三島村の竹島の名産といえば、キセキの筍と呼ばれる「大名筍」。収穫時期が短く鮮度が命であるため、希少価値の高い食材です。そんな大名筍が現在旬を迎えています。そして今年は、この大名筍が一年中手軽に味わえる加工品も新たに登場しました!三島村竹島の大名筍について詳しく紹介します。
三島村竹島の名産・大名筍とは?

大名筍は、鹿児島県三島村竹島を代表する特産品で、リュウキュウチク(琉球竹)の若芽を指します。
三島村竹島は総面積の8割以上が竹林で占められており、そこで育つ大名筍は「筍の王様」とも称される最高級食材です。
その名の由来は、かつて収穫量が限られ流通も難しかったため「大名しか食べられない」と言われていたことから。
最大の特徴はアクが非常に少なく、えぐみがなくて生でも食べられるほど柔らかく甘みがある点。味わいは、まるでとうもろこしのようで、シャキシャキとした食感も魅力です。
ただし旬は5月〜6月と短く、鮮度が命。
そのため生の大名筍は、他の地域ではなかなか味わえない希少な味覚とされてきました。
2025年も筍シーズンがスタート!

竹島の大名筍の収穫時期は、だいたいゴールデンウイーク明けから6月頭くらいまで。
今年もすでにスタートしています。
今年の竹林は、台風や竹の花が咲いた影響で枯れているところが結構多い。

ただ、枯れていない場所の筍は生育状態が良く、近年稀にみる良いクオリティとのこと。
生の大名筍は、現在絶賛販売中です!
大名筍の最大の弱点は日持ちしないこと
大名筍は鮮度が命!
そのため、採れたての生の状態では日持ちが非常に短く、数日以内に食べる必要があります。
遠方に送ることもできますが、到着に日数がかかればかかるほどすぐに食べなくてはならないし、鮮度はどうしても落ちてしまいます。
竹島では、収穫後にすぐに食べきれなかった筍は茹でてから冷凍保存する方法が一般的。
冷凍すればかなり持つので、ほとんど1年中筍が食べられます。
ただし、この茹でて冷凍する作業って結構面倒なんですよね…。
いざ使いたいときも、まず解凍しないといけないし。
鮮度を保ちながら簡単に長期保存する方法があればいいのになーっていうのは、島民皆の総意(だったはず、たぶん)。
1年中楽しめる大名筍が爆誕!水煮パックが開発されました

大名筍を1年中おいしく食べたい!もっと多くの人にこの味を届けたい!という思いから、保存性と手軽さを両立する方法として水煮パックの開発が始まりました。
開発では、風味や食感を損なわないよう加熱処理の温度や時間を何度も試行錯誤。
完成したと思ったら、半年後に筍が液状化していたり、えぐみが出ていたり、一筋縄ではいきません。
それでも、アク抜き不要という大名筍の特性を活かし、添加物を一切使わず、素材そのままの味を閉じ込めることにこだわりました。
そしてついに今年、下処理不要でそのまま使える大名筍の水煮パックが完成!
販売がスタートしています。
完全予約販売ですでに2025年度受付分は終了しているのですが、旬の味わいを一年中楽しめる新たな商品として、竹島の大名筍がより身近な存在になったはずです。
水煮パックの大名筍の詳細
水煮パックの大名筍は、長期保存が可能。
1パック500g入りです。
下処理が不要で、袋から出してそのまま調理可能。
加熱処理のみでパックされているので、掘りたてのようなやわらかさと甘み、シャキシャキとした食感がそのまま閉じ込められています。
また、添加物は一切使用していないため、安心して本来の味わいを楽しめるのも嬉しいポイントです。
大名筍のおすすめの食べ方・レシピ紹介

大名筍はあく抜きしなくていいので、さまざまな料理に手軽に使えるのが魅力です。
生の大名筍なら、王道だけど天ぷら。
でも、一番みんなやっているのは茹でてマヨネーズつけて食べる方法。シンプルだけど、おいしいです。
BBQのときに皮ごと焼いて食べるのもおすすめ。
水煮だったら、煮物とか味噌汁とか炊き込みご飯とかが良い気がします。
個人的には、ペペロンチーノが好き。
その他、大名筍のレシピはこちらを参考に!
竹島の恵み、大名筍をぜひ味わってみて

大名筍は、アク抜き不要で素材本来の甘みと食感が楽しめる三島村の自慢の味覚です。水煮パックの登場で、旬を逃しても一年中その美味しさを堪能できるようになりました。島の自然と人の想いが詰まった大名筍を、ぜひ味わってみてくださいね!
大名筍の購入はこちらから。