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鹿児島発、東京経由、ジャカルタ行。

 今回は私の後輩にあたる方なのですが、鹿児島を出て、東京で長年DJとして活躍されている『◯-M4L-』(まる)さんにコラムを書いていただきました。

鹿児島発、東京経由、ジャカルタ行。

 はじめまして。DJの◯-M4L-です。

 高校卒業まで鹿児島で育ち、現在は東京を拠点に活動しています。普段はTikTokを中心としたライブ配信でDJをしながら、ときには渋谷や池袋、浅草などのクラブやイベントでDJブースに立つこともあります。

 僕が音楽を好きになった原点は父の存在でした。家ではいつも父がギター弾きながら歌を歌っていて、音楽を自然と耳にする毎日。そして、父が所属する所謂「おやじバンド」の練習にくっついていったりも。その環境があったからこそ、今こうしてDJとして音楽に携わる自分がいるのだと思っています。

 クラブミュージックと出会って20年以上。レコードからCD、そして配信へと時代は大きく変わりました。さらにコロナ禍や家族ができたことも重なり、以前のように毎週クラブへ足を運ぶことは少なくなりました。「現場から離れてしまうのかな」と感じたこともあります。

 そんな僕の音楽との距離をもう一度近づけてくれたのが、TikTokをはじめとするライブ配信でした。

 今では自宅も、僕にとって大切なDJブースであり、もうひとつのフロアです。画面の向こうには日本全国、そして世界中のリスナーがいて、自分の好きな音楽をリアルタイムで届けることができます。そして同時に、世界中でプレイするDJの配信を自宅から楽しめるようにもなりました。

 「現場へ行かないとクラブミュージックは楽しめない。」

 そんな時代ではなくなったのかもしれません。

 リアルなフロアだからこそ味わえる音や熱気はもちろん特別です。でも、オンラインという新しい入口ができたことで、クラブミュージックは以前よりもずっと身近なカルチャーになったと感じています。

 そんな配信を通じて出会い、今もっとも夢中になっているのが、インドネシア・ジャカルタ発祥のダンスミュージック「FUNKOT(ファンコット)」です。

 高速のビート、遊び心あふれるサンプリング、ジャンルの枠を軽々と飛び越える自由な発想。そして何より、「難しく考える前に楽しもう!」というエネルギーに満ちた音楽です。初めて耳にしたときは衝撃でした。「こんな自由なクラブミュージックがあるんだ」と、一瞬で心をつかまれたことを今でも覚えています。

 現在はTikTokで、架空のクラブイベント「AkuDanKamu」を舞台に配信しています。インドネシア語で「あなたと私」という意味を持つこの名前には、画面越しでも音楽を通じて誰かとつながりたいという思いを込めました。架空のイベントとはいえ、自分の中では毎回が本番。現場と同じ気持ちで選曲し、一曲一曲に向き合っています。

 この場所から、自宅と世界のクラブカルチャーを音楽でつないでいけたら嬉しいです。

◯-M4L-

自己紹介:
 2005年よりクラブDJとしての活動をスタート。
 浅草stellaにて開催されていた伝説のイベント「ECLIPSE」のレジデントを務めた後、現在は池袋ゲキパにて不定期開催中イベント「Yoh!Kai」のレジデントを勤める傍、アプリ『TikTok』『Spoon』『Twitch』を中心に配信活動も積極的に展開している。
 アップテンポな曲を好み、ハードファンクなパフォーマンスと丁寧なミキシングから繰り出されるプレイで「エンターテイメント」をフロアに届ける。今日もインドネシア発祥の高速ダンスミュージックFUNKOTを引っ提げ、スタートから文字通りのトップスピードでフロア中を駆け抜けている。

ホームページ:https://lit.link/dj0maru
TikTok:https://www.tiktok.com/@dj0maru

投稿者プロフィール

清永秀樹

クリエイティブパフォーマンスBAN/代表 さつま忍者研究会/代表 H26~H29 KADOKAWA Walker plus 鹿児島県地域編集長(最終役職)

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