この「カゴシマガジン」を読んだ人だけの貴重な情報です。

紅はるか
安納芋
紫芋
さつま芋の種類は多岐にわたります。

その中でも滅多に手に入らない幻のお芋が「無源氏(ツルナシゲンジ)」です。

幻の芋「蔓無源氏」

このお芋が見つかったのは明治40年
その後、戦前まで生産されていましたが、戦後から品種改良の芋に取って変わられ、現在では絶滅状態になってしまいました。

しかし、国分酒造が10本の苗を農業試験場から入手。
育成が大変難しい品種ですが、平成15年に福山の農家「谷山農園」が見事に復活させたお芋です。

安納芋の祖先とも言われるだけあって、糖度が高く、もちもちした食感がある食べ応えのある「さつま芋」です。

谷山農園の谷山さんから「蔓無源氏」の秘話を聞く福山高校

この幻の芋は、国分酒造にて焼酎として販売されており、今では希少価値の高い入手困難なプレミアム焼酎として人気を博しています。

しかし、蔓無源氏は焼酎の原材料としか使われていません。
そこで、この幻の芋をスイーツ化したのが福山高校の商業科の生徒たちです。

福山高校のプロジェクト「福山みらい創業塾」の授業で、地域特産品を使った地域おこしの一環として、苗の植え付けから始まり、ペースト加工を実施。
更に商業科の生徒が商品企画・開発・販売促進活動やPR活動を実施しています。

谷山農園の谷山さんから「蔓無源氏」植え付けの指導を受ける生徒の様子
学校で育てた「蔓無源氏」の収穫の様子
たからべの森の学校でペースト加工および真空パック保存をする様子

この貴重な「幻の芋・蔓無源氏」のスイーツがついに商品化されました。

販売コラボ先は、あの「焼き芋シェイク」で有名な『Mommy’s café』です。

「道の駅たるみず」の前にある人気のカフェ『Mommy’s café(マミーズカフェ)』
絶品『焼き芋シェイク』は、大人も子ども大好き

この夏8月1日以降
『Mommy’s café』×『福山高校生』のコラボ商品が販売されます。

蔓無源氏を使った試作品のテストの様子

この「蔓無源氏」のスイーツは、夏限定・数量限定で販売です。

あっという間に売り切れが予想されます。
言い切ります!
間違いなく直ぐに売り切れです。

世界で『Mommy’s café』でしか食べることができません。
しかも、夏限定で数量限定です。

「食べてみたい!」と思った方は、
8月1日以降に、「『Mommy’s café』×『福山高校生』コラボ商品を食べたくて来ました」と声を掛けてみて下さい。

早い者勝ちですよ!

投稿者プロフィール

orita慶應義塾大学SFC研究所上席所員
慶應義塾大学SFC研究所で上席所員として研究者と一緒に未来の教育を研究しています。
同時に鹿児島県立福山高等学校で「福山みらい創業塾」というプロジェクトに関わっています。
このカゴシマガジンでは、主に「教育改革・地域魅力化・産官学連携」について書いていきます。