地球環境基金からの助成を受けた『セネガルに地域循環型採卵養鶏を育てるプロジェクト』でアフリカ・セネガルに行っていた NPO法人 DANKA DANKA の代表 西村宏子 さんが一時帰国。2022年12月11日(日)、鹿児島市泉町にあるギャラリー白樺で報告会がありました。

一番右の方が代表の西村さん

NPO法人 DANKA DANKA とは?

 鹿児島で発足したNPO法人で、内閣府に登録されている情報から引用すると

 この法人は、ヒト・モノ・情報のグローバル化が進むなか、貧困状況にある海外の人々に対して地球環境にやさしい生活支援を通しての国際協力活動や、多文化共生社会実現に向けて、在住外国人支援や不特定多数の市民・団体に対する啓発普及活動を行い、もって地球環境及び社会全体の利益の増進に寄与することを目的とする。

内閣府NPOホームページ

とあります。

 昔からの活動を見ていると木工や縫製などの職業訓練、小学校での環境教育や木を植える活動をしてたりとアフリカに積極的に関わっているNPOと言えますね。

 今回の『セネガルの鶏を幸せにするプロジェクト』では鶏や環境、人の体に負荷のかからない日本の自然卵採卵養鶏の技術を現地仕様に変え、健康的で地域循環型の採卵養鶏をセネガルに普及させる事が目的になっています。
 動物好きの西村さんにとっては「セネガルの鶏を幸せにするプロジェクト」だそうです。

フィリピン鶏の文化をセネガル鶏に伝える

 今回の報告では鶏の病気感染を防ぐ為に木の上で眠る事を覚えさせた実例と自然卵養鶏HOWTO動画テキストの制作報告がメインでした。

 セネガルの鶏は、地面に集団で密着して眠るために病気の蔓延を招く恐れがあります。DANKA果樹農園でも沢山のヒヨコが感染症で亡くなったそうです。そこで、今回の渡航では、フィリピンで見た木の上で眠る方法を覚えさせたそうです。
 木の上で眠る習慣を身に付けさせるには時間が掛かるだろうと思いますが、約2週間程度でできる様になったという事。
 元々、鶏の習性としてDNAに刻み込まれていたのでしょうね。

アフリカでの活動を広げたい DANKA DANKA

 『セネガルに地域循環型採卵養鶏を育てるプロジェクト』は環境省所管の独立行政法人環境再生保全機構から資金助成を受けて行っているプロジェクトですが、コロナ禍で現地に行けずに、実際の活動は1年にも満たないそうです。NPO法人 DANKA DANKA としては、現地でも大変期待されている事業なので、助成終了後もゴール実現に向けて継続したいと考えています。そのためにはパートナーが必要で、今探しているそうです。
 「アフリカへ研修旅行のプランを組みたい」「セネガルでビジネスを行いたい」という考えのある法人がありましたら一度 DANKA DANKA へ相談してみるのはいかがでしょうか?

【 NPO法人 DANKA DANKA 】
ホームページ:http://dankadanka.org/
FBページ:https://www.facebook.com/DANKADANKAJapan
(興味深い現地での報告が動画でもアップされていますので是非1度ご覧下さい)
お問い合わせ:メールかFBページよりメッセンジャーにて連絡して下さい。
メールアドレス:camp@dankadanka.org

 

投稿者プロフィール

清永秀樹
清永秀樹
クリエイティブパフォーマンスBAN/代表
さつま忍者研究会/代表
H26~H29 KADOKAWA Walker plus 鹿児島県地域編集長(最終役職)