「じゃんぼ餅」って聞いたことありますか?
10号線を車で走っているときによく看板を見かけるけど、地元の人でもなかなか食べる機会は少ないのではないでしょうか??

知ってるけど、よく知らない。食べたことあるけど、いったい何なのかよく知らない「じゃんぼ餅」についてまとめました!
「じゃんぼ餅」は、鹿児島に昔からある郷土のお菓子で、素朴なお餅ですが、甘じょっぱいタレがおいしくて、甘さと香ばしさがクセになります。
今回、娘と一緒に料理教室でじゃんぼ餅作りに挑戦してみました!
実はこれ、材料も手軽でおうちでも簡単に作れるんです。
さらに、仙巌園のすぐ近くにある名店「平田屋」のじゃんぼ餅も紹介。この記事を読めば、「じゃんぼ餅って何?」という人も、きっと食べたくなるはずです。
じゃんぼ餅ってジャンボなの?
由来と名前の意味は?
「じゃんぼ餅」は、「両棒(ぢゃんぼ)餅」とも書かれます。
大きいのかな?と思いますよね。それが小さいんです。
小さいお餅に2本の竹串が刺されて提供されています。中国語で2本の棒を「リャンボー」といい、それがいつしか「ぢゃんぼ」と言われるようになったという説があるそうです。
このお菓子ができた時代は、お侍さんがいる頃で、武士が腰にさす2本の刀に見立てて、2本の竹串を使っているとか、いろんな説があるそうです。
見た目・味・食べ方の特徴
丸くて小さめのお餅がこんがり焼き目が付いて、甘じょっぱいタレがかかっていて、ぱくッと一口で食べるのが楽しいお菓子です。
お餅なので、ちょっと小腹の空いたときの軽食にも。旅行中の食べ歩きにもピッタリです。
実際に作ってみた!じゃんぼ餅の材料と簡単レシピ
教室で娘と一緒に体験
地域の親子料理教室に参加して、娘と一緒にじゃんぼ餅作りを体験してきました。
先生が丁寧に優しく教えてくれて、子どもと一緒に楽しく作れる内容でした。
「混ぜる」「茹でる」「焼く」と簡単なのですが、タレを別で作ったりボウルを洗ったり、ママは意外とバタバタとしました(笑)
材料は意外とシンプル!お家で作れる簡単レシピ
今回使った材料はこちら(3人分 お餅12~16個分):
- 白玉粉 110g
- 水(ぬるま湯) 100cc
- たれ
- 砂糖 大さじ3
- 黒砂糖 小さじ2
- 薄口しょうゆ 大さじ1/2
- 片栗粉 小さじ1
- 水 大さじ3強
- 竹串(お家用なので使いませんでした)

全部、スーパーで手に入るものばかりです。
作り方の流れを写真で紹介
1.白玉粉にぬるま湯を少しずつ加えて、耳たぶくらいの固さになるまでこねる。

ぬるま湯は少しずつ入れて、入れすぎに注意する!
2.手に生地が付かなくなったら、等分にして丸めて3㎝くらいの大きさに平たくつぶす。
丸めたあと、置いておくと変形してしまって、茹でる前に再度丸めなおしました。等分にしておいて、お湯が沸騰してから、形を整えてできたらお湯の中に入れていく方法がよさそうです。
3.沸騰させたお湯の中にお餅を入れて、浮き上がってくるまでゆでる。

4.浮き上がってしばらくしたら、網杓子ですくい、冷水に取り上げる。
浮き上がってすぐではなく、しばらく煮た方がいいです。すぐ上げてしまうと粉っぽさが残ってしまいます。
5.粗熱が取れたら、フライパンに並べ、中火で焼き目が付くまで焼く。

お餅がくっつきやすいので、フライパンには、クッキングシートを敷くのがおすすめ。お餅同士も離して並べた方が良いです。
6.タレをつくる。材料を全て小鍋に入れ(片栗粉は水で溶いてから)沸騰させる。

沸騰したらOK。熱いうちはサラサラしていてもうちょっと煮詰めた方がいいかな?と思いましたが、冷えるととろっとちょうどいい感じになりました。
7.お餅の両面に焼き目が付いたら、お皿に盛りつけ、たれをかけて完成。

娘も「もちもちしてておいしい!」とニコニコ。手軽なのに本格的な味に仕上がりました。
子どもも、大人ものどに詰まらせないように、ゆっくり食べましょう(^^)
平田屋のじゃんぼ餅も外せない!【仙巌園・磯海岸そばの名店】

ロケーション抜群!観光ついでにぴったり

鹿児島観光の定番スポット「仙巌園」の近くにある「平田屋」というじゃんぼ餅屋さん。
おばあちゃんちのような雰囲気が漂う店内で、観光途中にふらっと休憩に立ち寄るのにちょうどいいロケーションです。
海と桜島が見えてとても良いです。
実食レビュー:味・価格・雰囲気

店内で食べたじゃんぼ餅は、甘じょっぱいタレが香ばしく焼かれたお餅にからんで最高のバランス。この日は、海で遊び疲れたあとだったので一層美味しかったです。
1皿10こ入りで700円。お茶付き、お漬物付きなのもほっこり、うれしいポイントです。
▼平田屋さんの公式サイト!ぢゃんぼ餅の歴史についても詳しく紹介されています!
まとめ|じゃんぼ餅は鹿児島の郷土お菓子。おうちでも作ってみて!
鹿児島の郷土菓子「じゃんぼ餅」、実際に作ってみると結構おいしくできて嬉しかったです。
子どもと一緒に作るのも楽しいですし、地元の歴史や文化にも自然と触れることができました。
家族でのおやつタイムに、おうちじゃんぼ餅、いかがですか?
鹿児島観光で来ている人もぜひ食べてみて。
もし時間がなければ、スーパーでも売ってることもあるので、スーパーの和菓子コーナーをチェック!
この他にも、郷土料理や、郷土お菓子の歴史や文化を知りながら、作って美味しく食べてみたいです。
投稿者プロフィール
- 温泉大好き!働くママです。
-
2023年4月に嫁ターン(嫁の地元へUターン)で鹿児島に移住してきました。
鹿児島のゆったりした力強さと、温泉が大好きです!
地元の空気感を伝えていけたらいいなと思っています。
お気軽にコメントなどお寄せください(^^)