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鹿児島のおもてなし料理といえば? 豚骨をつくった話

下豊留です。
皆さんは県外から鹿児島に来た方に、どんな料理をオススメしますか?
鹿児島は何でもおいしいので悩みますよね。

プライベートなことで恐縮ですが…
先日、法事のために県外にいる親戚が我が家へ泊まりにきました。
親戚が帰ってきた時は、美味しく芋焼酎を飲んでもらうことが第一なので、できるだけ鹿児島らしいおつまみをだすようにしています。
我が家は、さつま揚げ・鳥刺し・鰹のたたき・きびなご・がね・煮しめ・喜入のところてん・青のりの味噌汁・豚汁あたりが定番です。

今回は何をつくろうかなと考えていたのですが、先日NHKの「名将たちの勝負メシ」で、西郷隆盛の勝負メシとして豚骨を紹介していたなと思い、豚骨をつくることにしました。
「名将たちの勝負メシ」は、歴史上の人物がいったいどんなものを食べていたのかを紐解く歴史番組です。
面白いのでぜひご覧ください。
番組で紹介されていた西郷隆盛の豚骨は、NPO法人霧島食育研究会理事長の千葉しのぶ先生がご監修されていました。
千葉先生の郷土料理本は3冊持っているのですが、読み物としても面白いところが好きです。

2018年に、NHK「趣味どきっ!」という番組で幕末維新メシ特集があったのですが、その時も西郷隆盛の維新メシとして豚骨が紹介されました。
西郷さんは、豚骨が好きだったという逸話が残っています。
西郷隆盛が好きな食べ物だよと話しながら食べたら盛り上がるかもしれません。

豚骨の作り方は、ご家庭で異なるかもしれませんが、私は母に教えてもらった作り方でつくっています。

鹿児島はスーパーで豚骨用のお肉がすぐ手に入るので良いです。

この肉の下処理をすれば何とかそれっぽくなります。

フライパンで焼いて焼き目をつけて

芋焼酎で焼きつける!
芋焼酎入れればこっちのもん(だと思っています…)
今回は山元酒造の「山本實彦」でいきます。

山本実彦についてはこちらをご覧ください。

しっかり焼いたら、ザルにあげて熱湯をかけて、ショウガとともに圧力鍋へ。

火にかけている間にその他の食材の準備をするのですが、今回は家にあった大根と人参にしました。
こんにゃく、ごぼうなんかもあると良いですね。

今度は大根と人参を加えてまた圧力鍋で圧をかけるのですが、その際にこちらを。
黒砂糖と、

麦味噌です。

黒砂糖は厄払いに行った際にいただいたものを使用しました。

味噌は、鹿児島の麦味噌をつかうことがポイントです。

圧力がさがったら、黒砂糖と砂糖を追加してもう少し煮込み、醤油で味の調整をしたら出来上がり。

圧力鍋が無い場合は、時間はかかりますが普通の鍋でもできます。
たまには郷土料理をつくるのも楽しいです。

朝ごはんは、フリーズドライの鶏飯を食べてみました。

藤安醸造のものを購入したのですが、ごはんの上にのっけてお湯をかけるだけと超簡単。

親戚には、鹿児島空港の山形屋で藤安醸造の専醤を買ってお土産に渡しました。
鹿児島の甘い醤油をプレゼントすると、特に鹿児島県出身の方は喜ばれる率が高いと思います。

おもてなし料理の定番があれば、ぜひ教えてください!

投稿者プロフィール

下豊留 佳奈

オフィスいろは 下豊留佳奈(しもとよどめ かな) 鹿児島生まれの鹿児島育ち。 地元が元気になればと思いあれこれ活動しています。 共著に『鹿児島偉人カルタ55』(燦燦舎) 2021かごしまの新特産品コンクールで鹿児島県観光連盟会長賞を受賞しました。 第一工科大学非常勤講師 昔話と歩くことが好きです。

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