奄美のすもも

毎年6月ごろになると奄美はすももの収穫最盛期を迎えます。
奄美で育てられているすももは本州で一般的に目にするすももとはちょっと違い「奄美プラム」と呼ばれたりもします。
花螺李(からり/がらり)という品種で、鮮やかな赤色の果肉が特徴です。
この品種は奄美大島大和村で日本一の生産量を誇り、奄美の特産品であると同時に奄美の人にとってとてもなじみ深い果物のひとつです。

完全に熟れて柔らかく甘くなった状態が好きという人もいれば、完熟前の少し固く甘酸っぱい状態が好きという人もいて家族内でさえ意見が分かれるほどです
すももフェスタ2025

毎年6月上旬ごろ、産地である大和村では”すももフェスタ”が行われます。
すももの販売の他、収穫体験、ステージ演奏などが催され出店も並ぶイベントです。
今年は2025年6月8日(日)に開催されました。
当日はLサイズ、2Lサイズのすももが合計1.3トンも用意されたのですが、なんと25分で完売しました!



私も列に並んでいたのですが、あと少しという所で完売…!
残念ながらすももは買えませんでしたが、大和まほろば館で通常販売しているすももソフトクリームを頂きました。


甘酸っぱくて美味しい!
例年大和村より案内がありますので来年のイベントは大和村公式サイトイベントページをご確認ください。
すもものアレンジレシピ

そのままでも美味しく割と日持ちもしますが、ジャムや酢漬けのアレンジも美味しく長く楽しめます。
今回はすもものコンポートのレシピをご紹介します。
すもものコンポート
コンポートとは果物をまるごともしくは大きめに切って薄い砂糖水で煮て作るヨーロッパの伝統的な保存方法です。
甘すぎないのでそのまま食べたり、ゼリーに加工したりと食の幅が広がります。
すもも500g
水400ml
白ワイン100ml
グラニュー糖120g
レモン果汁大さじ1

すももは半分に切って種を取り出します。
水、白ワイン、グラニュー糖を鍋へ入れ火にかけます。沸騰したら2分ほど白ワインのアルコールを飛ばします。

2分後すももを鍋に入れすぐ火からおろし、氷水で鍋ごと冷やします。

レモン果汁を加え、粗熱が取れたらそのまま冷蔵庫へ。一晩寝かせば完成です。
すももは皮ごと食べられます。
色がより一層鮮やかになりました!


そのまま頂いたり、ヨーグルトやアイスに添えても美味しいです
消毒した容器に入れて密閉すれば冷蔵庫で2週間ほど日持ちするそうです。
ぜひ今が旬の奄美プラムを試してみて下さいね。