付いている棒から切り離し、飲み口になる部分の加工をしていきます。
1cmくらいの穴を専用の道具を使って徐々に広げていくのですが、この作業が意外と難しい!
左手で棒をコロコロ転がし続けないとグラスの形がよれてしまうし、右手もそれに追従するように道具をフチに当て続けないといけないので一番集中力が必要です。

ついに完成!
リュウさんに最大限サポートしていただき、なんとかいい感じの形になったので完成です!
いきなり冷ますと割れてしまうそうなので一旦約600度の釜の中へ。

数日かけて徐々に冷まして行くそうです。
作ったグラスとご対面!

綺麗なグラスが出来上がっていました!
数日前より緑が色濃く発色しています。
汗をかきながら一生懸命作ったグラス…感慨深いです。

多少のゆがみもいい感じ!
リュウさん曰く、慣れてしまうと逆に歪に作るのが難しいそうで、初心者ならではの自分にしか出せない形なんだなと早速愛着が湧いてきました。

リュウさんについて

ガラス職人のリュウさんは岡山出身。
12年ほど沖縄のガラス工芸で活躍し、2025年4月に母親の地元である奄美大島にこの工房を構えました。
工房で使うガラスは奄美大島で廃棄される焼酎瓶などを再利用しています。

実は奄美大島で出た廃瓶は島内で処理できず、鹿児島県本土へ輸送して処理しているそう。
リュウさんはそんな廃瓶を奄美大島でアップサイクルすることで社会貢献の一助になればと語ります。
吹きガラス体験について
・料金:4000円~(グラスの種類、追加するデザインによって変わります)
・作った作品は後日工房受け取りか郵送(郵送費別途)
・要予約
※夏の時期は工房内が高温になるため吹きガラス体験はお休みの予定です。
定休日やイベント等で不在の日もありますので、インスタグラムをご確認の上お問合せください。
奄美大島といえばどうしても夏のアクティビティが多いので、冬場や雨の日でも参加できる体験は有難いですね!

ぜひ自分だけのオリジナルグラスを作ってみて下さいね。
アクセス
| 島の硝子小屋リュウ | |
| 住所 | 〒894-3214 鹿児島県大島郡大和村今里505 |
| インスタグラム | https://www.instagram.com/shimagara_ryu39/ |

