先日、奄美大島北部の丘の上にひっそりと佇む「villa tumugu(ヴィラツムグ)」に泊まりました。villa tumuguは、「隠れ家」という言葉がぴったりな、小さな一棟貸しの宿です。1〜3名向けの「hanare」と2〜5名向けの「omoya」があります。日常から離れた“時間”と“空間”を贅沢に味わうことができる宿です。
こちらの記事では、オーナーご夫婦の宿への想いや、実際にわたしが宿泊して感じたvilla tumuguの魅力についてお伝えしていきます。
「人と人をつなぎ、ご縁を紡ぐ場所をつくりたい」という想い
「人と人をつなぎ、ご縁を紡ぐ場所をつくりたい」というオーナー夫婦の深い想いが込められた宿が「villa tumugu」です。

今から11年ほど前に建てたアパートをきっかけに、現在の宿が誕生しました。アパートをつくりあげていく過程で、大工、水道屋、ガス屋など、さまざまな職人たちが力を合わせてひとつの形をつくり上げていく姿に、オーナー夫婦は深く感動したといいます。そして、「こんなふうに、人と人がつながって、何かを生み出していく場をつくりたい」という想いが芽生えました。ファミリーブランド名「tumugu(ツムグ)」には、ご縁を紡いでいくという想いが込められています。
時を経て、3年ほど前に宿泊施設「hanare」、そして2024年に「omoya」をオープン。少しずつご縁の輪を広げながら展開を続けています。旅人との交流を大切にしたいというオーナー夫婦の思いから、対応はあえて対面式にしています。「県外や海外から泊まりに来るゲストと話す時間は、私たちにとって“旅”に出ている気分になれる素敵な時間です」とオーナー夫婦は言います。
4〜5人でも快適に過ごせる「omoya」
わたしが泊まったのは、大人数でも快適に過ごせる広々空間の「omoya」です。洗面台とトイレが2つずつあるので、混雑せずに過ごすことができました。


自然と人が集まるダイニングテーブル。時にはみんなで会話を楽しんだり、時には自分だけの時間を過ごしたりと、まるで自分の家にいるような感じで過ごすことができました。大人気だったのは、ダイニングテーブルの隣にあるマッサージチェア。みんなで交代をしながら、疲れたからだをほぐしました。そうそう。マッサージチェアの前に置いてある足置きが、なんとも愛くるしいんですよね。


寝室は、和室に布団を敷いて寝る部屋1つとベッドが置いてある部屋が2つありました。わたしは和室派なので、布団を敷いて寝ました。オーナー夫婦のおもてなしの心が伝わってくる、ふかふかした寝心地の良い布団でしたよ。


キッチンには、さまざまな調理器具が準備されているので、奄美大島の食材をスーパーで買って調理して食べるのも良さそう。わたし達は、朝食に黒糖を使用した食パンをいただきました。ドライグァバのブレンドの飲み物は、villa tumuguからのプレゼントです。オリジナルコーヒーも置いてありましたよ。
宿の近くに、お食事をするお店があるので、奄美大島ならではの料理を食べに行ってもよし。テイクアウトができるお店もあるので、宿でゆっくりと食べながら過ごすもよしです。
一人時間にぴったり!リゾート気分を味わえる空間「hanare」
今回、特別に「hanare」を見せていただきました。


なんとおしゃれな! 「omoya」とは、違った空間のお宿です。思わず「こんなお部屋に住んでみたい」と、妄想が広がりました(笑)内装だけでなく、家具それぞれにもオーナー夫婦のこだわりがギュギュッっと詰まっていました。宿の空間に合ったデザイン、そして、座り心地や手触りなどを考えて家具を選ばれたそうですよ。


宿内のあちらこちらに、「tumugu」のロゴが入ったアメニティグッズが置いてあります。バスタオルやフェイスタオルは、ホテル仕様のタオル素材を仕様しているので、手触りがふんわりしていて使い心地が最高でした。オリジナルグッズが置いてある宿、なんだか良いですね。
宿に置いてあるオリジナルグッズは、villa tumuguのサイトから購入することができます。このマグカップ、家にあったらオシャレですよね。

「hanare」には、このようなテラスがあります。この椅子に座って、のんびり読書なんてよさそうですねえ。リゾート気分で宿泊が楽しめちゃいます。洗濯機だけでなく乾燥機も宿内に設置されているので、長期間滞在にもおすすめです。観光目的ではなく、一日中宿のなかで過ごすのも楽しみ方のひとつです。
今回一緒に泊まりに行った人たちと、心もからだも癒された2泊3日を過ごすことができました。また、泊まりに行きたいな。
ホームページ
https://www.tumugu-amami.com
インスタグラム
https://www.instagram.com/villa_tumugu