土の中で育つ野菜、土の上(地中)育つ野菜と、野菜によって育ち方が変わってきます。また、花が咲いてから収穫するもの、花が咲く前に収穫するものがありますし、咲く花の形や色も違います。こちらの記事では、今まで取材に行った農家さんの育てている野菜の成長過程をご紹介します。ちょっとした豆知識になるかしれません。
にんじんの育ち方

にんじんは、土の中で育つ野菜です。お店で見るオレンジの部分が土の中で、頭から生えている葉っぱは地上に出ています。

収穫すると、このような姿になります。出荷をするために、頭から生えている葉っぱと、お尻から生えている尻尾をハサミで切ります。にんじんは、収穫するまでの過程では、花を咲かせません。緑の部分にある茎が伸び、花を咲かせることはできるのですが、花が咲くことで、実の部分が固くなるので出荷ができなくなります。
スナップエンドウの育ち方

スナップエンドウは、地上で花を咲かせた後に、実がなります。白い花の隣に、小さなスナップエンドウがあるかと思います。花が落ちると、このように小さなサヤが姿を現します。

すくすくとサヤが成長をし、サヤの中に実が入ります。
新玉ねぎの育ち方

新玉ねぎは、土の中で育ちます。緑のねぎの部分の成長とともに、実も大きくなります。ねぎの部分が成長をしすぎると、花を咲かせます。花が咲いた状態を「ねぎぼうず」と呼ぶのですが、ねぎぼうずができてしまうと栄養がとられてしまいます。新玉ねぎは、花が咲く前に収穫をします。

土の中から引き抜き、3日ほど干します(なるべく晴れた日)。乾燥をさせ、頭から生えている緑の部分と、お尻から生えているひげ部分をハサミで切って出荷します。
そら豆の育ち方

そら豆は、地上で育ちます。開花をしてから、サヤが徐々に膨らんでいきます。こちらが、そら豆の花なのですが、美しい!

友人の畑を見て、そら豆の育ち方を初めて知ったんです。スナップエンドウとは、まったく異なる育ち方に衝撃を受けました。「う……上に伸びている。しかも力強い」。なかなか面白いですよね。
ミディトマトの育ち方

小学生のときに、ミニトマトを育ててことがある人は多いはず。もちろん、わたしも鉢で育てましたよ。トマトは、地上で育ちます。

黄色の可愛い花を咲かせたあとに、実がなっていきます。
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5つの野菜の育ち方をご紹介しました。野菜を買うときに、「こうやって育ったのね」と思い出してもらえれば嬉しいです。野菜が、もっと身近なものに感じられるはずです。
投稿者プロフィール

- ヨガインストラクター×フリーライター
- ヨガインストラクター×ライター。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクターです。その人に合ったレッスン内容を心がけているので、老若男女問わずレッスンを受けていただいています。ヨガレッスンは、出張ヨガがメイン。趣味は、美味しいものを食べること。ライターとして鹿児島のいろいろなことをを発信していけたらと思います。
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