こんにちは。慶應義塾大学SFC研究所・上席所員の折田です。
今日は、日本百景展望所にもなっている、日本で最も桜島が美しく見える場所を紹介します。

「中茶屋」から見るダイヤモンド桜島になる前の景色

場所は霧島市福山町にある「中茶屋公園」
福山高校から福山港へ下る県道478号線の中腹あたりにあります。

中茶屋公園入り口の看板

本数は少ないですが、バス停もあります。

ピクニックを楽しむファミリー

秋になると、澄んだ空気になり絶景と心地よい自然環境が出迎えてくれます。

公園に設置されたテーブルとベンチ

お昼の時間になると、ここでお弁当を食べている人も沢山います。
この絶景です!

そりゃー美味しいでしょう・・・

「中茶屋公園」の駐車場側の様子
曇りの日に中茶屋から見る桜島の景色

訪れるたびに違う景色を楽しめるのも「中茶屋公園」の魅力です。

「中茶屋公園」に設置された戦国時代の福山を解説した看板

実はこの中茶屋公園、昔はトコロテンが有名だったそうです。
その理由は、この中茶屋が薩摩藩の重要な軍事的かつ経済的な幹線道路であり、その休憩所として茶屋があったからだそうです。

日州街道の道跡を示す標識柱

良質な冷たい湧き水が豊富に湧出し、日州街道を通ってくる物資によって食材も豊富にあったようです。
特に米の輸送の影響は大きく、現在の福山の名産品「黒酢」を生み出した理由でもあるそうです。

もしかすると、昔の人は贅沢にトコロテンに黒酢をかけて食べていたのかもしれませんね。

地域魅力化に取り組む福山高校の生徒も、この場所を調査をしています。

福山総合支所長から中茶屋の歴史を聞く福山高校生

生徒だけではなく、産業界の方々も一緒に調査をしています。

産業界の方々も生徒と一緒になって地域の魅力を調査

将来は、ここでキッチンカーを呼んでカフェを開いたり、イベントを開催したりしたいと考えている生徒もいるようです。

福山高校の生徒、地元住民の方々や産業界の方々でプロジェクトを立ち上げ、昔のような繁栄の「中茶屋」になればいいですね。

投稿者プロフィール

orita慶應義塾大学SFC研究所上席所員
慶應義塾大学SFC研究所で上席所員として研究者と一緒に未来の教育を研究しています。
同時に鹿児島県立福山高等学校で「福山みらい創業塾」というプロジェクトに関わっています。
このカゴシマガジンでは、主に「教育改革・地域魅力化・産官学連携」について書いていきます。