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今、山登りが密かなブーム?ブームをけん引する霧島市観光協会の『山印帳』

 近年、神社仏閣を巡っていただく御朱印帳が人気ですが、その人気にリスペクトする形で日本各地の船に乗る事でスタンプを押せる『御船印』や各地のお城を巡る『御城印』など様々なスタンプラリーが出てきていますが、鹿児島県霧島市にもちょっと変わったスタンプラリーが人気を集めています。

霧島市観光協会で販売されている『山印帳』。第1弾、第2弾共に好評販売中である。

観光促進に一役買う『山印帳』とは…

 霧島市観光協会で山印帳(ヤマインチョウ)のサービスを開始したのは2021年の事。
 コロナ禍真っ只中の時期ですが、霧島の山を登った証として貰えるスタンプのコンプリートプレゼントとして300個用意したシェラカップ(アウトドアで使う直火OKの万能カップ)は見事に無くなったそうです。
 第1弾の山印帳に記載している15の山を全て登り切った方が少なくとも300名はいたという事ですから、スゴイ人気ですね。

 2022年の販売された第2弾は山を変えて制作。15から10の山に目標が変わり、範囲が霧島のみから鹿児島県内に広がりました。
 コンプリートされた方は第1弾は378名、第2弾は56名(2023年1月23日現在)。
 販売総数は第1弾が1,000冊を超え、第2弾は450冊を超えています。
 日本だけでなく海外からのお客様も購入され登山にチャレンジしている様です。

『山印帳』第1弾のチラシ(シェラカップの配布は終了しています)

霧島市観光案内所を「山好きの方々の社交場に」

 スタンプを貰う方法は、目標の山の頂上で自撮りされるか、YAMAP(ヤマップ)などのアプリを使って記録したGPSデータを霧島神宮前にある霧島市観光案内所のスタッフに見せる事で押す事ができます。

 目標の山の選定については霧島市観光協会に山に詳しいスタッフがいらっしゃるそうで、その方を中心に地元のガイドさん達の知見を貰いながら設定していらっしゃるとか。

 山印帳を使って山登りにチャレンジしたユーザーからは「これを機に知らない山に登れて良かった」と喜びのコメントをいただいているそうで、知られざる観光地の開拓にも一役買っています。

 このスタンプラリーを主導している霧島市観光案内所では、「霧島連山を対象とした第1弾の人気から第2弾では鹿児島県内に範囲を広げました。霧島市観光案内所が山好きの方の社交場のような場所になればいいなと考えています。」との事。
 第3弾については現在検討中だそうです。
 

【お問い合わせ・登頂認定】
霧島市観光案内所
住所:鹿児島県霧島市霧島田口2459-6
TEL:0995-57-1588
HP:https://kirishimakankou.com/

投稿者プロフィール

清永秀樹
清永秀樹
クリエイティブパフォーマンスBAN/代表
さつま忍者研究会/代表
H26~H29 KADOKAWA Walker plus 鹿児島県地域編集長(最終役職)