中秋の名月、十五夜も過ぎめっきり秋らしくなってきましたね。
毎年残暑が厳しく秋が短い鹿児島も、今年はなんだか秋らしい秋が訪れたように感じます。
秋、といえばみなさんは何を思い浮かべますか?
食欲の秋(大好き)
読書の秋(秋の夜長に読書に耽るのは最高!)
スポーツの秋(山に登りたい・・)
芸術の秋!!
今回は、芸術の秋にもピッタリ!!体験できる伝統工芸をご紹介します。

キラキラと光を受けて輝く鹿児島を代表する伝統工芸品のひとつ「薩摩切子」は、お土産や贈り物として目にする機会もありますが、その薩摩切子を自分の手で削ってつくれることはご存じですか?
世界にひとつだけの薩摩切子づくりに挑戦すべく、霧島市隼人町にある美の匠 ガラス工房 弟子丸さま(以下敬称略)の体験施設「薩摩切子伝承館 ART DESHIMARU」へ行って参りました!

ART DESHIMARUは、霧島市隼人町小浜にある弟子丸のカット体験・ショップの拠点です。
濃紺の外壁に朱色の柱が映える、とても目を引く建物。入口の大きな紋のマークが目印です。
館内には、工房の切子師さんたちが手がけた作品がずらり。


中でも目を奪われたのは黒の薩摩切子。深い黒の中にカットの線がシャープに浮かび上がり、光の当たり方で表情がどんどん変わります。徳利や猪口、脚付きの器など、どれも見入ってしまう美しさでした。

薩摩切子は、幕末の薩摩藩で生まれたカットガラスです。当時から国内外で高く評価されていましたが、激動の時代の中で一度その技は途絶えてしまいました。
その後、昭和になって復元への取り組みが始まり、今では鹿児島を代表する工芸品として世界中で愛されています。
特徴は、透明なガラスに色ガラスを厚く重ねた「色被(いろきせ)」の生地を削り、色の境目がふんわりとグラデーションになる「ぼかし」。この柔らかな表情が、薩摩切子ならではの魅力です。
弟子丸では、伝統的な薩摩切子のほかに、霧島山系の自然美を薩摩切子の技で表現した「霧島切子」や、薩摩切子の制作で出たガラスを活かしたアクセサリー「ecoKIRI(エコキリ)」など、伝統の技に新しい価値を加えた作品づくりにも取り組んでいます。

弟子丸では、販売だけではなくガラスのカットを気軽に体験できます。

体験は完全予約制。つくれるものは、アクセサリー(ecoKIRI)、猪口、冷酒・フリーグラス、タンブラー、風鈴などから選べます。
ecoKIRI(アクセサリー) 6,600円
薩摩切子 猪口(透明) 13,200円
薩摩切子 猪口(色被) 16,500円
薩摩切子 冷酒・フリーグラス(色被) 19,800円
薩摩切子 タンブラー(透明) 24,200円
薩摩切子 タンブラー(色被) 29,700円
風鈴 2,200円
※ブラストでの名入れ:3,500円
※アクセサリーの金具代は別途500円〜
※価格は公式サイト掲載の税別価格です。最新の情報は公式サイト・お電話にてご確認ください。
どの体験にするか…悩みどころですが、自分へのご褒美!というのも兼ねてecoKIRIでネックレスを制作することにしました。

回転するホイールにガラスを当てて、少しずつ削っていきます
ホイールにガラスをそっと押し当て、前後に動かしながらカットしていきます。
「どのくらいの力で当てればいいの?」「ここはもう少し削る?」と、ドキドキしながらの作業。ちょっと手元がずれるだけで線の太さが変わってしまうので、思わず息を止めて集中してしまいます。笑
それでも切子師さんがすぐ隣で声をかけてくださるので、初心者でも安心して取り組めました。

似たような色目だな、と思っても。手に取ってみたり、光に透かして見たりすると表情にそれぞれ個性があります。
何度も、色味を検討し自分で気に入るパーツをセレクト!
スタッフさんと相談しながら、カットの模様も自分でデザインできます。
(とはいえ、ガラスのカットは修行で10年程度もかかる熟練作業なので体験で可能なのは比較的シンプルな模様になってしまいます。欲をぐっとこらえて、挑戦しやすいスタンダードな模様にしておきました。)
線引きをしてイメージがわいたら、レッツ体験!


回転するホイールにガラスを当てて、少しずつ削っていきます
ホイールにガラスをそっと押し当て、前後に動かしながらカットしていきます。
「どのくらいの力で当てればいいの?」「ここはもう少し削る?」と、ドキドキしながらの作業。ちょっと手元がずれるだけで線の太さが変わってしまうので、思わず息を止めて集中してしまいます。笑
それでも切子師さんがすぐ隣で声をかけてくださるので、初心者でも安心して取り組めました。

なんとか、かんとか。。カットを終えたガラスパーツ。
思っていたよりも線が太くなってしまいました。
カットを終えた直後の作品は、まだ少しくもったような表情。ここから職人さんの手で磨き加工が施され、あの薩摩切子らしい輝きへと仕上がります。完成品が届くまではおよそ2ヶ月。どんな姿になって届くのか、待つ時間も楽しみのひとつですね!
旅行や観光で鹿児島を訪れた際の思い出づくりにはもちろん、自分用の晩酌グラスや、大切な方への贈り物にもぴったり。
鹿児島の伝統工芸を「見る」だけでなく「体験する」ひとときを、ぜひ味わってみてください!
(カット体験・ショップ:薩摩切子伝承館 ART DESHIMARU)
住所
鹿児島県霧島市隼人町小浜1817-1
TEL
0995-73-4747
HP
https://deshimaru.jp/
体験
https://deshimaru.jp/trial/
営業時間
【要確認】
定休日
【要確認】
駐車場
有
※カット体験は完全予約制です。ご予約・お問い合わせはお電話にて
