皆さん、何かしらのライフワークには取り組まれていますでしょうか?
 今回は難聴というハンデキャップを背負いながらも漫画制作の取材の為に九州各地を飛び回り、『九州コレクション』という一連の作品を描き続ける熊本在住『野川ふきこ』さんをご紹介します。

九州の偉人を取り上げる『九州コレクション』

ーー簡単な自己紹介をお願いします

 熊本市出身、関東でミニコミ紙で4コマ漫画や業界誌でストーリー漫画を描いていました。イラストや挿絵も出版物で描いていました。 熊本へ戻り、仕事が無かったですが現在は、 西日本新聞社のこどもタイムズ欄で時々漫画を描いています。(絵仕事募集中です) 西南戦争当時を勉強して戦域や人物を掘り起こしています。

ーー『九州コレクション』について教えて下さい

 郷里に戻り、(自分が殆ど知らなかったので)九州の色んな人を彫り起こしたいと思いました。きっかけは、それです。九州の色んな人を4コマ漫画で紹介、200作制作しました。

【九州コレクション】
主にフェイスブックで作品を発表しています。
https://www.facebook.com/fukiko.nogawa

ーーお気に入りのエピソードについて教えて下さい

 維新における薩摩藩の突出(薩摩藩士の活躍)ですね。
 子供の頃から聞いてはいたのですが、はっきりとした実感がなく、 11年前、熊本へ戻り、自分ところの熊本城で実際、戦闘が有ったなど(その現場や遺構などもあり)あらためて驚きました。 本妙寺の祖母宅へバスで行く時、熊本城の西北の段山を通っていたもので、調べてみたいと思うようになりました。

ーー鹿児島で印象深いところはありましたか?

 史跡 福昌寺跡(島津歴代の殿様を前にして感慨深かったです)、 草牟田墓地(陸軍火薬庫跡・益満休之助墓など歴史の光陰を見れた事) ですね。
 他にも沢山有ります。

ーーライフワークとしての『九州コレクション』について教えて下さい

 ターシャ・チューダーさんみたいに、ずっと漫画で九州人を描きたいですね。
 90代になっても絵本などの仕事をして、メディアに取り上げられて、羨ましい限りです。

●補足:ターシャ・チューダー~Wikipediaより~
(Tasha Tudor、1915年8月28日 – 2008年6月18日)はアメリカの絵本画家・挿絵画家・園芸家(ガーデナー)・人形作家である。彼女の描く絵は「アメリカ人の心を表現する」絵と言われ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターによく使われている。50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の一人暮らしを始め1800年代の農村の生活に学び、彼女の住む広大な庭で季節の花々を育て続けるライフ・スタイルは、日本でも注目を浴びた。

「いでよしの」は野川さんが持つもう1つのペンネーム

投稿者プロフィール

清永秀樹
清永秀樹
クリエイティブパフォーマンスBAN/代表
さつま忍者研究会/代表
H26~H29 KADOKAWA Walker plus 鹿児島県地域編集長(最終役職)