最近、自分の誕生日にワクワクした記憶、ありますか?大人になると、なかなか誕生日を盛大に祝ってもらう機会ってありませんよね。でも、竹島ではちょっと違います。島のみんなで集まって、お互いの誕生日をお祝いする新しい取り組みが今年から始まりました。今回は竹島の誕生日会の記念すべき第1回目について紹介します。
三島村・竹島地区会で「みんなの誕生日会」がスタート!

三島村竹島にはさまざまな組織があるのですが、一番の大所帯は地区会。
なかなか聞きなれないワードかもしれませんが、地区会とは日常生活レベルにおいて住民相互の連絡等の地域的な共同活動を行い、地域社会において重要な役割を担っている団体のこと。(総務省より)
もっと簡単にいうと、同じ地域に住む人が集まって、地域活動やイベントなどを自主的に行う組織って感じだと思います。
その地区会で今年から始まった新しい取り組みが、「みんなで誕生日をお祝いしよう!」というもの。
これまで竹島地区会では、「定会(じょうかい)」という集まりを定期的に開催してきましたが、そのついでにみんなで誕生日をお祝いしよう!ということになりました。
定会とは、島民みんなが定期的に集まって、島の行事やこれからの予定、ちょっとした困りごとなどを話し合う集まりのこと。基本的には日々の生活に密着した話題が中心。形式ばったものではなく、お茶やお菓子をつまみながら、世代を超えてカジュアルに話せる場です。
コロナ禍で減ったコミュニケーションを取り戻そう!
地区をあげて誕生日会をすることになった目的は、島民同士のコミュニケーションのためです。
コロナ禍以降、みんなで集まる機会が減ってしまい、地域の行事も減少。
学校の先生とかだと、保護者以外の地域の人とほとんど話したことない…ってことも。
せっかく地域の人全員と関われる環境なのに、それってちょっと寂しい。
ってことで、みんなで楽しい時間を過ごせる場として、誕生日会をやってみよう!ということになったんです。
離島のような小さなコミュニティに住んでいるからこそ、こうした「みんなで集まる場」はとても大切です。
4月・5月生まれのおともだちをみんなでお祝い!
誕生日会は、2ヵ月に1回の定会のタイミングで開催します。今回は4月・5月生まれの方々をお祝いしました!
4月・5月生まれの5名が上座に整列

たまたまなのですが、4月・5月生まれはほとんど竹島学園の子どもたちでした。大人はひとりだけ。
会の冒頭で、まずは誕生日を迎えたメンバー紹介と、集まった人全員からの「お誕生日おめでとう」コール。
ちょっと恥ずかしい気はしますが、大人になってからこんな祝われ方することってないので、新鮮で良いのではないでしょうか。
お誕生日のおともだちにはケーキが配られます。

島でケーキはなかなか食べられないので、超貴重!
みんなでゲーム!ババ抜き大会が白熱
ただお祝いするだけじゃ、面白くない!ってことで、全員でゲームタイム。
もちろん景品もあります!
…とはいえ、地区全員となると下は7歳から上は80代まで老若男女みんなが楽しめるゲームって意外と難しいんですよね。
今回はシンプルだけど盛り上がる「ババ抜き大会」が開催されました。

5~6名のチームに分かれて、それぞれのチームで1位抜けした人がお誕生日の人と対戦して順位を決めます。
数十人がみんなでババ抜きするって、かなりシュール。

いきなりジョーカー引いてしまいました…。
他のゲームと違って、”加減”ができないので、大きなおともだち(アラフォー)が小さなおともだち(小学生)を泣かせてしまう場面も笑。
全島民対抗ババ抜き、優勝したのは、竹のいえじゃんけん大会で2位だった学園の先生でした。
ゲーム強い!のか、運が強い!のか。
商品は竹のいえの商品券でした。おめでとうございます!

2回目以降の開催も乞うご期待?!

今回が初めての竹島地区の誕生日会でしたが、やっぱり、みんなで集まってお祝いするって、いいものですね。
次回は6月・7月生まれの方をお祝いする予定です。毎回みんなで楽しめる企画を考えるのって大変そう…ですが、これからも、竹島のコミュニケーションの場として、続けていけたらいいなと思います。